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公開番号
2025075947
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187489
出願日
2023-11-01
発明の名称
家畜の感染防止方法
出願人
株式会社オメガ
,
個人
代理人
主分類
A23K
10/00 20160101AFI20250508BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】ワクチン接種に頼らずに鳥インフルエンザなどからの感染に対処できる家畜の感染防止方法を提供しようとするもの。
【解決手段】給餌時に、餌と共に殺菌性を有する飲料水を与えるようにした。この家畜の感染防止方法では、給餌時に、餌と共に殺菌性を有する飲料水を与えるようにしたので、感染源としてウイルスが餌に混入していたとしても、共に与える殺菌性を有する飲料水により感染性ウイルスを口腔内殺菌することができ、家畜の感染の伝播や拡大を抑制し防止することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
給餌時に、餌と共に殺菌性を有する飲料水を与えるようにしたことを特徴とする家畜の感染防止方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、鳥インフルエンザウイルスなどからの家畜の感染防止方法に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鳥インフルエンザウイルスH5亜型に対する免疫原性組成物に関する提案があった(特許文献1)。
すなわち、鳥インフルエンザウイルス(AIV)は、A型インフルエンザウイルスのタイプに属し、世界中で野生の水鳥の間で自然に発生し、哺乳動物を含めて、家禽類およびその他の鳥に感染し得る。A型インフルエンザウイルスは、ヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)というウイルスの表面上の2つのタンパク質に基づいて亜型に区分される。18種のHA亜型および11種のNA亜型が知られている。HAタンパク質とNAタンパク質の多くの異なる組合せが可能である。例えば、「H5N1ウイルス」は、ウイルスがHA亜型5およびNA亜型1を有することを意味する。
H5ウイルスの9種の亜型(H5N1、H5N2、H5N3、H5N4、H5N5、H5N6、H5N7、H5N8およびH5N9と呼ばれる)が知られている。野鳥および家禽において世界中で同定されているほとんどのH5ウイルスは低病原性鳥インフルエンザウイルスであるが、一部のH5含有ウイルスは高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)ウイルスに属する。H5Nxウイルスは急速に進化し、異なるH5系統間での進化的関係を明らかにする異なるクレード間での相当多様な抗原変異をもたらす。家禽がHPAIウイルスに感染すると、高い死亡率の重病を引き起こし得る。
地域的流行性H5Nxウイルスを有する国々では、この病気を制御するためにワクチン接種が使用されている。ほとんどの一般的なAIVワクチンは、全ウイルスの不活化および適切なアジュバントによる乳化によって調製される不活化全ウイルスを含有するワクチン(不活化ワクチン)である。しかしながら、不活化ワクチンは異なるクレードに対する広範な防御を提供することができない。AIVが急速に進化するために、人々は異なるクレードに対する新たなワクチンを絶えず開発しなければならない。さらに、不活化ワクチンの製造には大量の生きたAIVが必要であるので、バイオセイフティーが深刻な問題となる、というものである。
これに対し、ワクチン接種に頼らずに鳥インフルエンザなどからの感染に対処したいという要望があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-512881
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこでこの発明は、ワクチン接種に頼らずに鳥インフルエンザなどからの感染に対処できる家畜の感染防止方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
この家畜の感染防止方法は、給餌時に、餌と共に殺菌性を有する飲料水を与えるようにしたことを特徴とする。
この家畜の感染防止方法では、給餌時に、餌と共に殺菌性を有する飲料水を与えるようにしたので、感染源としてウイルスが餌に混入していたとしても、共に与える殺菌性を有する飲料水により感染性ウイルスを口腔内殺菌することができ、家畜の感染の伝播や拡大を抑制し防止することができる。
【0006】
すなわち、餌と飲料水とが口の中に入って、口中で分散した餌と殺菌水とが一体的に混ざり合って殺菌作用を発揮し、家畜の体内に摂取される前の段階の口腔内で除菌を行うことができる。
鶏は餌を食べる際に交互に水を飲む習性があるのに着眼し、同時に飲む飲料水に殺菌作用を持たせ、仮に餌が感染性ウイルスで汚染されても、前記ウイルスを鶏の口腔内で殺菌して無力化する。
【0007】
そして、ワクチン(薬剤)の投与によって家畜の体を汚染(食する人体への副作用や悪影響が懸念される)することなく、日常的な飼育の中で自然な形で感染防止を展開し達成することができる。
また、鳥インフルエンザに感染した野鳥が飛来し鶏舎にやってきて、共用の鶏用の餌桶(おけ)から給餌しまた飲料水樋(とい)から給水することにより、餌や飲料水がウイルスで汚染されて感染が広がっていくことが考えられるが、この飲料水に殺菌性を付与しておくことによって外部からの感染を抑止することができる。
【0008】
家畜として、鶏、鳥(家禽)、牛、豚などを例示することができる。
感染する家畜の病気として、鳥インフルエンザ、豚インフルエンザ、狂牛病(BSE)、口蹄疫などを例示することができる。
前記殺菌性を有する飲料水(例えば、残留塩素濃度が1~5%)として、次亜塩素酸ソーダ含有水や電解水(次亜塩素ソーダ水や食塩水を電気分解する)、酸素ラジカル含有水(オゾン含有水に紫外線(2537Å、1849Å)を照射したり、電気分解したりして生成させる)を例示することができる。
【0009】
残留塩素濃度が1~5%の飲料水を家畜に供しても、餌の有機物との反応後には有効塩素の活性度は激減し、家畜の生体への悪影響は殆どないものと考えられる。
【0010】
ここで、鶏の餌(ふすま、とうもろこし、大麦、小麦、米、米ぬか、大豆、油かす)をすり潰したものを、鳥インフルエンザのウイルスで汚染した後、残留塩素濃度2~4ppmの次亜塩素ソーダ水の流水で5秒間洗浄し、洗浄後の餌(検体)を培地に移し、48時間静置培養して菌の増殖の有無を判定することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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