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公開番号2025006023
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106552
出願日2023-06-29
発明の名称乾燥麺塊の製造方法
出願人明星食品株式会社
代理人
主分類A23L 7/109 20160101AFI20250109BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】
熱風乾燥による乾燥麺塊の製造において、より湯戻り性を向上させる新たな方法を提供する。
【解決手段】
熱風乾燥による乾燥麺塊の製造において、乾燥工程において加湿乾燥を実施することによって熱風乾燥後の麺塊の湯戻り性を向上させることができる。特に、当該乾燥麺塊については、内層及び外層を有する多層麺に対して、その湯戻り性の向上において優れた効果を発揮する。さらに、当該加湿乾燥の前乾燥として高温高速熱風乾燥又は過熱蒸気乾燥の工程を付加してもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内層及び外層を有する多層麺においてα化後の麺線群を加湿乾燥することを特徴とする乾燥麺塊の製造方法。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記加湿乾燥の前にさらに乾燥処理を実施する請求項1に記載の乾燥麺塊の製造方法。
【請求項3】
前記乾燥処理が高温高速熱風乾燥又は過熱蒸気による乾燥である請求項2に記載の乾燥麺塊の製造方法
【請求項4】
内層及び外層を有する多層麺においてα化後の麺線群を加湿乾燥することを特徴とする麺線群の乾燥方法。
【請求項5】
内層及び外層を有する多層麺においてα化後の麺線群を加湿乾燥することを特徴とする乾燥麺塊の湯戻り向上方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は内層及び外層を有する多層麺についてα化後の麺線群を枠体に収納して熱風乾燥して製造する乾燥麺塊の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
即席麺に利用される熱風乾燥タイプ(ノンフライタイプ)の乾燥麺塊の製造においては、まず、小麦粉等の粉体と練水を混練しドウを形成させ、当該ドウを圧延→切出しして生麺線を調製する。次に、当該麺線群を蒸煮した後、多孔性の枠体(リテーナとも称される)に蒸煮後の麺線を収納して、一般的には40℃~160℃程度の熱風(熱風、過熱蒸気等)により10~180分程度かけて、麺線の水分を5~13%程度に乾燥して麺塊を完成させる。
【0003】
一方、この熱風乾燥麺塊の製造においては乾燥時間がある程度の時間が必要であることも多く、また、カップ麺等に利用する場合、当該熱風乾燥麺塊にお湯を注加した場合においてその湯戻り性が油熱処理したフライ麺よりも劣っているため、湯戻り性をより向上させることが望まれていた。
例えば、以下の先行特許文献1においては、過熱蒸気を利用しつつ、湯戻り性を向上させる方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4438969号
【0005】
一方、上述の方法以外にも他の方法の検討する余地があり得るところである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明者らは熱風乾燥による乾燥麺塊の製造において、より湯戻り性を向上させる新たな方法を検討した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らの鋭意研究の結果、熱風乾燥による乾燥麺塊の製造において、加湿乾燥を施することによって熱風乾燥後の麺塊の湯戻り性が向上することを見出すとともに、当該乾燥麺塊については、内層及び外層を有する多層麺を利用して製造した乾燥麺塊についてその湯戻り性において優れた効果を発揮することを見出して、本願発明を完成させたものである。
すなわち、本願第一の発明は、
“内層及び外層を有する多層麺においてα化後の麺線群を加湿乾燥することを特徴とする乾燥麺塊の製造方法。”、である。
【0008】
次に、前記の加湿乾燥の前においてさらに、前乾燥として乾燥処理を実施することが好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
“前記加湿乾燥の前にさらに乾燥処理を実施する請求項1に記載の乾燥麺塊の製造方法。”、である。
【0009】
次に、前記の乾燥処理については、高温高速による熱風乾燥又は過熱蒸気による乾燥であることが好ましい。
すなわち、本願第三の発明は、
“前記乾燥処理が高温高速熱風乾燥又は過熱蒸気による乾燥である請求項2に記載の乾燥麺塊の製造方法。”、である。
【0010】
次に、本願出願人は、多層麺においてα化後の麺線群を加湿乾燥することによる麺線群の乾燥方法についても意図している。
すなわち、本願第四の発明は。
“内層及び外層を有する多層麺においてα化後の麺線群を加湿乾燥することを特徴とする麺線群の乾燥方法。”、である。
(【0011】以降は省略されています)

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