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公開番号2025004305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023103897
出願日2023-06-26
発明の名称焙煎器
出願人株式会社発明工房
代理人個人
主分類A23N 12/08 20060101AFI20250107BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】焙煎時に、薄皮(チャフ)の飛散を低減できる焙煎器を提供することである。
【解決手段】本発明に係る焙煎器は、上面に第1開口部を有し、第1方向に延伸する筒状の本体部と、本体部の後面に取り付けられた取手部と、第1開口部を覆う蓋部と、本体部の内側に着脱可能に装着され、蓋部を載置するための蓋設置部を有する蓋支持部材とを備える。本体部の底面には、第1方向に略直線状に延伸する凸形状の本体突起部が設けられている。また、蓋設置部の側面には、第1方向に延伸するガイド溝が設けられており、取手部を第1方向に振ることにより、蓋部が当該ガイド溝に案内されて第1方向にスライドし、第1開口部の開閉を行うように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上面に第1開口部を有し、第1方向に延伸する筒状の本体部と、
前記本体部の後面に取り付けられた取手部と、
前記第1開口部を覆う蓋部と、
前記本体部の内側に着脱可能に装着され、前記蓋部を載置するための蓋設置部を有する蓋支持部材と、を備え、
前記本体部の底面には、前記第1方向に略直線状に延伸する凸形状の本体突起部が設けられており、
前記蓋支持部材の前記蓋設置部には、前記第1開口部に対応する位置に設けられた第2開口部が形成されていると共に、前記蓋設置部の側面には、前記第1方向に延伸するガイド溝が設けられており、
前記取手部を前記第1方向に振ることにより、前記蓋部が当該ガイド溝に案内されて前記第1方向にスライドし、前記第1開口部の開閉を行うように構成されていることを特徴とする焙煎器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記蓋支持部材の前記蓋設置部には、前記蓋部を押圧する蓋押部が形成されており、
前記蓋部が前記蓋押部により押圧されることにより、前記第1開口部を閉じた位置又は開いた位置で保持されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の焙煎器。
【請求項3】
前記蓋押部は、前記蓋設置部の表面に設けられた凸形状の突起部、または板状の弾性部材から成ることを特徴とする請求項2に記載の焙煎器。
【請求項4】
前記蓋支持部材は、前記蓋設置部の両側に設けられ、前記本体部の内面に沿って勘合される側面固定部を有し、
前記側面固定部の端部には、前記側面固定部の端部から延伸方向に湾曲した形状を有するチャフ溜を有することを特徴とする請求項1に記載の焙煎器。
【請求項5】
前記蓋部の移動をロックするためのロックピンを有するロック機構を更に備え、
前記蓋部は、前記ロックピンが嵌る凹形状のピン受部を有し、
前記蓋部が開の状態を維持しながら前記本体部を反転させたときに、前記ロックピンが、下方に落下し、前記蓋部に設けられた前記ピン受部に嵌り、前記蓋部がロックされるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の焙煎器。
【請求項6】
前記本体部の底面に設けられた前記本体突起部が、前記本体部の互いに対向する側面部から中央部に向かう延伸方向に湾曲した湾曲部を有し、
前記湾曲部は、湾曲しながら互いに接するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の焙煎器。
【請求項7】
上面に第1開口部を有し、第1方向に延伸する筒状の本体部と、
前記本体部の後面に取り付けられた取手部と、
前記第1開口部を覆う蓋部と、
前記本体部の外側に着脱可能に装着され、前記第1開口部に対応する位置に設けられた第2開口部を有する蓋支持部材と、を備え、
前記本体部の底面には、前記第1方向に略直線状に延伸する凸形状の本体突起部が設けられており、
前記本体部の上面側には、前記蓋部を載置するための蓋設置部が形成されていると共に、前記蓋設置部の側面には、前記第1方向に延伸するガイド溝が設けられており、
前記取手部を前後に振ることにより、前記蓋部が当該ガイド溝に案内されて前記第1方向にスライドし、前記第1開口部の開閉を行うように構成されていることを特徴とする焙煎器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、焙煎器に関するものであり、より詳しくは、コーヒー豆などの豆類の焙煎器に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コーヒー等の生豆を、家庭用ガスコンロ等を用いて焙煎するための焙煎器として、金網製煎り網からなるもの、手回し式の回転金網を有するもの、或いはフライパン型で上部が金網のものなどが知られている。
