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公開番号
2025088319
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202956
出願日
2023-11-30
発明の名称
栄養補助食品
出願人
株式会社Biozero1
代理人
個人
主分類
A23L
33/16 20160101AFI20250604BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】腸内細菌の増殖効果を有する栄養補助食品を得る事。
【解決手段】Na:33.0~37.0wt%、Cl:51.0~57.0wt%、Mg:0.1~0.3wt%、K:0.05~0.20wt%、Ca:0.2~0.4wt%及びFe:1.1~1.5wtppmの組成を含む塩を含んだ栄養補助食品により上記課題が解決される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の組成を含む塩を含んだ栄養補助食品:
Na:33.0~37.0wt%
Cl:51.0~57.0wt%
Mg:0.1~0.3wt%
K:0.05~0.20wt%
Ca:0.2~0.4wt%
Fe:1.1~1.5wtppm
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
さらにショ糖を含む、請求項1に記載の栄養補助食品。
【請求項3】
前記塩が、海水由来の塩である、請求項1に記載の栄養補助食品。
【請求項4】
前記海水が水深100m以下の海水である、請求項3に記載の栄養補助食品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、栄養補助食品に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、プロバイオティクスによる体調改善効果に注目が集まっている。とりわけ、腸内細菌の一種である酪酸菌は、腸内で酪酸や酢酸等の短鎖脂肪酸を代謝産物として生成する。このような短鎖脂肪酸は、腸内環境を酸性側に保つことでいわゆる悪玉菌の生育を抑えるだけでなく、血管の細胞表面に存在する短鎖脂肪酸受容体と結合してレニン-アンギオテンシン系に働きかけることで血圧を下げる等の効果を発揮すると言われている。特許文献1は、このような酪酸菌を効率よく製造する方法について開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6994797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の方法は、嫌気性菌である酪酸菌を効率よく製造するための方法に関しており、生体の腸内に存在する酪酸菌を増殖させるための方法には関していない。したがって、生体の腸内に存在する酪酸菌を増殖できるような技術が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らが、鋭意検討を重ねた結果、特定の塩を含む食品によって上記課題が解決できることを見いだし、本発明に至った。
すなわち、本発明は、
[1]以下の組成を含む海水由来の塩を含んだ栄養補助食品:
Na:33.0~37.0wt%
Cl:51.0~57.0wt%
Mg:0.1~0.3wt%
K:0.05~0.20wt%
Ca:0.2~0.4wt%
Fe:1.1~1.5wtppm、
[2]さらにショ糖を含む、[1]に記載の栄養補助食品、
[3]前記塩が、海水由来の塩である、[1]に記載の栄養補助食品、並びに
[4]前記海水が水深100m以下の海水である、[3]に記載の栄養補助食品に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の栄養補助食品により、体内、特に腸内の細菌、とりわけ酪酸菌の増殖効果が得られる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
前記の通り、本発明の栄養補助食品は、Na:33.0~37.0wt%、Cl:51.0~57.0wt%、Mg:0.1~0.3wt%、K:0.05~0.20wt%、Ca:0.2~0.4wt%及びFe:1.1~1.5wtppmの組成を含む塩を含んでいる。以下に、上記塩及びその他の成分について説明する。
【0008】
1.塩
上記の通り、本発明の栄養補助食品に含まれる塩は、
Na(ナトリウム):33.0~37.0wt%、好ましくは34.0~36.0wt%、
Cl(塩素):51.0~57.0wt%、好ましくは53.0~55.0wt%、
Mg(マグネシウム):0.1~0.3wt%、好ましくは0.2~0.3wt%、
K(カリウム):0.05~0.20wt%、好ましくは0.10~0.15wt%、
Ca(カルシウム):0.2~0.4wt%、好ましくは0.25~0.35wt%及び
Fe(鉄):1.1~1.5wtppm、好ましくは1.2~1.4wtppm
の組成を含んでいる塩である。本発明で使用される塩は、上記の組成を含んでいればさらに他の成分を含んでいても良い。その他の成分としては、例えば、Mn(マンガン)やZn(亜鉛)等の、塩に通常含まれ得るいかなる元素も含んで良い。なお、前記組成を測定する際には、例えば、吸光光度法、原子吸光光度法又はICP(誘導結合プラズマ)発光分析法が測定方法として好ましく使用される。また、前記組成の塩を調製する際には、工業的に製造された塩化ナトリウム(NaCl)に対して、微量成分を添加して調製しても良い。
【0009】
なお、前記組成の塩は、海水由来の塩である事が好ましい。このような海水由来の塩は、工業的に製造された塩と比較して、ナトリウム及び塩素以外の微量なミネラル成分が自然に含まれるため、前記のような組成を有する塩をより得られやすくなる。また、海水由来の塩を製造する際に使用する海水として、例えば、水深100m以下の海水を使用することがより好ましい。このような水深100m以下の深い水深から得られた海水は、上層の海水と比較して一般的に低温であり、海水中に含まれる微量成分の量が上層の海水と異なっており、上記組成を含む塩がさらにより得られやすくなっている。
【0010】
海水を用いて上記のような塩を製造する具体的な方法として、例えば以下のような方法が挙げられる:
第一工程:海水を採取する工程
第二工程:得られた海水を塩田等で天日干しする工程
第三工程:天日干しにより析出してきた塩を回収する工程
第四工程:回収した塩を積み上げて静置する工程
第五工程:静置後の塩を堆積させて屋外暴露させる工程
以下に、各工程を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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