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公開番号
2025094318
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023209757
出願日
2023-12-13
発明の名称
肝臓水解物の風味の改善方法
出願人
松谷化学工業株式会社
代理人
主分類
A23L
27/00 20160101AFI20250618BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】肝臓水解物には独特の生臭み、焦げ感、後味の残感といった好ましくない風味があるため、これを食品に添加すると、食品本来の味質が変化する問題がある。本発明の目的は、第一義的には肝臓水解物の好ましくない風味を改善する方法を提供することにあり、最終的には、味質の改善された肝臓水解物含有飲食品を提供することにある。
【解決手段】肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上で併存させることにより、肝臓水解物の有する好ましくない風味を改善することができるため、当該方法を利用することにより、最終的には味質の改善された肝臓水解物含有飲食品を提供することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合で混合することを特徴とする、肝臓水解物の風味の改善方法。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
肝臓水解物とD-アルロースとを、肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合で含む、肝臓水解物含有組成物。
【請求項3】
肝臓水解物とD-アルロースとを、肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合で含む、飲食品。
【請求項4】
肝臓水解物とD-アルロースとを、肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合で含む、飲料。
【請求項5】
肝臓水解物とD-アルロースとを、肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合で含み、甘味度が7.5~15である飲料。
【請求項6】
肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合となるように混合することを特徴とする、肝臓水解物含有組成物の製造方法。
【請求項7】
肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合となるように配合する工程を含む、肝臓水解物含有飲食品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、肝臓水解物が有する好ましくない風味を改善する方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
肝臓水解物は、ウシやブタなどの肝臓の加水分解物であり、肝機能を改善し、アルコール摂取時における体内のアセトアルデヒドの代謝を促進する作用を有することが知られている。そのため、肝臓水分解物は、二日酔いの予防や軽減のほか、滋養強壮、貧血の改善、肌荒れの改善を目的とした医薬品や栄養補助剤(サプリメント)等に使用されており、特に日常的に手軽に摂取できるドリンク剤や内服液などの飲料形態で提供されている。
【0003】
しかし、肝臓水分解物には、独特の生臭み、焦げ感、後味の残感といった好ましくない風味があり、肝臓水解物を含む飲食品は摂取しにくく、これを改善する方法が望まれている。
【0004】
肝臓水解物の好ましくない風味を改善する方法として、肝臓水解物を含む飲料に、L-アスパラギン酸ナトリウムとプラム系又はシトラス系フレーバーとを配合する方法(特許文献1)、二酸化炭素を封入する方法(特許文献2)、ウコンエキスを特定比で配合しpHを4以下に調整する方法(特許文献3)、ドクダミエキスを特定比で配合しpHを4以下に調整する方法(特許文献4)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平05-163154号公報
特開2013-095670号公報
特開2015-091768号公報
特開2018-201345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、第一義的には肝臓水解物の好ましくない風味を改善する方法を提供することにあり、最終的には、味質の改善された肝臓水解物含有飲食品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、肝臓水解物1質量部に対してD-アルロースを0.2質量部以上の割合で混合することにより、肝臓水解物の有する好ましくない風味を改善することができることを発見し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は上記知見に基づいて完成されたものであり、以下の〔1〕~〔7〕から構成されるものである。
〔1〕肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合で混合することを特徴とする、肝臓水解物の風味の改善方法。
〔2〕肝臓水解物とD-アルロースとを、肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合で含む、肝臓水解物含有組成物。
〔3〕肝臓水解物とD-アルロースとを、肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合で含む、飲食品。
〔4〕肝臓水解物とD-アルロースとを、肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合で含む、飲料。
〔5〕肝臓水解物とD-アルロースとを、肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合で含み、甘味度が7.5~15である飲料。
〔6〕肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合となるように混合することを特徴とする、肝臓水解物含有組成物の製造方法。
〔7〕肝臓水解物1質量部に対しD-アルロースを0.2質量部以上の割合となるように配合する工程を含む、肝臓水解物含有飲食品の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
D-アルロースを混合するという簡易な方法で、肝臓水解物の好ましくない風味が低減した肝臓水解物含有飲食品を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明にいう肝臓水解物は、ウシやブタなどの動物の肝臓が消化酵素(タンパク質分解酵素)により分解された生成物であり、肝臓加水分解物、肝臓エキスとも称される。肝臓水解物の1回の摂取量の目安は、例えば、10~600mgである。また、飲食品に含まれる肝臓水解物の含有割合は、特に制限されないが、飲食品に対し0.02~1.2質量%であり、好ましくは0.2~1.0質量%、又は、0.2~0.6質量%である。
(【0011】以降は省略されています)
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