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公開番号
2025013847
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-28
出願番号
2024180558,2020553617
出願日
2024-10-16,2019-04-04
発明の名称
プレバイオティック組成物及びその製造方法
出願人
オプティバイオティクス リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
33/105 20160101AFI20250121BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】甘味を付与することができるプレバイオティック組成物、すなわちプレバイオティック成分を含む組成物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】(i)酵素処理された高甘味度甘味料グリコシドと、オリゴ糖とを含むプレバイオティック組成物を提供する。特に、本発明は、ガラクトシル化され、かつ/又はフルクトシル化され、かつ/又は脱グリコシル化された高甘味度甘味料グリコシド、及び(ii)同じ酵素反応の間に得られるオリゴ糖に関する。この組成物の使用及び製造方法も記載される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(i)酵素処理された高甘味度甘味料グリコシドと、
(ii)オリゴ糖と
を含むプレバイオティック組成物。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記高甘味度甘味料グリコシドが、ガラクトシル化及び/又はフルクトシル化及び/又は脱グリコシル化によって酵素処理されたものである請求項1に記載のプレバイオティック組成物。
【請求項3】
前記高甘味度甘味料グリコシドが、以下の、ステビオールグリコシド若しくはモグロシド、又はこれらの誘導体のうちの1以上から選択される請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記ステビオールグリコシドがレバウディオサイドAを含むか、又は前記モグロシドがモグロシドVを含む請求項4に記載の組成物。
【請求項5】
前記オリゴ糖が、以下の、ガラクトオリゴ糖(GOS)又はフラクトオリゴ糖(FOS)のうちの1以上である請求項1又は請求項2に記載の組成物。
【請求項6】
前記組成物が、約5%までガラクトシル化され、かつ/又は約5%までフルクトシル化され、かつ/又は5%まで脱グリコシル化された高甘味度甘味料グリコシドを含む請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記組成物が、約2%までガラクトシル化され、かつ/又は約2%までフルクトシル化され、かつ/又は2%まで脱グリコシル化された高甘味度甘味料グリコシドを含む請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
前記組成物が、約1.5%までガラクトシル化され、かつ/又は約1.5%までフルクトシル化され、かつ/又は1.5%まで脱グリコシル化された高甘味度甘味料グリコシドを含む請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
前記高甘味度甘味料グリコシドが、オリゴ糖の合成と同時にガラクトシル化され、かつ/又はフルクトシル化され、かつ/又は脱グリコシル化されたものである請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
前記高甘味度甘味料グリコシドが、ガラクトシル化及び/又はフルクトシル化及び/又は脱グリコシル化によって、約3単位までのラクトース又はフルクトースによって変性されているステビオールグリコシドを含む請求項9に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食料品用の機能性食品原料として及び惣菜製品における組み込み材料として具体的な用途を有するか、又は単独で食品に甘味を加えるために使用される甘味のプレバイオティック組成物に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
全世界の甘味料市場は、現在、砂糖が主役であり、2022年までに1120憶ドルに達すると予想されている。低カロリー又はノンカロリーの甘味料への動きが大きくなっている。ステビオールグリコシド及びモグロシドV等のいくつかの甘味料は、高甘味度甘味料(HIS)に分類され、報告によれば、それぞれスクロースに対しておよそ150倍及び400倍の甘味度を有する。しかしながら、いくつかのHISは、苦み又は異味を伴い、このことが消費者にとってのHISの魅力を減じている。
【0003】
プレバイオティクスは、乳酸桿菌又はビフィズス菌等の健康への恩恵をもたらす宿主微生物によって選択的に利用される基質であり、食品部門へのはるかに増加した応用を見出している。プレバイオティクスは、健康の改善に寄与する結腸細菌によって選択的に代謝される非消化性の食物原料であることができる。従って、プレバイオティクスを使用することは、常在性の腸内細菌叢内の有益な変化を促進し、その変化は、プロバイオティクスの生存性を助けることができる。プレバイオティクスは、腸内細菌集団に対して全体的な効果を有し、腸で選択的に代謝されないペクチン、セルロース類、キシラン等の多くの食物繊維とは明確に異なる。プレバイオティックとしての分類基準は、それが胃液酸性度、哺乳類の酵素による加水分解及び上部消化管における吸収に抵抗する必要があり、腸管微生物叢によって発酵されるための適切な量で結腸に到達して健康及び健全性と関連する腸内細菌の増殖及び/又は活性を選択的に刺激する必要があるということである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
