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公開番号
2025012952
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116165
出願日
2023-07-14
発明の名称
免疫賦活剤
出願人
池田食研株式会社
代理人
主分類
A23L
33/135 20160101AFI20250117BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 本発明は、天然物由来の新規な免疫賦活剤、インターフェロン-α産生誘導剤又は樹状細胞活性化剤を提供する。
【解決手段】 グラム陽性菌であるスタフィロコッカス属に属する非病原性細菌に、優れたインターフェロン-α産生誘導効果又は樹状細胞活性化効果があることを見出し、本発明を完成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スタフィロコッカス属に属する非病原性細菌を有効成分とする、インターフェロン-α産生誘導剤又は樹状細胞活性化剤。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
スタフィロコッカス・カルノサスを有効成分とする、請求項1記載のインターフェロン-α産生誘導剤又は樹状細胞活性化剤。
【請求項3】
スタフィロコッカス属に属する非病原性細菌を有効成分とする、インターフェロン-α産生誘導用又は樹状細胞活性化用免疫賦活剤。
【請求項4】
スタフィロコッカス・カルノサスを有効成分とする、請求項3記載の免疫賦活剤。
【請求項5】
1×10
7
個/mLのスタフィロコッカス・カルノサス存在下で、1×10
6
個/mLの骨髄細胞由来の樹状細胞を、CO
2
インキュベーターで、5%CO
2
、37℃、48時間培養後に、60pg/mL以上のIFN-αを産生誘導する指標で表される樹状細胞の活性化能を有する、スタフィロコッカス・カルノサスを有効成分とする、請求項4記載の免疫賦活剤。
【請求項6】
請求項1又は2記載のインターフェロン-α産生誘導剤若しくは樹状細胞活性化剤、又は請求項3~5の何れか1項に記載の免疫賦活剤を含む飲食品、化粧品、医薬品又は飼料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、免疫賦活剤、インターフェロン-α産生誘導剤又は樹状細胞活性化剤、並びにそれらを含む飲食品等に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
疾病の予防や改善において極めて重要な免疫機能を、正常に維持又は向上させる食品や医薬品の開発が求められている。
【0003】
樹状細胞が産生するインターフェロン-α(INF-α)は、生体内で外来異物を認識し、応答した際に産生されるサイトカインの一種である。産生されたIFN-αは、NK細胞やマクロファージを活性化することが知られており、自然免疫の活性化に重要な因子と考えられている。そのため、IFN-αの産生を誘導することで、免疫力を高める成分が注目されている。
【0004】
特許文献1には、プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)を活性化し、IFN-α産生を誘導し得る乳酸菌が開示されており、特許文献2には、ペディオコッカス・アシディラクティシ(Pediococcus acidilactici)の菌体、菌体成分及び培養物並びにこれらの処理物からなる群から選ばれる少なくとも1種の有効成分を含有し、かつ、プラズマサイトイド樹状細胞による自然免疫及び獲得免疫を活性化する作用を有する、免疫賦活用組成物であって、前記有効成分と同量のペディオコッカス・ペントサセウス NRIC99株を用いる場合よりも高い、プラズマサイトイド樹状細胞によるインターフェロン-α及びインターロイキン-12の産生促進作用を有する、免疫賦活用組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6598824号公報
特許第6796299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、天然物由来の新規な免疫賦活剤、インターフェロン-α産生誘導剤又は樹状細胞活性化剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明者らは、グラム陽性菌であるスタフィロコッカス属に属する非病原性細菌に、優れたインターフェロン-α産生誘導効果又は樹状細胞活性化効果があることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の[1]~[6]の態様に関する。
[1]スタフィロコッカス属に属する非病原性細菌を有効成分とする、インターフェロン-α産生誘導剤又は樹状細胞活性化剤。
[2]スタフィロコッカス・カルノサスを有効成分とする、[1]記載のインターフェロン-α産生誘導剤又は樹状細胞活性化剤。
[3]スタフィロコッカス属に属する非病原性細菌を有効成分とする、インターフェロン-α産生誘導用又は樹状細胞活性化用免疫賦活剤。
[4]スタフィロコッカス・カルノサスを有効成分とする、[3]記載の免疫賦活剤。
[5]1×10
7
個/mLのスタフィロコッカス・カルノサス存在下で、1×10
6
個/mLの骨髄細胞由来の樹状細胞を、CO
2
インキュベーターで、5%CO
2
、37℃、48時間培養後に、60pg/mL以上のIFN-αを産生誘導する指標で表される樹状細胞の活性化能を有する、スタフィロコッカス・カルノサスを有効成分とする、[4]記載の免疫賦活剤。
[6][1]又は[2]に記載のインターフェロン-α産生誘導剤若しくは樹状細胞活性化剤、又は[3]~[5]の何れかに記載の免疫賦活剤を含む飲食品、化粧品、医薬品又は飼料。
【発明の効果】
【0009】
本発明によって、天然物由来の新規な免疫賦活剤、インターフェロン-α産生誘導剤又は樹状細胞活性化剤を提供できる。また、殺菌後の死菌において免疫賦活等の効果が認められることから、死菌体を使用することで、製造設備の衛生管理や製品の品質管理が容易になり、免疫賦活剤を効率的に製造できる。また、有効成分が化学合成品ではなく、食経験のある菌のため、継続した長期的な摂取が望ましい免疫賦活剤として最適である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
スタフィロコッカス・カルノサスNBRC109622株の各菌体濃度における、樹状細胞のINF-α産生誘導能の評価結果を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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