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公開番号2025014294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116756
出願日2023-07-18
発明の名称画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/00 20060101AFI20250123BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】簡易な方法で確実に転倒を防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置の連結機構は、下側のペーパーフィーダー5Lの天板5Xに回転可能に支持される回転軸31と、前記回転軸31と一体に回転するロック片33と、を有するロック部材11と、前記回転軸31を等しい付勢力で反対方向に付勢する2個の付勢部材と、上側の前記ペーパーフィーダー5Uの底板5Yに設けられ、前記ロック片33が通過可能な開口21と、を備え、前記上下のペーパーフィーダー5U、5Lが正常に積み重ねられると、前記ロック片33が前記開口21を通過して前記底板5Yの上方に突出し、前記上側のペーパーフィーダー5Uが前記下側のペーパーフィーダー5Lに対して傾斜すると、前記2個の付勢部材から前記回転軸31に加えられる付勢力に差が生じ、前記回転軸31が回転して前記ロック片33が前記底板5Yの開口21から抜け止めされる。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
用紙に画像を形成する画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットに用紙を供給する複数個のペーパーフィーダーと、を備え、連結機構によって上下方向に連結された前記複数個のペーパーフィーダー上に前記画像形成ユニットが載置される画像形成装置であって、
前記連結機構は、
下側の前記ペーパーフィーダーの天板に回転可能に支持される回転軸と、前記回転軸の軸方向と直交する方向に延び、該回転軸と一体に回転するロック片と、を有するロック部材と、
前記回転軸を等しい付勢力で反対方向に付勢する２個の付勢部材と、
上側の前記ペーパーフィーダーの底板に設けられ、前記ロック片が通過可能な開口と、を備え、
前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーに正常に積み重ねられると、前記ロック片が前記開口を通過して前記底板の上方に突出し、
前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーに対して傾斜すると、前記２個の付勢部材から前記回転軸に加えられる付勢力に差が生じ、前記回転軸が回転して前記ロック片が前記底板の開口から抜け止めされ、前記ロック部材によって前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーから離間不能となることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示（約 550 文字）【請求項２】
前記上側のペーパーフィーダーは、前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーに正常に積み重ねられた際に前記２個の付勢部材に干渉して前記付勢力を増加させる２個の干渉部を備え、
前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーに対して傾斜すると、一方の前記干渉部が一方の前記付勢部材から離間して前記付勢力の増加分が消失することで、前記２個の付勢部材から前記回転軸に加えられる付勢力に差が生じることを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記２個の付勢部材のそれぞれは、
一端が前記回転軸に接続する引張りコイルバネと、
一端に前記引張りコイルバネの他端が接続され、他端に上方に突出する突起を有し、両端間において前記下側のペーパーフィーダーの天板に回転可能に支持されるアームと、を備え、
前記２個の干渉部のそれぞれは、前記アームの前記突起が入り込む開口であって、前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーに正常に積み重ねられた際に、前記開口の縁で前記突起が押されて前記アームが回転し、前記引張りコイルバネが伸びることで前記付勢力を増加させることを特徴とする請求項２に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、上下方向に連結された複数台のペーパーフィーダー上に画像形成ユニットが載置される画像形成装置に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
上下方向に連結された複数台のペーパーフィーダー上に画像形成ユニットが載置される画像形成装置は、所定の高さを有し、さらに、重心が上方にあるため、転倒防止対策が必要になる。従来、上下のペーパーフィーダーは互いに連結部材を介してビスで固定されていたため、作業性が悪いという問題がある。
【０００３】
転倒防止対策として、特許文献１に記載の画像形成装置には、ペーパーフィーダーに、本体部（画像形成ユニットに対応）のベースに対して上方に所定の隙間を開けて配置されて、ペーパーフィーダーに対する本体部の上方への移動を規制する係止部が設けられている。この転倒防止対策では、隙間の範囲内で本体部がペーパーフィーダーに対して移動するので、外部から加えられる振動が吸収されるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１２－２４７７４０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら特許文献１の画像形成装置では、係止部を、本体部の上方への移動を規制する規制位置と、規制を解除する解除位置とに、レバーを手動で操作することで回動させるようになっている。このため、係止部が複数箇所に設けられていたりペーパーフィーダーの数が多かったりする場合は作業性が悪くなるという問題がある。
【０００６】
そこで、本発明は上記事情を考慮し、簡易な方法で確実に転倒を防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットに用紙を供給する複数個のペーパーフィーダーと、を備え、連結機構によって上下方向に連結された前記複数個のペーパーフィーダー上に前記画像形成ユニットが載置される画像形成装置であって、前記連結機構は、下側の前記ペーパーフィーダーの天板に回転可能に支持される回転軸と、前記回転軸の軸方向と直交する方向に延び、該回転軸と一体に回転するロック片と、を有するロック部材と、前記回転軸を等しい付勢力で反対方向に付勢する２個の付勢部材と、上側の前記ペーパーフィーダーの底板に設けられ、前記ロック片が通過可能な開口と、を備え、前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーに正常に積み重ねられると、前記ロック片が前記開口を通過して前記底板の上方に突出し、前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーに対して傾斜すると、前記２個の付勢部材から前記回転軸に加えられる付勢力に差が生じ、前記回転軸が回転して前記ロック片が前記底板の開口から抜け止めされ、前記ロック部材によって前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーから離間不能となることを特徴とする。
【０００８】
本発明において、前記上側のペーパーフィーダーは、前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーに正常に積み重ねられた際に前記２個の付勢部材に干渉して前記付勢力を増加させる２個の干渉部を備え、前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーに対して傾斜すると、一方の前記干渉部が一方の前記付勢部材から離間して前記付勢力の増加分が消失することで、前記２個の付勢部材から前記回転軸に加えられる付勢力に差が生じることを特徴としてもよい。
【０００９】
本発明において、前記２個の付勢部材のそれぞれは、一端が前記回転軸に接続する引張りコイルバネと、一端に前記引張りコイルバネの他端が接続され、他端に上方に突出する突起を有し、両端間において前記下側のペーパーフィーダーの天板に回転可能に支持されるアームと、を備え、前記２個の干渉部のそれぞれは、前記アームの前記突起が入り込む開口であって、前記上側のペーパーフィーダーが前記下側のペーパーフィーダーに正常に積み重ねられた際に、前記開口の縁で前記突起が押されて前記アームが回転し、前記引張りコイルバネが伸びることで前記付勢力を増加させることを特徴としてもよい。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、上側のペーパーフィーダーが下側のペーパーフィーダーに対して傾斜すると、２個の付勢部材からロック部材に加えられる付勢力に差が生じ、下側のペーパーフィーダーに設けられたロック部材が上側のペーパーフィーダーの底板から抜け止めされる。したがって、画像形成装置が所定の角度に傾斜しても、画像形成装置の転倒を防止できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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