TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025090018
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2024207753
出願日
2024-11-28
発明の名称
澱粉含有食品用ほぐれ改良剤
出願人
不二製油株式会社
代理人
主分類
A23L
7/109 20160101AFI20250609BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】本発明は、澱粉含有食品の保存中における、食品のほぐれ性悪化のような品質低下を抑制することのできる、美味しい澱粉含有食品を製造する為のほぐれ改良剤を提供すること、及び、該ほぐれ改良剤を使用した澱粉含有食品を提供することを課題とする。
【解決手段】シロキクラゲ多糖類を含む澱粉含有食品用ほぐれ改良剤が、澱粉含有食品の保存中における、食品のほぐれ性悪化のような品質低下を抑制して、美味しい澱粉含有食品を提供できることが見出された。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)シロキクラゲ多糖類を含む、澱粉含有食品用ほぐれ改良剤。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
さらに以下の(B)の多糖類を含む、請求項1記載の澱粉含有食品用ほぐれ改良剤。
(B)(A)以外の水溶性多糖類
【請求項3】
前記(B)の多糖類が、キサンタンガム、スクシノグリカン、プルラン、グアガム、アラビアガム、ローカストビーンガム、水溶性大豆多糖類、水溶性エンドウ多糖類、カラギナン、タマリンドシードガム、タラガム、カシアガム、ペクチン、カルボキシメチルセルロース、及びアルギン酸からなる群より選ばれる1種以上の水溶性多糖類である、請求項2に記載の澱粉含有食品用ほぐれ改良剤。
【請求項4】
シロキクラゲ多糖類がその表面に存在している、澱粉含有食品。
【請求項5】
請求項2又は3に記載の(A)及び(B)の多糖類がその表面に存在している、澱粉含有食品。
【請求項6】
シロキクラゲ多糖類を澱粉含有食品に添加することを含む、澱粉含有食品の製造方法。
【請求項7】
請求項2又は3に記載の(A)及び(B)の多糖類を澱粉含有食品に添加することを含む、澱粉含有食品の製造方法。
【請求項8】
澱粉含有食品に、シロキクラゲ多糖類を添加することを含む、澱粉含有食品のほぐれ性改良方法。
【請求項9】
澱粉含有食品に、請求項2又は3に記載の(A)及び(B)の多糖類を添加することを含む、澱粉含有食品のほぐれ性改良方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、澱粉含有食品用ほぐれ改良剤に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の食の多様化により、加工食品のニーズが増大している。特に、麺及び米飯といった澱粉含有食品は、大量に加工又は調理された製品として、コンビニエンスストア及びスーパーマーケットなどで販売されている。その結果、澱粉含有食品は、多くの消費者に食されるようになってきた。
【0003】
これら流通及び市販される加工食品において、加工の利便性又は時間の経過に起因して、食品の品質劣化が起こる場合がある。一般に、麺類及び米飯は、澱粉を含んでいる。そのため、加工又は調理の際に、食品表面に流出した澱粉質により、食品同士が結着してしまうことがある。その結果、麺同士の付着により、食品を、一食分に小分けしたり、喫食時に汁もしくはソースと混ぜたりすることが困難になる傾向にある。
【0004】
麺のような澱粉含有食品のほぐれ改良剤に関連する特許出願の例としては、有機酸を添加する方法(特許文献1)、及び、アラビアガム、ガティガム、又は乳化剤を使用する方法(特許文献2)に関する出願が挙げられる。
また、特許文献3には、「モノグリセリン脂肪酸エステル及び大豆蛋白質を、大豆蛋白質:モノグリセリン脂肪酸エステル=1:0.1~1:10の割合で含む、水中油型乳化物を乾燥することを特徴とする、粉末状又は顆粒状の麺用ほぐれ改良剤の製造方法」について記載されている。特許文献4には、「澱粉含有食品用ほぐれ改良剤であって、豆類由来の水溶性ヘミセルロース及び粘度調整剤を含み、かつ、該ほぐれ改良剤を澱粉含有食品に表面処理又は添加する際のほぐれ改良剤の溶液のCasson粘度が39~285mPa・s、かつ、Casson降伏値が105~401mPa・sである澱粉含有食品用ほぐれ改良剤」について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭61-181350号公報
