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公開番号
2025087661
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2024207768
出願日
2024-11-28
発明の名称
酸性液状調味料
出願人
キユーピー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A23L
27/00 20160101AFI20250603BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】具材由来の繊維感及び細かな粒感の両方の食感を有する酸性液状調味料の提供。
【解決手段】本発明は、具材を含む酸性液状調味料であって、
前記具材が、少なくとも膨潤した乾燥野菜を含み、
前記具材が、前記酸性液状調味料の全量に対して湿重量で、5質量%以上の6メッシュパス18メッシュオンのA画分と、5質量%以上の18メッシュパス30メッシュオンのB画分とを含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
具材を含む酸性液状調味料であって、
前記具材が、少なくとも膨潤した乾燥野菜を含み、
前記具材が、前記酸性液状調味料の全量に対して湿重量で、5質量%以上の6メッシュパス18メッシュオンのA画分と、5質量%以上の18メッシュパス30メッシュオンのB画分とを含むことを特徴とする、
酸性液状調味料。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記具材中の前記A画分の含有量が、前記酸性液状調味料の全量に対して湿重量で50質量%以下であることを特徴とする、
請求項1に記載の酸性液状調味料。
【請求項3】
前記具材中の前記B画分の含有量が、前記酸性液状調味料の全量に対して湿重量で50質量%以下であることを特徴とする、
請求項1に記載の酸性液状調味料。
【請求項4】
前記具材中の前記A画分及び前記B画分の合計含有量が、前記酸性液状調味料の全量に対して湿重量で15質量%以上70質量%以下であることを特徴とする、
請求項1に記載の酸性液状調味料。
【請求項5】
前記具材中の前記A画分の含有量の、前記A画分及び前記B画分の合計含有量に対する質量比が、0.10以上0.90以下であることを特徴とする、
請求項1に記載の酸性液状調味料。
【請求項6】
前記酸性液状調味料の25℃における粘度が、0.1Pa・s以上50Pa・s以下であることを特徴とする、
請求項1に記載の酸性液状調味料。
【請求項7】
前記酸性液状調味料中の食用油脂の含有量が、前記酸性液状調味料の全量に対して10質量%以下であることを特徴とする、
請求項1に記載の酸性液状調味料。
【請求項8】
前記具材が、乾燥たまねぎ及び乾燥にんじんの少なくとも1種を含むことを特徴とする、
請求項1~7のいずれか一項に記載の酸性液状調味料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、酸性液状調味料に関し、詳細には、具材を含む酸性液状調味料に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、野菜等の様々な具材を配合した酸性液状調味料が開発されてきた。
【0003】
例えば、特許文献1では、乾燥野菜及び増粘剤を含んでなる調味料であって、乾燥野菜の分量が、吸水前状態の全重量対比で6%~19%であり、かつ調整後の具材部が全重量対比で60%~98%であることを特徴とする調味料が開示されている。特に、喫食時に野菜のシャキシャキとした食感を得るために、乾燥野菜の粒径を2mm~10mmに調節することが記載されている。
また、特許文献2では、乾燥野菜を含む具材と、食酢、果汁、香味オイル、フレーバー及び香辛料抽出物から選ばれる一種以上とを含有する調味料であって、膨潤後の乾燥野菜の大きさを3つの画分(0.5mm以上3mm未満、3mm以上8mm未満、8mm以上20mm未満)に分けて、かつ膨潤後の合計量で調味料全体の5~60質量%含有することを特徴とする具材入り液状調味料が開示されている。
さらに、特許文献3では、植物性破砕物と、ガム類と、冷水膨潤性澱粉と、食酢とを含有する酸性液状調味料であって、(A)20℃における粘度が500mPa・s以上、10000mPa・s以上であり、(B)解離酢酸濃度が0.16質量%以下である、酸性液状調味料が開示されている。特に、酸性液状調味料に、膨潤後の大きさが9メッシュパス・100メッシュオンである植物性破砕物を一定量含まれることで、植物性破砕物の風味が十分に感じられることが記載されている。
さらに、特許文献4では、粒状野菜果実を含有する液体調味料であって、平均粒径1.45~2.47mmの膨潤した乾燥たまねぎを5質量%以上含有する酸性液状調味料が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-170353号公報
特開2018-42517号公報
国際公開第2019/139096号
特開2021-73995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1~4に記載の酸性液状調味料は、具材の食感に改善の余地があった。そのため、本発明の目的は、具材由来の繊維感及び細かな粒感の両方の食感を有する酸性液状調味料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
特許文献1~4では、酸性液状調味料の製造において、
異なる粒径
の膨潤した乾燥野菜を2種以上組み合わせるという技術的思想は何ら教示されていない。一方、本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、驚くべきことに、具材として少なくとも膨潤した乾燥野菜を含む酸性液状調味料において、6メッシュパス18メッシュオンのA画分及び18メッシュパス30メッシュオンのB画分という異なる粒径の具材を特定量で含有させることで、上記課題を解決できることを知見した。本発明者等は、当該知見に基づいて、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1] 具材を含む酸性液状調味料であって、
前記具材が、少なくとも膨潤した乾燥野菜を含み、
前記具材が、前記酸性液状調味料の全量に対して湿重量で、5質量%以上の6メッシュパス18メッシュオンのA画分と、5質量%以上の18メッシュパス30メッシュオンのB画分とを含むことを特徴とする、
酸性液状調味料。
[2] 前記具材中の前記A画分の含有量が、前記酸性液状調味料の全量に対して湿重量で50質量%以下であることを特徴とする、
[1]に記載の酸性液状調味料。
[3] 前記具材中の前記B画分の含有量が、前記酸性液状調味料の全量に対して湿重量で50質量%以下であることを特徴とする、
[1]または[2]に記載の酸性液状調味料。
[4] 前記具材中の前記A画分及び前記B画分の合計含有量が、前記酸性液状調味料の全量に対して湿重量で15質量%以上70質量%以下であることを特徴とする、
[1]~[3]のいずれかに記載の酸性液状調味料。
[5] 前記具材中の前記A画分の含有量の、前記A画分及び前記B画分の合計含有量に対する質量比が、0.10以上0.90以下であることを特徴とする、
[1]~[4]のいずれかに記載の酸性液状調味料。
[6] 前記酸性液状調味料の25℃における粘度が、0.1Pa・s以上50Pa・s以下であることを特徴とする、
[1]~[5]のいずれかに記載の酸性液状調味料。
[7] 前記酸性液状調味料中の食用油脂の含有量が、前記酸性液状調味料の全量に対して10質量%以下であることを特徴とする、
[1]~[6]のいずれかに記載の酸性液状調味料。
[8] 前記具材が、乾燥たまねぎ及び乾燥にんじんの少なくとも1種を含むことを特徴とする、
[1]~[7]のいずれかに記載の酸性液状調味料。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、具材由来の繊維感及び細かな粒感の両方の食感を有する酸性液状調味料を提供することができる。このような酸性液状調味料は消費者の食欲を惹起することができ、酸性液状調味料のさらなる市場拡大が期待できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<酸性液状調味料>
本発明の酸性液状調味料は、少なくとも具材を含み、酸材、増粘剤、水、及び調味料等の他の原料をさらに含んでもよい。
【0010】
酸性液状調味料としては、例えば、ドレッシング、ソース、タレ、及びこれらに類する他の食品が挙げられる。これらの中でも、ソースが好ましく、たまねぎソースがより好ましい。酸性液状調味料は、具材由来の食感を感じにくくなることを避けるため、乳化物でないことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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