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公開番号
2024162700
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078509
出願日
2023-05-11
発明の名称
配線基板
出願人
イビデン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05K
1/02 20060101AFI20241114BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】線路導体同士の厚さを従来より均一にすることが可能な技術を開示する。
【解決手段】本開示の配線基板は、一又は複数の信号線用の線路導体が延びる第1の線路部と、前記第1の線路部より多い複数の信号線用の線路導体が並んで延びる第2の線路部と、前記第1及び第2の線路部のそれぞれの両側に配置され、前記第1及び第2の線路部より広範囲に亘って導体が広がるGND部と、が同じ導電層に含まれている配線基板であって、前記第1の線路部の両側で、前記GND部を貫通する複数の第1の貫通孔と、前記第2の線路部の両側で、前記GND部を貫通する複数の第2の貫通孔と、が備えられ、前記複数の第2の貫通孔の総開口面積より、前記複数の第1の貫通孔の総開口面積が広い。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
一又は複数の信号線用の線路導体が延びる第1の線路部と、
前記第1の線路部より多い複数の信号線用の線路導体が並んで延びる第2の線路部と、
前記第1及び第2の線路部のそれぞれの両側に配置され、前記第1及び第2の線路部より広範囲に亘って導体が広がるGND部と、が同じ導電層に含まれている配線基板であって、
前記第1の線路部の両側で、前記GND部を貫通する複数の第1の貫通孔と、
前記第2の線路部の両側で、前記GND部を貫通する複数の第2の貫通孔と、が備えられ、
前記複数の第2の貫通孔の総開口面積より、前記複数の第1の貫通孔の総開口面積が広い。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の配線基板であって、
前記複数の第1の貫通孔の各開口面積と、前記複数の第2の貫通孔の各開口面積とは、略同一であり、
前記複数の第2の貫通孔の配置密度より、前記複数の第1の貫通孔の配置密度の方が高い。
【請求項3】
請求項1に記載の配線基板であって、
前記複数の第1の貫通孔及び前記複数の第2の貫通孔は、デガスホールである。
【請求項4】
請求項1から3の何れか1の請求項に記載の配線基板であって、
前記第1の線路部及び前記第2の線路部の前記線路導体が積層される絶縁層は、23度での、5.8GHzにおける誘電正接が0.02以下である。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、配線基板に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の配線基板として、信号線用の複数の線路導体を含む導電層を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-107860号公報(図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の導電層の厚さは、均一にならないことがある。その結果、同じ導電層内の複数の線路導体の間で厚さの相違によりインピーダンスが相違し、それが問題になることがある。これに対し、本願は、線路導体同士の厚さを従来より均一にすることが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る配線基板の発明は、一又は複数の信号線用の線路導体が延びる第1の線路部と、前記第1の線路部より多い複数の信号線用の線路導体が並んで延びる第2の線路部と、前記第1及び第2の線路部のそれぞれの両側に配置され、前記第1及び第2の線路部より広範囲に亘って導体が広がるGND部と、が同じ導電層に含まれている配線基板であって、前記第1の線路部の両側で、前記GND部を貫通する複数の第1の貫通孔と、前記第2の線路部の両側で、前記GND部を貫通する複数の第2の貫通孔と、が備えられ、前記複数の第2の貫通孔の総開口面積より、前記複数の第1の貫通孔の総開口面積が広い。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本開示の一実施形態に係る配線基板の断面図
配線基板の電気回路の概念図
導電層の平面図
配線基板の製造工程を示す断面図
配線基板の製造工程を示す断面図
配線基板の製造工程を示す断面図
配線基板の製造工程を示す断面図
変形例に係る導電層の平面図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図1~図7を参照して本開示の一実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態の配線基板10は、コア基板11と、その表裏の両面に積層される第1と第2のビルドアップ層12A,12Bとを有する。
【0008】
コア基板11は、例えば、絶縁層11Kと、その表裏の両面に積層される導電層13とを備える。絶縁層11Kは、例えば、複数のプリプレグが積層される構造をなし、導電層13は、絶縁層11Kに積層される図示しない銅箔に電解メッキ膜が積層される構造をなしている。
【0009】
第1と第2のビルドアップ層12A,12Bは、複数の絶縁層15と複数の導電層20とが交互に積層される構造をなしている。複数の絶縁層15は、例えば、ビルドアップ基板用の絶縁フィルムであり、導電層20は、主として例えば、電解メッキ膜である。また、第1と第2のビルドアップ層12A,12Bの最外層には、ソルダーレジスト層17が積層されている。
【0010】
複数の導電層13,20には、電気回路がプリントされ、絶縁層11K,15を挟んで隣り合う導電層13,20同士の間には、電気回路同士を接続する複数のスルーホール導体14又は複数のビア導体21が形成されている。また、ソルダーレジスト層17には、導電層20の電気回路に含まれる複数のパッド16に対応して複数の開口部17Hが形成され、それら複数の開口部17Hに複数の半田バンプ18が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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