甘味を付与することができるプレバイオティック組成物、すなわちプレバイオティック成分を含む組成物を提供することが本発明の目的である。特に、苦み及び/又は望ましくない後味が少なくて甘味を付与するプレバイオティック組成物、すなわちプレバイオティック成分を含む組成物を提供することが本発明の目的である。ヒト又は動物の上部消化管で消化されず、それゆえ腸内マイクロバイオームの多様性を改善することができるノンカロリーの、又は実質的にノンカロリーの、機能的原料として使用することができるプレバイオティック組成物、すなわちプレバイオティック成分を含む組成物を提供することが本発明のさらなる目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様によれば、
(i)酵素処理された高甘味度甘味料グリコシドと、
(ii)オリゴ糖と
を含むプレバイオティック組成物が提供される。
【0006】
本発明の関連する態様によれば、
(i)酵素処理された高甘味度甘味料グリコシドと、
(ii)酵素により合成された(酵素合成)オリゴ糖と
を含むプレバイオティック組成物が提供される。
【0007】
本発明のさらに関連する態様によれば、
(i)酵素処理された高甘味度甘味料グリコシドと、
(ii)酵素により合成された(酵素合成)オリゴ糖と
を含む合成プレバイオティック組成物が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1Aは、実施例1に記載されるステビオールグリコシドのHPLC-DADプロファイル及び検出を示し、図1Bは、実施例2に記載される炭水化物のGC-FIDプロファイル及び検出を示す。
図2Aは、実施例1に記載されるステビオールグリコシドの検出についてのHPLC-DADプロファイルを示し、図2Bは、実施例2に記載される炭水化物の検出についてのGC-FIDプロファイルを示す。
図3Aは、実施例3に記載されるモグロシドの検出についてのHPLC-DADプロファイルを示し、図3Bは、実施例3に記載される炭水化物の検出についてのGC-FIDプロファイルを示す。
図4Aは、実施例4に記載されるモグロシドの検出についてのHPLC-DADプロファイルを示し、図4Bは、実施例4に記載される炭水化物の検出についてのGC-FIDプロファイルを示す。
図5は、実施例5において試験された試料についての甘味についての官能試験結果を示す棒グラフである(棒は平均値を表し、エラーバーは±半LSDに広がる)。
図6は、実施例5において試験された試料についての異味の強さについての官能試験結果を示す棒グラフである(棒は平均値を表し、エラーバーは±半LSDに広がる)。
図7は、実施例5において試験された試料についての苦味についての官能試験結果を示す棒グラフである(棒は平均値を表し、エラーバーは±半LSDに広がる)。
図8は、実施例5において試験された試料についてのリコリス味についての官能試験結果を示す棒グラフである(棒は平均値を表し、エラーバーは±半LSDに広がる)。
図9は、実施例5において試験された試料についての甘い後味についての官能試験結果を示す棒グラフである(棒は平均値を表し、エラーバーは±半LSDに広がる)。
図10は、実施例6に記載されるA.アキュリータスカルボヒドラーゼを用いて酵素処理されたステビオールグリコシドについてのHPLC-MSプロファイルを示すプロットである。RA:レバウディオサイドA;ST:ステビオシド;RF:レバウディオサイドF;RC:レバウディオサイドC;Ru:ルブソシド;Sb:ステビオールビオシド。
図11は、実施例6に記載されるA.アキュリータスカルボヒドラーゼを用いて酵素処理されたステビオールグリコシドについてのMALDI-TOFプロファイルを示すプロットである。RA:レバウディオサイドA;ST:ステビオシド;RF:レバウディオサイドF;RC:レバウディオサイドC;Ru:ルブソシド;Sb:ステビオールビオシド.;Fru:フルクトース。
図12は、実施例6に記載されるβ-ガラクトシダーゼを用いて酵素処理されたステビオールグリコシドについてのHPLC-MSプロファイルを示すプロットである。RA:レバウディオサイドA;ST:ステビオシド;RF:レバウディオサイドF;RC:レバウディオサイドC;Ru:ルブソシド;Sb:ステビオールビオシド。
図13は、実施例6に記載されるβ-ガラクトシダーゼを用いて酵素処理されたステビオールグリコシドについてのMALDI-TOFプロファイルを示すプロットである。RA:レバウディオサイドA;ST:ステビオシド;RF:レバウディオサイドF;RC:レバウディオサイドC;Ru:ルブソシド;Sb:ステビオールビオシド.;Gal:ガラクトース。
図14は、実施例6に記載されるA.アキュリータスカルボヒドラーゼを用いて酵素処理されたモグロシドについてのHPLC-MSプロファイルを示すプロットである。M:モグロシド。
【0009】
図15は、A.アキュリータスカルボヒドラーゼを用いて酵素処理されたモグロシドについてのMALDI-TOFプロファイルを示すプロットである。M:モグロシド;Fru:フルクトース。
図16は、実施例6に記載されるβ-ガラクトシダーゼを用いて酵素処理されたモグロシドについてのHPLC-MSプロファイルを示すプロットである。M:モグロシド。
図17は、実施例6に記載されるβ-ガラクトシダーゼを用いて酵素処理されたモグロシドについてのMALDI-TOFプロファイルを示すプロットである。M:モグロシド;Gal:ガラクトース。
【発明を実施するための形態】
【0010】
用語「合成(の)」及び「合成された」は、天然には存在しないか又は天然では生成されない産物を意味すると意図されている。この用語は、もちろん、天然由来の前駆組成物及び天然由来の酵素等の天然物を使用して「人が造った」産物を包含する。
(【0011】以降は省略されています)
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