【0003】
特許文献1(特開2002-125646号公報)には、薄板金属で容器状に形成し、容器上部に豆の出し入れ用の孔を有する構造とした焙煎器が開示されている。特許文献1に記載された焙煎器では、容器底面内部に、取っ手と平行に尾根状の突起を設けることにより、ムラ無く煎ることができることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-125646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、金網製煎り網、やフライパン型で上部が金網に焙煎器では、豆を煎るとき、豆が回転せずに水平に移動しやすいため、一方の面だけが加熱され、これにより、煎りムラが生じやすい。また、手回し式の回転金網を有するものでは、高熱器具からの豆の出し入れが困難であった。
【0006】
また、いずれの焙煎器においても、焙煎中に豆から剥がれた薄皮(チャフ)が飛び散り、後の掃除に手間がかかるといった不具合を生じていた。
【0007】
また、特許文献1に記載されている焙煎器では、ムラ無く焙煎可能であるが、焙煎中に、容器上部に設けられた豆の出し入れ用の孔から周囲に薄皮(チャフ)が飛散する場合があった。
求められているのは、ムラ無く焙煎可能で、飛散する薄皮(チャフ)の量を低減できる焙煎器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る焙煎器は、上面に第1開口部を有し、第1方向に延伸する筒状の本体部と、前記本体部の後面に取り付けられた取手部と、前記第1開口部を覆う蓋部と、前記本体部の内側に着脱可能に装着され、前記蓋部を載置するための蓋設置部を有する蓋支持部材とを備える。前記本体部の底面には、前記第1方向に略直線状に延伸する凸形状の本体突起部が設けられている。また、前記蓋支持部材の前記蓋設置部には、前記第1開口部に対応する位置に設けられた第2開口部が形成されていると共に、前記蓋設置部の側面には、前記第1方向に延伸するガイド溝が設けられている。さらに、前記取手部を前記第1方向に振ることにより、前記蓋部が当該ガイド溝に案内されて前記第1方向にスライドし、前記第1開口部の開閉を行うように構成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る焙煎器では、本体部の底面には、前記第1方向に略直線状に延伸する凸形状の本体突起部が設けられている。焙煎器の取手部を持って、焙煎器を第1方向と交差する方向に振って、コーヒー豆などの豆類を焙煎するときに、本体突起部に沿って焙煎するコーヒー豆などの豆類が自転・公転を行ないながら移動することができるので、表面と裏面の両面が、ムラ無く均一に焙煎することができる。一方、本体部の内側に着脱可能に装着される蓋支持部材の蓋設置部の側面には、第1方向に延伸するガイド溝が設けられており、取手部を第1方向に振ることにより、蓋部が当該ガイド溝に案内されて第1方向にスライドし、本体部に設けられた第1開口部の開閉を行うように構成されている。コーヒー豆などの豆類を焙煎するときに取手部は、本体突起部が延伸する第1方向と交差する方向に振るが、このとき蓋部は開閉せず、閉じたままの状態を保持することができる。これにより、焙煎時に生じる薄皮(チャフ)が、本体部の第1開口部から外部に飛散することを防止できる。一方、焙煎の途中で、焙煎の状況を確認するときは、取手部を第1方向に振ることで、蓋部がガイド溝に案内されて第1方向にスライドし開閉することができる。焙煎時に高温に熱せられた蓋に触れずに、取手部を第1方向に振るだけで、蓋部の開閉を行うことができるので、安全に焙煎の様子を確認することができる。さらに、蓋支持部材は、本体部の内側に着脱可能に装着されるように構成されているので、焙煎時に生じるチャフを蓋支持部材の表面に付着させて、焙煎後、チャフが付着した蓋支持部材を洗浄することで、本体部を常に清潔でクリーンな状態を保つことができる。
【0010】
また、本発明に係る焙煎器において、前記蓋支持部材の前記蓋設置部には、前記蓋部を押圧する蓋押部が形成されており、前記蓋部が前記蓋押部により押圧されることにより、前記第1開口部を閉じた位置又は開いた位置で保持されるように構成されていることを特徴としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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