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公開番号2025146791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2025045653
出願日2025-03-19
発明の名称冷凍霜付き抑制剤
出願人不二製油株式会社
代理人
主分類A23G 3/36 20060101AFI20250926BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】本発明は、冷凍後に解凍して喫食する洋生菓子及び/又は冷凍喫食する洋生菓子において、製造時に含有することで、冷凍時の洋生菓子の霜付きを抑制することができる、洋生菓子の冷凍霜付き抑制剤を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明により、冷凍後に解凍して喫食する洋生菓子及び/又は冷凍喫食する洋生菓子において、洋生菓子の製造時に含有することで、冷凍時の洋生菓子の霜付きを抑制することができる、洋生菓子の冷凍霜付き抑制剤を提供することができることを見出した。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
不溶性食物繊維及び/又はシロキクラゲ多糖類を含有する、洋生菓子の冷凍霜付き抑制剤。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
洋生菓子生地に対して不溶性食物繊維及び/又はシロキクラゲ多糖類を添加する、冷凍洋生菓子の製造方法。
【請求項3】
洋生菓子生地に対して不溶性食物繊維及び/又はシロキクラゲ多糖類を添加することを特徴とする、洋生菓子の冷凍霜付き抑制方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍霜付き抑制剤に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、フードロス低減や人件費削減が求められる中、冷凍食品の売り上げが伸びてきている。その冷凍食品の中でも、冷凍スイーツに対する需要が高まっている。
【0003】
冷凍スイーツは、冷凍のまま喫食する洋生菓子や、冷凍後に解凍して食す洋生菓子や焼菓子などが存在する。冷凍スイーツには、冷凍棚陳列時から解凍後において、その外観や食感、風味などが良好であることで、消費者の購買意欲が高まる重要な要素の一つとされる。
【0004】
従来から冷凍食品の解凍時の食感や物性を維持するための研究がなされ、冷凍時に品質が劣化する、冷凍焼けを防ぐために様々な改良方法が開発されてきた。
冷凍食品の冷凍焼け防止に関する出願として、例えば特許文献1~3が存在する。特許文献1では、「冷凍食品の冷凍焼けの抑制方法」に関して記載されている。また、特許文献2では「油脂を含有し、当該油脂の融点が5℃以上、30℃以下の範囲にあることを特徴とする冷凍麺の冷凍焼け防止剤」に関して記載されている。特許文献3では「調理済み麺類の表面に、アラビアガムを含有する処理液を付着させる工程と、該処理液が付着した麺類を冷凍する工程とを有する、冷凍麺類の製造方法」に関して記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-255453号公報
特開2013-34445号公報
国際公開第2022/210815号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
冷凍食品の需要の拡大に伴い、冷凍後の解凍時や冷凍保管時に、食品の品質劣化が起こる場合がある。洋菓子などのスイーツにおいても、冷凍後に解凍して喫食したり、又は解凍せずに冷凍喫食する製品が増えており、冷凍工程における品質の劣化が起こり得る。特に、水分が多い洋生菓子においては、洋生菓子中の水分が表面で霜となることで、洋生菓子の外観や食感が劣化してしまう場合がある。
【0007】
本発明は、冷凍後に解凍して喫食する洋生菓子及び/又は冷凍喫食する洋生菓子において、洋生菓子の製造時に含有することで、冷凍時の洋生菓子の霜付きを抑制することができる、洋生菓子の冷凍霜付き抑制剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、冷凍後に解凍して喫食する洋生菓子及び/又は冷凍喫食する洋生菓子において、冷凍時の洋生菓子表面の霜付きを抑制することが出来れば、更なる市場の拡大につながるのではないかと、鋭意検討を重ねた。その結果、洋生菓子に不溶性食物繊維及び/又はシロキクラゲ多糖類を含有することで、前記課題を解決し本発明を完成するに至った。
【0009】
なお、特許文献1は、解決手段が「単糖類または二糖類の一以上からなる糖成分を溶解した液を提供して食品の表面で凍結させる」方法であり、本発明を完成させる上で参考とならなかった。特許文献2は、「油脂を含有し、当該油脂の融点が5℃以上、30℃以下の範囲にあることを特徴とする冷凍麺の冷凍焼け防止剤」であり、本発明の解決手段とは異なるため、本発明を完成させる上で参考とならなかった。特許文献3は、「アラビアガムを含有する処理液を付着させる」方法であり、本発明のような、不溶性食物繊維及び/又はシロキクラゲ多糖類を使用する旨の記載はなく、本発明を完成させる上で参考とならなかった。
【0010】
即ち本発明は、
(1)不溶性食物繊維及び/又はシロキクラゲ多糖類を含有する、洋生菓子の冷凍霜付き抑制剤、
(2)洋生菓子生地に対して不溶性食物繊維及び/又はシロキクラゲ多糖類を添加する、冷凍洋生菓子の製造方法、
(3)洋生菓子生地に対して不溶性食物繊維及び/又はシロキクラゲ多糖類を添加することを特徴とする、洋生菓子の冷凍霜付き抑制方法、
に関するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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