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公開番号2025071968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182425
出願日2023-10-24
発明の名称麺類用品質改良剤
出願人理研ビタミン株式会社
代理人
主分類A23L 7/109 20160101AFI20250430BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】麺線の表面に付着させて用いる麺類用品質改良剤であって、麺線のほぐれ性の改良効果に優れ、かつ、食感への影響の少ない麺類用品質改良剤を提供する。
【解決手段】(a)β-アミラーゼ及び(b)増粘多糖類を含有する麺類用品質改良剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)β-アミラーゼ及び(b)増粘多糖類を含有する麺類用品質改良剤。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
(b)増粘多糖類が、大豆多糖類、アラビアガム、ガティガム、タマリンドシードガム、プルラン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びカルボキシメチルセルロースからなる群から選択される一種類以上である請求項1に記載の麺類用品質改良剤。
【請求項3】
麺線の表面に(a)β-アミラーゼ及び(b)増粘多糖類を含有する水分散液を付着させる工程を含む麺類の製造方法。
【請求項4】
麺線の表面に(a)β-アミラーゼ及び(b)増粘多糖類を含有する水分散液を付着させる麺線のほぐれ性の改良方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、麺線の表面に付着させて用いる麺類用品質改良剤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
茹で麺や蒸し麺等の麺類は、製造後、麺線表面の糊化された澱粉の粘着性により麺線が互いに結着し、遂には麺線全体が塊状に固結し、ほぐれ性が損なわれるという問題がある。
【0003】
このような問題を解決するための方法としては、製麺及び加熱処理後、麺線の表面に酵素を付着させる方法が知られており、特にほぐれ性の改良効果の高い酵素として、従来よりα-アミラーゼが用いられてきた。
【0004】
麺線の表面にα-アミラーゼを付着させて麺線のほぐれ性を改良する技術としては、製麺された生麺を熱水で茹でた後、α-アミラーゼ0.01-5重量%を有効成分として含有する冷却水で冷却することを特徴とする茹で麺の製造方法(特許文献1)、α化した麺類の表面に、麹菌由来のα-アミラーゼを、該麺類乾物1kg当たり0.008~0.015unit付着させることを特徴とする調理麺の製造方法(特許文献2)、麺類を、加熱工程において、α-アミラーゼにより処理することを含む、ほぐれ性が改善された調理麺類の製造方法(特許文献3)等が開示されている。
【0005】
しかし、α-アミラーゼは麺線のほぐれ性の改良効果は高いものの、麺線の食感に悪影響を与えてしまうという問題があった。このため、麺線のほぐれ性の改良効果に優れ、かつ、食感への影響の少ない麺類用品質改良剤が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平7-123944号公報
特開2000-106836号公報
特開2021-129523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、麺線の表面に付着させて用いる麺類用品質改良剤であって、麺線のほぐれ性の改良効果に優れ、かつ、食感への影響の少ない麺類用品質改良剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題に対して鋭意検討を行った結果、β-アミラーゼを増粘多糖類と組み合わせることにより、α-アミラーゼと同等のほぐれ性の改良効果を奏しながらも、食感への影響が少ないことを見出し、この知見に基づいて本発明を成すに至った。
【0009】
即ち、本発明は、下記(1)~(4)からなっている。
(1)(a)β-アミラーゼ及び(b)増粘多糖類を含有する麺類用品質改良剤。
(2)(b)増粘多糖類が、大豆多糖類、アラビアガム、ガティガム、タマリンドシードガム、プルラン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びカルボキシメチルセルロースからなる群から選択される一種類以上である上記(1)に記載の麺類用品質改良剤。
(3)麺線の表面に(a)β-アミラーゼ及び(b)増粘多糖類を含有する水分散液を付着させる工程を含む麺類の製造方法。
(4)麺線の表面に(a)β-アミラーゼ及び(b)増粘多糖類を含有する水分散液を付着させる麺線のほぐれ性の改良方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明の麺類用品質改良剤は、麺線の表面に付着させて使用することにより、麺線の食感を損なうことなく、該麺線に良好なほぐれ性を付与することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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