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公開番号2025015425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024085847
出願日2024-05-27
発明の名称食品洗浄機およびマイクロバブル噴流生成器
出願人株式会社タイガーカワシマ
代理人個人
主分類A23N 12/02 20060101AFI20250123BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】被洗浄食品を効果的に洗浄することが可能な食品洗浄機を提供する。
【解決手段】食品洗浄機は、洗浄水を貯めて食品を洗浄する洗浄水槽1と、被洗浄食品に対してマイクロバブルを含む噴流水を噴射する複数のエジェクタ10と、各エジェクタにエアが混入したエア混入水を圧送する吐出用ポンプ20と、吐出用ポンプの吸込配管からのエアの吸入量を調整する吸気調整弁24Aとを備え、エジェクタは、マイクロバブルを含む噴流水を噴射させる中空短管状のノズル本体と、ノズル本体内に形成された吐出用ポンプからの水を吐出する絞り部と、絞り部と噴射口との間に位置して洗浄水槽内の水を取り入れる開口部とを備える。当該食品洗浄機において、吐出用ポンプによって各エジェクタからエア混入水を絞り部を通して噴射することにより、エア混入水に混入したエアをマイクロバブル化しつつ絞り部によるベンチュリー効果によって噴流水として噴射する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
洗浄水を貯めて食品を洗浄する洗浄水槽と、
前記洗浄水槽内の被洗浄食品に対してマイクロバブルを含む噴流水を噴射する複数のエジェクタと、
前記各エジェクタにエアが混入したエア混入水を圧送する吐出用ポンプと、
前記吐出用ポンプの吸込配管からのエアの吸入量を調整する吸気調整弁と、
を備えた食品洗浄機であって、
前記エジェクタは、
端部がマイクロバブルを含む噴流水を噴射させる噴射口として解放された中空短管状のノズル本体と、
前記ノズル本体内に形成された前記吐出用ポンプからの水を吐出する絞り部と、
前記絞り部と前記噴射口との間に位置して洗浄水槽内の水を取り入れる開口部と
を備えており、
前記吐出用ポンプによって、前記各エジェクタから前記エア混入水を、前記絞り部を通して噴射することにより、前記エア混入水に混入したエアをマイクロバブル化しつつ前記絞り部によるベンチュリー効果によって噴流水として噴射することを特徴とする食品洗浄機。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記エアの吸入量は、前記吐出用ポンプの吐出量の5%以下であることを特徴とする請求項1に記載の食品洗浄機。
【請求項3】
前記吐出用ポンプには前記洗浄水槽内の水と清浄水とが供給されるように、前記洗浄水槽から前記吐出用ポンプに至る管路に清浄水を供給する清浄水配管路が接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の食品洗浄機。
【請求項4】
前記各エジェクタから0.1MPa~1MPaの圧力で低圧曝気噴流水を噴射することを特徴とする請求項1または2に記載の食品洗浄機。
【請求項5】
前記複数のエジェクタは、前記洗浄水槽の対向する両側壁面に位置して互いに対面して千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の食品洗浄機。
【請求項6】
前記複数のエジェクタを、前記洗浄水槽の対向する両側壁面に位置して互いに対面して千鳥状に配置するのに加え、被洗浄食品の供給側に位置して排出側に向けて配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の食品洗浄機。
【請求項7】
被洗浄食品が水に浮かぶ食品用の食品洗浄機であり、前記エジェクタが洗浄水槽内の洗浄水の水面よりやや下方に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の食品洗浄機。
【請求項8】
被洗浄食品が水に沈む食品用の食品洗浄機であり、前記エジェクタが洗浄水槽内の底部寄りに配列されるとともに、少なくとも、洗浄水槽内に位置して前記洗浄水槽の排出側に食品搬送用コンベアを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の食品洗浄機。
【請求項9】
前記洗浄水槽の内壁に上下多段のエジェクタを配列するとともに、少なくとも、前記洗浄水槽の排出側に食品搬送用コンベアを備え、被洗浄食品の比重によって上下多段の何れかのエジェクタからマイクロバブルを含む噴流水を噴射させるような切換制御を可能とする請求項1または2に記載の食品洗浄機。
【請求項10】
