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公開番号2024178712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023097068
出願日2023-06-13
発明の名称消泡剤
出願人サンノプコ株式会社
代理人個人
主分類A23L 29/10 20160101AFI20241218BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】起泡性が高い発泡液に対しても優れた消泡性が得られる消泡剤を提供することである。
【解決手段】動植物油(A)、石油ワックス及び合成ワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種のワックス(B)、ソルビタン脂肪酸エステル(C)及びポリグリセリン脂肪酸エステル(D)を含むことを特徴とする消泡剤を用いる。動植物油(A)、石油ワックス及び合成ワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種のワックス(B)、ソルビタン脂肪酸エステル(C)及びポリグリセリン脂肪酸エステル(D)の重量に基づいて、動植物油(A)の含有量が10~85重量%、石油ワックス及び合成ワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種のワックス(B)の含有量が0.5~15重量%、ソルビタン脂肪酸エステル(C)の含有量が10~70重量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル(D)の含有量が0.3~12重量%であることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
動植物油(A)、石油ワックス及び合成ワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種のワックス(B)、ソルビタン脂肪酸エステル(C)及びポリグリセリン脂肪酸エステル(D)を含むことを特徴とする消泡剤。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
動植物油(A)、石油ワックス及び合成ワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種のワックス(B)、ソルビタン脂肪酸エステル(C)及びポリグリセリン脂肪酸エステル(D)の重量に基づいて、動植物油(A)の含有量が10~85重量%、石油ワックス及び合成ワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種のワックス(B)の含有量が0.5~15重量%、ソルビタン脂肪酸エステル(C)の含有量が10~70重量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル(D)の含有量が0.3~12重量%である請求項1に記載の消泡剤。
【請求項3】
洗浄工程、加工工程、成形工程及び充填工程からなる群より選ばれる少なくとも1種の食品製造工程において、請求項1又は2に記載の消泡剤を食品原料、洗浄液及び/又は食品中間体に添加することを特徴とする食品の製造方法。
【請求項4】
工業原料、食品原料及び医薬原料からなる群より選ばれる少なくとも1種の発酵産生物を生産する発酵工程において、請求項1又は2に記載の消泡剤を発酵液に添加して発酵させることを特徴とする発酵産生物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は消泡剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
「油脂、多価アルコール脂肪酸エステル、大豆リン脂質および天然ロウの中から選ばれる1種又は2種以上の脂質10部と、無機物質0.5ないし300部とから成る組成物において、1種又は2種以上の脂質が脂質分解酵素により加水分解処理されていることを特徴とする、食品、飼料製造用あるいは発酵工業用の消泡剤組成物」が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭63-28412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の消泡剤では、十分な消泡性が得られないという問題がある。
本発明の目的は、起泡性が高い発泡液に対しても優れた消泡性が得られる消泡剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の特徴は、動植物油(A)、石油ワックス及び合成ワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種のワックス(B)、ソルビタン脂肪酸エステル(C)及びポリグリセリン脂肪酸エステル(D)を含む点を要旨とする。
【0006】
本発明の食品の製造方法の特徴は、洗浄工程、加工(切断、粉砕、混合、煮沸及び/又は加熱等)工程、成形工程及び充填工程からなる群より選ばれる少なくとも1種の食品製造工程において、上記に記載の消泡剤を食品原料、洗浄液及び/又は食品中間体に添加する点を特徴とする。
【0007】
本発明の発酵産生物の製造方法の特徴は、工業原料、食品原料及び医薬原料からなる群より選ばれる少なくとも1種の発酵産生物を生産する発酵工程において、上記の消泡剤を発酵液に添加して発酵させる点を要旨とする。
【0008】
動植物油(A)としては、動植物から得られる油であれば制限がなく、植物油(菜種油、大豆油、コーン油、パーム油、ヤシ油、べに花油、オリーブ油、こめ油、ごま油、アマニ油、ひまし油、綿実油、ひまわり油、落花生油及び荏胡麻油等)及び動物油(牛脂、豚油、羊油、鯨油及び魚油等)が挙げられる。これらのうち、消泡性の観点から植物油が好ましく、異なる種類の動植物油(A)を混合して使用してもよい。
【0009】
動植物油(A)の融点(℃)としては、-25~30が好ましく、さらに好ましくは-20~15、特に好ましくは-17~0である。
融点(℃)は、JIS K0064-1992に準拠して測定される値である(以下同様である。)。すなわち、試料を毛管に充填し、予想した融点より約10℃低い温度まで徐々に昇温又は冷却させたのち、温度が1分間に約3℃上昇するように加熱する。予想した融点より約5℃低い温度となった後,1分間に約1℃上昇するように加熱を続ける。試料が毛管内で溶融して固体を認めなくなったときの温度を読み取り融点とする。
【0010】
石油ワックス及び合成ワックスからなる群より選ばれる少なくとも1種のワックス(B)のうち石油ワックスとしては、パラフィンワックス及びマイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。また、合成ワックスとしては、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス及び酸変性ポリエチレンワックス等が挙げられる。これらのうち、消泡性の観点からパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックスが好ましく、異なる種類のワックス(B)を混合して使用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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