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公開番号2025014733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117526
出願日2023-07-19
発明の名称プリント配線板および接続構造
出願人日本シイエムケイ株式会社,イリソ電子工業株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類H05K 1/02 20060101AFI20250123BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】コネクタ等の部品を実装するに当たって、部品挿入孔へのはんだ充填性が改善されたプリント配線板の提供。
【解決手段】部品挿入孔を有するプリント配線板であって、前記部品挿入孔は、上面視で、コーナー部において外側に膨らむ円弧を有する複数の円弧が接続されてなる疑似的な四角形状であり、且つ、前記部品挿入孔の内壁全周に、無電解・電解めっきが施されていることを特徴とするプリント配線板。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
部品挿入孔を有するプリント配線板であって、前記部品挿入孔は、上面視で、コーナー部において外側に膨らむ円弧を有する複数の円弧が接続されてなる疑似的な四角形状であり、且つ、前記部品挿入孔の内壁全周に、無電解・電解めっきが施されていることを特徴とするプリント配線板。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記部品挿入孔のコーナー部の円弧とコーナー部以外の円弧は、曲率の異なる円弧であることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
【請求項3】
前記疑似的な四角形状が疑似的な正方形状又は長方形状であることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
【請求項4】
前記部品挿入孔は、プリント配線板に縦横複数列にて配置されていることを特徴とする請求項1項に記載のプリント配線板。
【請求項5】
個片のプリント配線板を複数面付されたシート基板にて前記部品挿入孔に部品実装されることを特徴とする請求項1項に記載のプリント配線板。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載のプリント配線板と、
前記プリント配線板の前記部品挿入孔に挿入された部品と、
を有することを特徴とする接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント配線板にコネクタ等の部品を実装するに当たり、部品挿入孔へのはんだ充填性が改善されたプリント配線板、および当該プリント配線板と部品との接続構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動挿入によりプリント配線板にコネクタ等の部品を実装するに当たっては、プリント配線板の部品挿入孔にコネクタを挿入してはんだ付けによって固定していた。
最近では、コネクタの小型化・多ピン化が進み、さらなる高密度化へシフトする傾向にある。そのため、プリント配線板におけるコネクタ等の部品挿入孔は縦横複数列に配置されるため、はんだ実装の際にはんだがうまく充填されない孔が出てしまうケースがあった。
【0003】
図7は、従来のプリント配線板の部品挿入孔にコネクタピンを挿入した状態を示している。すなわち、プリント配線板の部品挿入孔は、ドリル加工により、穴径に合わせて加工を行っているため、その形状は円形状の貫通穴(貫通めっきスルーホール)になる。しかし、例えば、コネクタの脚が四角形状で形成されている場合、コネクタの脚である四角の角ピン303をプリント配線板に形成されている円形状の部品挿入孔500(貫通めっきスルーホール)に挿入すると、コネクタの脚の四角形状とプリント配線板の部品挿入孔である円形状の貫通めっきスルーホールの間で、どうしても貫通めっきスルーホールの内壁302とコネクタの脚との間の距離にばらつきが生じてしまうため、はんだ実装の際にボイド等が発生しうまくはんだが充填されない孔が出てしまう問題が生じていた。
【0004】
また、コネクタの脚が長方形状で形成されている場合は、図8に示すように、長穴形状に形成した部品挿入孔600にコネクタの脚である長方形の角ピン403を挿入してはんだ実装を行うが、長方形の角ピン403と部品挿入孔600の内壁402との距離が場所によって差がでることと、コネクタピンが縦横多列化しているため、どうしてもはんだ実装の際にボイド等が発生しはんだの未充填箇所が出てしまっていた。
【0005】
さらに、通常プリント配線板への部品実装については、個片のプリント配線板が複数面付されたシート基板の状態で部品実装されるため、部品挿入孔へのボイドの発生なくすべての孔にはんだを充填することは困難であった。
【0006】
一方、プリント配線板に形成する貫通穴(貫通めっきスルーホール)としては、特許文献1に、各中心を同一直線状でずらして2個又は3個の同径の円形穴を連通させることで長穴を形成し、貫通穴とすることが報告されている。しかし、特許文献1では、絶縁基板を貫通接続するときの配線の高密度化を図る為に、前記連通した長穴において6個の部分スルーホールを配置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平10-41601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記の如き従来の問題に鑑みてなされたものであり、コネクタ等の部品を実装するに当たって、部品挿入孔へのはんだ充填性が改善されたプリント配線板を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記の課題を解決すべく種々研究を重ねた結果、部品挿入孔の形状を、複数の円弧が接続されてなる疑似的な四角形状とし、且つ、部品挿入孔の内壁全周に無電解・電解めっきを付与すれば、極めて良い結果が得られることを見い出し、本発明を完成した。
【0010】
すなわち、本発明は、部品挿入孔を有するプリント配線板であって、前記部品挿入孔は、上面視で、コーナー部において外側に膨らむ円弧を有する複数の円弧が接続されてなる疑似的な四角形状であり、且つ、前記部品挿入孔の内壁全周に、無電解・電解めっきが施されていることを特徴とするプリント配線板により上記課題を解決したものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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