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公開番号2025017500
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120565
出願日2023-07-25
発明の名称印刷装置および印刷方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/19 20060101AFI20250130BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】迅速かつ良好に第1インクの脱気を行うことができる印刷装置を提供すること。
【解決手段】重合性化合物および顔料を含む第1インクを吐出する第1ノズルを有する第1ヘッドと、第1インクを貯留する第1インクタンクと、第1インクタンクから第1ヘッドに第1インクを供給する第1インク流路と、第1インク流路の途中に設けられ、第1インクを貯留する脱気タンクと、脱気タンク内の第1インクを排出し、再度脱気タンク内に戻す循環流路と、循環流路の途中に設けられ、第1インクを脱気する第1脱気モジュールと、循環流路に第1インクの流れを発生させる循環ポンプと、を備え、30g/分以上1000g/分以下の流量で、第1インクの循環回数が2回以上になるように循環流路で循環させて第1脱気モジュールで脱気した第1インクを第1ヘッドに供給することを特徴とする印刷装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
重合性化合物および顔料を含む第1インクを吐出する第1ノズルを有する第1ヘッドと、
前記第1インクを貯留する第1インクタンクと、
前記第1インクタンクから前記第1ヘッドに前記第1インクを供給する第1インク流路と、
前記第1インク流路の途中に設けられ、前記第1インクを貯留する脱気タンクと、
前記脱気タンク内の前記第1インクを排出し、再度前記脱気タンク内に戻す循環流路と、
前記循環流路の途中に設けられ、前記第1インクを脱気する第1脱気モジュールと、
前記循環流路に前記第1インクの流れを発生させる循環ポンプと、を備え、
30g/分以上1000g/分以下の流量で、前記第1インクの循環回数が2回以上になるように前記循環流路で循環させて前記第1脱気モジュールで脱気した前記第1インクを前記第1ヘッドに供給することを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
100g/分以上800g/分以下の流量で、前記第1インクの循環回数が2回以上になるように前記第1インクを前記循環流路で循環させる請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
30g/分以上1000g/分以下の流量で、前記第1インクの循環回数が3回以上になるように前記第1インクを前記循環流路で循環させる請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記顔料は、ブラック顔料またはホワイト顔料である請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記顔料は、カーボンブラックであり、前記第1インクにおける含有量が1.5重量%以上5.0重量%以下である請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記顔料は、二酸化チタンであり、前記第1インクにおける含有量が18重量%以上40重量%以下である請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記第1インクは、非水系インクジェット組成物である請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記第1脱気モジュールは、前記第1インクの不透過性を有し、通気性を有する中空糸膜と、前記中空糸膜を収納し、前記中空糸膜の内腔に連通する第1空間、および前記中空糸膜の外周部に連通する第2空間を形成するケーシングと、を有する請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記第1インク流路は、前記第1インクタンクから前記脱気タンクへの前記第1インクの供給量を調整する調整部を有する請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項10】
染料を含む第2インクを吐出する第2ノズルを有する第2ヘッドと、
前記第2インクを貯留する第2インクタンクと、
前記第2インクタンクから前記第2ヘッドに前記第2インクを供給する第2インク流路と、
前記第2インク流路の途中に設けられ、前記第2インクを脱気する第2脱気モジュールと、を備え、
前記第2脱気モジュールで脱気した前記第2インクを前記第2ヘッドに供給する請求項1または2に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置および印刷方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に示すように、記録媒体上にインクを付与して印刷する印刷装置が用いられている。特許文献1に記載の印刷装置は、インクを吐出するノズルを有するヘッドと、インクを貯留する貯留部と、ノズルと貯留部とを接続するインク流路と、インク流路の途中に設けられ、インクの脱気を行う脱気モジュールと、を備える。貯留部から排出されたインクは、脱気モジュールにて脱気され、すなわち気泡が除去され、ヘッドに供給される。これにより、脱気されたインクを用いて印刷を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2015/125542号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されている印刷装置は、用いるインクの種類によっては、脱気モジュールにおける脱気が不十分となる。その結果、ノズル抜けが生じ、印刷精度が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の印刷装置は、重合性化合物および顔料を含む第1インクを吐出する第1ノズルを有する第1ヘッドと、
前記第1インクを貯留する第1インクタンクと、
前記第1インクタンクから前記第1ヘッドに前記第1インクを供給する第1インク流路と、
前記第1インク流路の途中に設けられ、前記第1インクを貯留する脱気タンクと、
前記脱気タンク内の前記第1インクを排出し、再度前記脱気タンク内に戻す循環流路と、
前記循環流路の途中に設けられ、前記第1インクを脱気する第1脱気モジュールと、
前記循環流路に前記第1インクの流れを発生させる循環ポンプと、を備え、
30g/分以上1000g/分以下の流量で、前記第1インクの循環回数が2回以上になるように前記循環流路で循環させて前記第1脱気モジュールで脱気した前記第1インクを前記第1ヘッドに供給する。
【0006】
本発明の印刷方法は、重合性化合物および顔料を含む第1インクを吐出する第1ノズルを有する第1ヘッドと、
前記第1インクを貯留する第1インクタンクと、
前記第1インクタンクから前記第1ヘッドに前記第1インクを供給する第1インク流路と、
前記第1インク流路の途中に設けられ、前記第1インクを貯留する脱気タンクと、
前記脱気タンク内の前記第1インクを排出し、再度前記脱気タンク内に戻す循環流路と、
前記循環流路の途中に設けられ、前記第1インクを脱気する第1脱気モジュールと、
前記循環流路に前記第1インクの流れを発生させる循環ポンプと、を備える印刷装置を用いて印刷を行う印刷方法であって、
30g/分以上1000g/分以下の流量で、前記第1インクの循環回数が2回以上になるように前記循環流路で循環させて前記第1脱気モジュールで脱気した前記第1インクを前記第1ヘッドに供給する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明の印刷装置の実施形態にかかる概略図である。
図2は、図1に示すインクカートリッジと第1ノズルとを接続する流路およびその周辺部の概略図である。
図3は、図1に示すインクカートリッジと第2ノズルとを接続する流路およびその周辺部の概略図である。
図4は、図1に示す印刷装置が備える第1脱気モジュールの断面図である。
図5は、本発明の実施例1~20および比較例1~16に用いるインクの組成をまとめて示す表である。
図6は、本発明の実施例1~20の結果をまとめて示す表である。
図7は、本発明の比較例1~16の結果をまとめて示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の印刷装置および印刷方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0009】
<第1実施形態>
図1は、本発明の印刷装置の実施形態にかかる概略図である。図2は、図1に示すインクカートリッジと第1ノズルとを接続する流路およびその周辺部の概略図である。図3は、図1に示すインクカートリッジと第2ノズルとを接続する流路およびその周辺部の概略図である。図4は、図1に示す印刷装置が備える第1脱気モジュールの断面図である。
【0010】
なお、図1、図2および図3では、インクが向かう方向を矢印で示しており、矢印が指す方向を「下流側」とも言い、その反対側を「上流側」とも言う。
(【0011】以降は省略されています)

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