特開2011-177120号公報
特許第6555127号
特許第7001057号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、澱粉含有食品の保存中における、食品のほぐれ性悪化のような品質低下を抑制することのできる、美味しい澱粉含有食品を製造する為のほぐれ改良剤を提供することを課題とする。また、本発明は、該ほぐれ改良剤を使用した澱粉含有食品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記課題を解決することによる、更なる製品市場の拡大を目指して、鋭意検討を重ねた。その結果、本発明者らは、シロキクラゲ多糖類を含む澱粉含有食品用ほぐれ改良剤を提供することにより、前記課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
【0008】
なお、特許文献1~2に開示の技術には、十分なほぐれ効果が得られないといった問題がある。また、特許文献3及び4に開示の技術では、その解決方法が、本発明とは異なる。
【0009】
即ち、本発明は、以下(1)~(9)に示す、澱粉含有食品用ほぐれ改良剤、澱粉含有食品、澱粉含有食品の製造方法、及び、澱粉含有食品のほぐれ性改良方法に関する。
(1)(A)シロキクラゲ多糖類を含む、澱粉含有食品用ほぐれ改良剤
(2)さらに以下の(B)の多糖類を含む、(1)に記載の澱粉含有食品用ほぐれ改良剤
(B)(A)以外の水溶性多糖類
(3)前記(B)の多糖類が、キサンタンガム、スクシノグリカン、プルラン、グアガム、アラビアガム、ローカストビーンガム、水溶性大豆多糖類、水溶性エンドウ多糖類、カラギナン、タマリンドシードガム、タラガム、カシアガム、ペクチン、カルボキシメチルセルロース、及びアルギン酸からなる群より選ばれる1種以上の水溶性多糖類である、(2)に記載の澱粉含有食品用ほぐれ改良剤
(4)シロキクラゲ多糖類がその表面に存在している、澱粉含有食品
(5)(2)又は(3)に記載の(A)及び(B)の多糖類がその表面に存在している、澱粉含有食品
(6)シロキクラゲ多糖類を澱粉含有食品に添加することを含む、澱粉含有食品の製造方法
(7)(2)又は(3)に記載の(A)及び(B)の多糖類を澱粉含有食品に添加することを含む、澱粉含有食品の製造方法
(8)澱粉含有食品にシロキクラゲ多糖類を添加することを含む、澱粉含有食品のほぐれ性改良方法
(9)澱粉含有食品に、(2)又は(3)に記載の(A)及び(B)の多糖類を添加することを含む、澱粉含有食品のほぐれ性改良方法
【発明の効果】
【0010】
本発明により、澱粉含有食品の保存中における、食品のほぐれ性悪化のような品質低下を抑制することのできる、美味しい澱粉含有食品を製造する為のほぐれ改良剤を提供することができる。また、本発明により、該ほぐれ改良剤を含有する澱粉含有食品を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
不二製油株式会社
卵代替素材
1か月前
不二製油株式会社
チーズ様食品
7日前
不二製油株式会社
異風味抑制剤
1か月前
不二製油株式会社
澱粉含有食品用ほぐれ改良剤
1日前
不二製油株式会社
硫黄含有岩塩を含む水中油型乳化物
1か月前
学校法人甲子園学院
カヌレの製造法
11日前
個人
ペットフード
2か月前
個人
古代食品塩梅醤
26日前
個人
血圧降下用組成物
2か月前
個人
焼き魚の製造方法
2か月前
個人
ジャム
20日前
個人
具入り餅食品
1か月前
ライソン株式会社
焙煎機
6日前
第一工業製薬株式会社
組成物
2か月前
第一工業製薬株式会社
組成物
2か月前
株式会社ソディック
計量装置
11日前
不二製油株式会社
卵代替素材
1か月前
株式会社ソディック
計量装置
11日前
不二製油株式会社
異風味抑制剤
1か月前
有限会社丸繁商店
メカブ
1か月前
不二製油株式会社
チーズ様食品
7日前
株式会社東洋新薬
飲食用組成物
1か月前
第一工業製薬株式会社
固形食品
2か月前
有限会社丸繁商店
メカブ
1か月前
有限会社丸繁商店
メカブ
1か月前
SoPros株式会社
経口養毛剤
28日前
長谷川香料株式会社
苦味感増強剤
2か月前
株式会社寺田製作所
散茶装置
18日前
池田食研株式会社
TGR5活性化剤
2か月前
大山食品株式会社
お好み焼き
1か月前
池田食研株式会社
TGR5活性化剤
2か月前
株式会社和田機械
皮剥き機の刃物円盤
26日前
明星食品株式会社
フライ麺の製造方法
1か月前
鈴茂器工株式会社
米飯処理装置
2か月前
鈴茂器工株式会社
米飯処理装置
2か月前
株式会社明治
繊維状チーズ
2か月前
続きを見る
他の特許を見る