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公開番号
2025130098
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027034
出願日
2024-02-27
発明の名称
油脂含有造粒顆粒
出願人
池田食研株式会社
代理人
主分類
A23L
5/00 20160101AFI20250901BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 本発明は、魚卵様食品にも利用可能な造粒顆粒及びその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒に油脂を含浸させる工程、及び調味組成物で被覆する工程を含むことで、調味組成物で被覆された油脂含有造粒顆粒を得られることを見出し、本発明を完成した。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒100重量部に対し、調味組成物を1~100重量部、油脂を0.2~40重量部含む造粒顆粒であって、造粒顆粒中の水分含量が10重量%以下である、造粒顆粒。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒が、油脂を含浸し、調味組成物で被覆された顆粒である、請求項1記載の造粒顆粒。
【請求項3】
造粒顆粒が魚卵様食品用である、請求項1又は2記載の造粒顆粒。
【請求項4】
請求項1又は2記載の造粒顆粒が、α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒100重量部に対し、多価不飽和脂肪酸を0.02~10重量部含む、魚卵様食品。
【請求項5】
請求項4記載の魚卵様食品を含む、食品。
【請求項6】
請求項4記載の魚卵様食品を、保形剤で魚卵塊状に成形してなる、魚卵塊様食品。
【請求項7】
α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒に油脂を含浸させる工程、及び調味組成物で被覆する工程を含み、調味組成物で被覆された油脂含有造粒顆粒を得ることを特徴とする、造粒顆粒の製造方法。
【請求項8】
α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒100重量部に対し、調味組成物を1~100重量部含む被覆層とすることを特徴とする、請求項7記載の造粒顆粒の製造方法。
【請求項9】
α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒100重量部に対し、油脂を0.2~40重量部含浸させることを特徴とする、請求項7又は8記載の造粒顆粒の製造方法。
【請求項10】
造粒顆粒が魚卵様食品用である、請求項7又は8記載の造粒顆粒の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油脂を含む造粒顆粒、該顆粒を使用した魚卵様食品及び魚卵塊様食品、並びにそれらの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
澱粉顆粒等を使用した、顆粒状の各種食品が知られており、代替食品等に使用されている。中でも魚卵は、独特の風味と食感で人気のある食材の一つであり、一部の魚卵は高級な食材としても扱われているが、昨今、環境保全を目的とした漁獲量の制限等でその供給量は年々減少していることから、代替品の検討が行われている。
【0003】
特許文献1には、α型澱粉顆粒100重量部が、8.1~30重量%の塩分濃度であって20~80重量%の水分の調味液100~500重量部を含浸している魚介類の卵様具材であって、水分活性が0.55~0.94である、タラコ、カズノコ、トビコ、シシャモ子、キャビア又はブリコ様具材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7373182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、魚卵様食品にも利用可能な造粒顆粒及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明者らは、α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒に油脂を含浸させる工程、及び調味組成物で被覆する工程を含むことで、調味組成物で被覆された油脂含有造粒顆粒を得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、以下の[1]~[12]の構成からなる。
[1]α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒100重量部に対し、調味組成物を1~100重量部、油脂を0.2~40重量部含む造粒顆粒であって、造粒顆粒中の水分含量が10重量%以下である、造粒顆粒。
[2]α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒が、油脂を含浸し、調味組成物で被覆された顆粒である、[1]記載の造粒顆粒。
[3]造粒顆粒が魚卵様食品用である、[1]又は[2]記載の造粒顆粒。
[4][1]~[3]の何れかに記載の造粒顆粒が、α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒100重量部に対し、多価不飽和脂肪酸を0.02~10重量部含む、魚卵様食品。
[5][4]記載の魚卵様食品を含む、食品。
[6][4]記載の魚卵様食品を、保形剤で魚卵塊状に成形してなる、魚卵塊様食品。
[7]α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒に油脂を含浸させる工程、及び調味組成物で被覆する工程を含み、調味組成物で被覆された油脂含有造粒顆粒を得ることを特徴とする、造粒顆粒の製造方法。
[8]α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒100重量部に対し、調味組成物を1~100重量部含む被覆層とすることを特徴とする、[7]記載の造粒顆粒の製造方法。
[9]α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒100重量部に対し、油脂を0.2~40重量部含浸させることを特徴とする、[7]又は[8]記載の造粒顆粒の製造方法。
[10]造粒顆粒が魚卵様食品用である、[7]~[9]の何れかに記載の造粒顆粒の製造方法。
[11][7]~[10]の何れかに記載の造粒顆粒の製造方法において、α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒100重量部に対し、多価不飽和脂肪酸を0.02~10重量部含ませる工程を含む、魚卵様食品の製造方法。
[12][4]記載の魚卵様食品を、保形剤で魚卵塊状に成形する工程を含む、魚卵塊様食品の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の造粒顆粒は、油脂を含有できると共に、任意の味が付与でき、また、魚卵代替品である魚卵様食品として十分に使用できる価値がある。また、基材に澱粉顆粒又はタンパク質顆粒を使うことで、アレルギー罹患者向けの食品や非動物性食品としても提供が可能である。また、本物の魚介類の卵に比べ低コストで製造できること等により、多くの製品への使用が可能になり、コスト等の理由により限定的だった魚介類の卵入り食品の種類を拡大させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の造粒顆粒は、α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒が、調味組成物及び油脂を含む造粒顆粒であって、α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒が油脂を含浸しているのが好ましく、また、α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒が調味組成物で被覆された顆粒であるのが好ましく、さらに乳化剤で被覆された顆粒であるのがより好ましく、水分含量が10重量%以下、好ましくは8重量%以下、より好ましくは6重量%以下、さらに好ましくは5重量%以下である。α型澱粉顆粒又は熱変性タンパク質顆粒100重量部に対して、調味組成物を固形分として1~100重量部含むのが好ましく、2~80重量部含むのがより好ましく、3~50重量部含むのがさらに好ましく、油脂を0.2~40重量部含むのが好ましく、0.3~30重量部含むのがより好ましく、0.4~20重量部含むのがさらに好ましく、魚卵様食品用として利用できる。さらに色素、保存料等を含んでいてもよい。
【0010】
本発明に記載のα型澱粉顆粒は、澱粉を原料として加熱工程を経て製造されたα型澱粉顆粒であれば特に限定されず、澱粉は、米澱粉、小麦澱粉、コーンスターチ等の穀類由来、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、葛澱粉、タピオカ澱粉等の根茎類由来、ソラマメ澱粉、緑豆澱粉、小豆澱粉、エンドウ澱粉等の豆由来の澱粉が例示でき、それらの群から選ばれる1種以上を使用することができ、市販品の澱粉顆粒を利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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