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公開番号2024176290
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094745
出願日2023-06-08
発明の名称乾燥機
出願人竹下産業株式会社
代理人個人
主分類A23L 17/60 20160101AFI20241212BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】抄製装置で簀に原料を抄製するための時間を十分に確保すること。
【解決手段】本発明では、1列分の簀(4)を間欠的に搬送するための間欠搬送装置(6,7,8)の搬送経路上に、原料を簀(4)に抄製するための抄製装置(9)と、抄製された原料を脱水するための脱水装置(10)と、脱水された原料を乾燥させるための乾燥装置(11)とを順に配置した乾燥機(1)において、間欠搬送装置(6,7,8)で簀(4)を1列分だけ搬送した(1回目の搬送)後に簀(4)を停止させ、脱水装置(10)で1列分の簀(4)に抄製された原料の脱水を行わせ、その後、再び間欠搬送装置(6,7,8)で簀(4)を1列分だけ搬送した(2回目の搬送)後に簀(4)を停止させ、脱水装置(10)で1列分の簀(4)に抄製された原料の脱水を行わせるとともに、抄製装置(9)で2列分の簀(4)に原料の抄きを行わせることにした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
1列分の簀を間欠的に搬送するための間欠搬送装置の搬送経路上に、原料を簀に抄製するための抄製装置と、抄製された原料を脱水するための脱水装置と、脱水された原料を乾燥させるための乾燥装置とを順に配置した乾燥機において、
間欠搬送装置で簀を1列分だけ搬送した(1回目の搬送)後に簀を停止させ、脱水装置で1列分の簀に抄製された原料の脱水を行わせ、その後、再び間欠搬送装置で簀を1列分だけ搬送した(2回目の搬送)後に簀を停止させ、脱水装置で1列分の簀に抄製された原料の脱水を行わせるとともに、抄製装置で2列分の簀に原料の抄きを行わせることを特徴とする乾燥機。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記1回目の搬送の開始後に抄製装置で原料の調整処理を行わせるとともに、2回目の搬送の終了後に抄製装置で2列分の簀に原料の抄きを行わせることを特徴とする請求項1に記載の乾燥機。
【請求項3】
前記1回目の搬送から脱水までの時間と2回目の搬送から脱水までの時間のいずれか一方の時間を他方の時間よりも長くして、抄製装置で原料の調整処理又は/及び抄きを行わせる時間が長くなるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、1列分の簀を間欠的に搬送するための間欠搬送装置の搬送経路上に、原料を簀に抄製するための抄製装置と、抄製された原料を脱水するための脱水装置と、脱水された原料を乾燥させるための乾燥装置とを順に配置した乾燥機に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、原料を乾燥させるための乾燥機として、たとえば、乾燥海苔を製造する海苔製造機では、1列分の簀(海苔簀)を間欠搬送装置で間欠的に搬送する搬送経路上に、抄製装置、脱水装置、乾燥装置、剥離装置を順に配置し、抄製装置で海苔簀に原料となる海苔原藻と水分とからなる海苔原料を供給して海苔簀に所定形状の海苔生地を抄製し、その後、脱水装置で海苔生地を脱水した後に、乾燥装置で海苔生地を乾燥させ、その後、剥離装置で海苔簀から乾燥した海苔生地(乾燥海苔)を剥離して、乾燥海苔を製造している(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
この乾燥機(海苔製造機)では、図5に示すように、間欠搬送装置で簀を1列分だけ搬送した(1回目の搬送)後に簀を停止させ、抄製装置で1列分の簀に原料の抄製を行わせ、同時に、脱水装置で1列分の簀に抄製された原料の脱水を行わせ、同時に、剥離装置で1列分の簀から乾燥した原料の剥離を行わせている。
【0004】
その後、再び間欠搬送装置で簀を1列分だけ搬送した(2回目の搬送)後に簀を停止させ、抄製装置で1列分の簀に原料の抄製を行わせ、同時に、脱水装置で1列分の簀に抄製された原料の脱水を行わせ、同時に、剥離装置で1列分の簀から乾燥した原料の剥離を行わせている。
【0005】
上記工程を繰り返し連続して行うことで、原料(海苔原料)を連続して大量に乾燥させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-139988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、上記従来の乾燥機(海苔製造機)では、間欠搬送装置による1回目や2回目の搬送後に、脱水や剥離と同時に抄製を行っているために、抄製装置によって簀に原料を良好に抄製することができないおそれがある。
【0008】
特に、抄製装置で原料をそのまま簀に供給するだけでなく、簀への供給前に抄製装置で原料の混合や撹拌などの調整処理を行ってから簀に供給する場合には、抄製装置による原料の調整処理のための時間が不十分となるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、請求項1に係る本発明では、1列分の簀を間欠的に搬送するための間欠搬送装置の搬送経路上に、原料を簀に抄製するための抄製装置と、抄製された原料を脱水するための脱水装置と、脱水された原料を乾燥させるための乾燥装置とを順に配置した乾燥機において、間欠搬送装置で簀を1列分だけ搬送した(1回目の搬送)後に簀を停止させ、脱水装置で1列分の簀に抄製された原料の脱水を行わせ、その後、再び間欠搬送装置で簀を1列分だけ搬送した(2回目の搬送)後に簀を停止させ、脱水装置で1列分の簀に抄製された原料の脱水を行わせるとともに、抄製装置で2列分の簀に原料の抄きを行わせることにした。
【0010】
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記1回目の搬送の開始後に抄製装置で原料の調整処理を行わせるとともに、2回目の搬送の終了後に抄製装置で2列分の簀に原料の抄きを行わせることにした。
(【0011】以降は省略されています)

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