前記上下多段のエジェクタが上下において千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の食品洗浄機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば野菜や青果などの食品に付着する異物を洗い流すために用いられる食品洗浄機および当該食品洗浄機に用いられるマイクロバブル噴流生成器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、野菜や果実物等を水洗いして洗浄する食品洗浄機として、従来から洗浄水を貯める洗浄水槽内に洗浄対象を収容し、洗浄水槽に取り付けた噴射装置によって洗浄水と共に気泡を同時に噴射させることによって気泡を含んだジエット水流(以下、曝気噴流水という)を発生させ、被洗浄食品に付着するごみなどの異物を除去する食品洗浄機が知られている。
【0003】
このような曝気噴流水を噴射して洗浄する食品洗浄機として、例えば特許文献1に示す食品洗浄機は、洗浄水槽と濾過水槽を備え、濾過水槽に設けた循環ポンプと洗浄水槽の底部室との間に圧力水管を配管させ、圧力水管の途中に曝気用泡発生装置が設けられている。この曝気用泡発生装置は、噴射ノズルを取り付けた上流側円板と、絞り部を取り付けた下流側円板とを空気取り込み口を保持して対向接続させ、循環ポンプから送られる循環水を噴射ノズルから絞り部内に向けて噴射させた水の勢いにより空気取り込み口から空気を取り込んで洗浄水槽の底部から被洗浄食品に向けて曝気噴流水を噴射している。
【0004】
また、特許文献2に示す食品洗浄機における曝気用泡発生装置は、水道管からの水道水(洗浄水)を圧送する高圧ポンプと、この高圧ポンプと接続して洗浄水槽の側壁下部に取り付けられた高圧エジェクタとから成り、高圧エジェクタは、絞り部と、この絞り部と水槽内に開口する循環水吸入口と、外気に開放する空気吸入管を有する空気吸入口とを備え、高圧ポンプによって生成された高圧水が絞り部を通過する際のベンチュリー効果によって空気取り込み口から空気を取り込むとともに、循環水吸入口から洗浄水槽内の水を取り込み、これを曝気噴流水として洗浄対象に噴射している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-152084号公報
特開平8-257432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、各特許文献に開示されているような曝気噴流水を洗浄対象に噴射するタイプの食品洗浄機が適さない洗浄対象も存在する。一例として、表面にぬめりのある魚介類等を、曝気噴流水を噴射するタイプの食品洗浄機で洗浄すると、水槽内に大量の泡が発生し、設置スペースを汚染してしまい好ましくない。
【0007】
ところで、昨今、1μm~100μmのバブル径を有するマイクロバブルが、高い洗浄効果や浄化効果を持つものとして注目されている。また、マイクロバブルを含む水には食品の鮮度を保持する効果や食味を向上する効果があるとされている。マイクロバブルを含む噴流水を噴射する食品洗浄機を実現できれば、曝気噴流水での洗浄が適さない洗浄対象に対する新たな洗浄手法の選択肢を提供することができ、また被洗浄食品に鮮度や食味の付加価値を付けることが期待できる。
【0008】
しかし、マイクロバブルを含む噴流水を噴射する食品洗浄機を実現することは容易でない。単に既存のマイクロバブル発生装置を従来の食品洗浄機に組み合わせたのでは、装置が複雑化し高コスト化したり、十分な水流が得られなかったりといった問題が生じる。また、十分な水流を得るために、マイクロバルブが含まれた水槽内に曝気噴流水を噴射すると、曝気噴流水に含まれる大きな泡にマイクロバブルが吸収されてしまいマイクロバブルを含んだ水流での洗浄を実現できない。
【0009】
本発明は、上記課題に着目して成されたものであり、マイクロバブルを含む噴流水によって被洗浄食品を効果的に洗浄することが可能な食品洗浄機、およびマイクロバブル噴流生成器、を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決すべく、本発明の実施形態に係る食品洗浄機は、洗浄水を貯めて食品を洗浄する洗浄水槽と、洗浄水槽内の被洗浄食品に対してマイクロバブルを含む噴流水を噴射する複数のエジェクタと、各エジェクタに気体(以下、エアという)が混入したエア混入水を圧送する吐出用ポンプと、吐出用ポンプの吸込配管からのエアの吸入量を調整する吸気調整弁と、を備える。エジェクタは、端部がマイクロバブルを含む噴流水を噴射させる噴射口として解放された中空短管状のノズル本体と、ノズル本体内に形成された吐出用ポンプからの水を吐出する絞り部と、絞り部と噴射口との間に位置して洗浄水槽内の水を取り入れる開口部とを備える。そして、当該食品洗浄機において、吐出用ポンプによって、各エジェクタからエア混入水を絞り部を通して噴射することにより、エア混入水に混入したエアをマイクロバブル化しつつ絞り部によるベンチュリー効果によって噴流水として噴射する。エアの吸入量は、前記吐出用ポンプの吐出量の5%以下とするとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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