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公開番号
2025013726
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-27
出願番号
2023110806
出願日
2023-07-05
発明の名称
車体構造
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
B62D
25/08 20060101AFI20250120BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】キャブの捩れに対する剛性・強度を確保することが可能な車体構造を提供する。
【解決手段】車体構造は、キャビンの車両後側壁に配置され、車両前後方向に連通する略矩形状の開口を有し、キャビンとキャビンよりも車両後側に配置される荷室とを連絡する通路と、開口の車両下側に配置された開口下側フレームと、第1折曲部を有し、開口下側フレームの車幅方向一側端部と車幅方向一側マウントとを直接的または間接的に連結する車幅方向一側フレームと、第2折曲部を有し、開口下側フレームの車幅方向他側端部と車幅方向他側マウントとを直接的または間接的に連結する車幅方向他側フレームと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
キャビンの車両後側壁に配置され、車両前後方向に連通する略矩形状の開口を有し、キャビンと前記キャビンよりも車両後側に配置される荷室とを連絡する通路と、
前記開口の車両下側に配置された開口下側フレームと、
第1折曲部を有し、前記開口下側フレームの車幅方向一側端部と車幅方向一側マウントとを直接的または間接的に連結する車幅方向一側フレームと、
第2折曲部を有し、前記開口下側フレームの車幅方向他側端部と車幅方向他側マウントとを直接的または間接的に連結する車幅方向他側フレームと、
を備える、
車体構造。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記車幅方向一側フレームは、さらに、前記第1折曲部において折曲された一方の方向である前記車幅方向一側に延在する車幅方向一側延在部を有し、前記車幅方向一側延在部の先端部が前記開口の車幅方向一側に配置された車幅方向一側マウントに直接的または間接的に連結され、さらに、前記第1折曲部において折曲された他方の方向である車両下方向に延在する車両下方向延在部を有し、前記車両下方向延在部の先端部が前記開口下側フレームの車幅方向一側端部に連結され、
前記車幅方向他側フレームは、さらに、前記第2折曲部において折曲された一方の方向である前記車幅方向他側に延在する車幅方向他側延在部を有し、前記車幅方向他側延在部の先端部が前記開口の車幅方向他側に配置された車幅方向他側マウントに直接的または間接的に連結され、さらに、前記第2折曲部において折曲された他方の方向である車両下方向に延在する車両下方向延在部を有し、前記車両下方向延在部の先端部が前記開口下側フレームの車幅方向他側端部に連結される、
請求項1に記載の車体構造。
【請求項3】
前記第1折曲部および前記第2折曲部のそれぞれは、L字状に折曲されている、
請求項2に記載の車体構造。
【請求項4】
前記車幅方向一側フレームを補強するように、前記車幅方向一側延在部と前記車両下方向延在部とに架設される車幅方向一側パネルと、
前記車幅方向他側フレームを補強するように、前記車幅方向他側延在部と前記車両下方向延在部とに架設される車幅方向他側パネルと、
をさらに備える、
請求項2または3に記載の車体構造。
【請求項5】
前記車幅方向一側フレームと車幅方向一側パネルとは、互いに接合され、
前記車幅方向他側フレームと車幅方向他側パネルとは、互いに接合される、
請求項4に記載の車体構造。
【請求項6】
前記車幅方向一側フレームにおける前記開口と反対側の面に前記車幅方向一側パネルが接合され、
前記車幅方向他側フレームにおける前記開口と反対側の面に前記車幅方向他側パネルが接合される、
請求項5に記載の車体構造。
【請求項7】
車幅方向一側パネルは、前記車幅方向一側延在部の先端部を前記開口の車幅方向一側マウントに直接的または間接的に連結するための連結部を有し、
車幅方向他側パネルは、前記車幅方向他側延在部の先端部を前記開口の車幅方向他側マウントに直接的または間接的に連結するための連結部を有する、
請求項4または5に記載の車体構造。
【請求項8】
前記開口下側フレームは、前記通路の床面に沿うように配置され、
前記車幅方向一側フレームは、前記通路の車幅方向一側に配置され、
前記車幅方向他側フレームは、前記通路の車幅方向他側に配置される、
請求項1から7のいずれか一項に記載の車体構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車体構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の車体構造として、例えば、キャビン(「キャブ」とも称される)の後端下部構造が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、フロアパネルの後端部に曲折形成されて下方に凹むフロア凹部と、キャブロック装置が固定されるとともにストライカを挿通するストライカ挿通孔が形成された底部と、底部の左右両側から上方へ延びてバックパネルの後面に接合される側部とを有するキャブロックブラケット(「マウントブラケット」とも称される)と、バックパネルの下端縁のうちフロア凹部の後方部分から下方へ延びる縦板部と、縦板部の下端から前方へ曲折して延び、フロア凹部に上下で重なって接合される横板部と、を有するバックパネル延長部と、を備え、底部の底フランジ部は縦板部の後面に、底部の下面はフロア凹部の上面に接合される車体構造が記載されている。
【0004】
つまり、特許文献1に記載された車体構造では、左右両側のそれぞれに配置されたマウントブラケットはバックパネルの下端部で繋がっている。これにより、走行時の路面入力や蛇行時のキャブ慣性入力によるキャブのねじれに対する剛性・強度を確保することが可能となる。
【0005】
また、例えば、特許文献2には、リアキャブマウントレールは、リアキャブマウントブラケット(以下、「マウントブラケット」と略称する)を介してリアキャブマウントに下方から支持されるマウントブラケット固定部と、マウントブラケット固定部を含む被支持領域とを有し、キャブ本体の後端下部で車幅方向に延びる。被支持領域の車幅方向の長さは、マウントブラケット固定部の車幅方向の長さと略同一である。キャブバックパネルは、リアキャブマウントレールに沿ってキャブ本体の後端で起立する。バックパネルレインフォースは、下方へ向かうほど車幅方向の長さが徐々に増大する拡幅形状に形成された拡幅下端部を有する。拡幅下端部は、リアキャブマウントレールの後板部の後部領域に接合される下端縁部を有する車体構造が記載されている。
【0006】
つまり、特許文献2に記載された車体構造では、車両幅方向両側のそれぞれに配置されたマウントブラケットはリアキャブマウントレールで繋がっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-232609号公報
特開2017-218119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、車体構造において、キャブの後側壁を構成するバックパネルに、キャブとキャブの後側に配置された荷室とを連絡する通路が設けられる場合がある。
【0009】
上記の特許文献1に記載された車体構造では、通路を設けるために、バックパネルの下端部が、車両幅方向の中央で分断されることとなる。これにより、車幅方向両側のマウントブラケットがバックパネルの下端部で繋がらない構造となるため、走行時の路面入力や蛇行時のキャブ慣性入力によるキャブの捩れに対する剛性・強度を確保することが困難となる。
【0010】
また、上記の特許文献2に記載された車体構造では、通路を設けるために、リアキャブマウントレールが車両幅方向の中央で分断されることとなる。これにより、車幅方向両側のマウントブラケットがリアキャブマウントレールで繋がらない構造となるため、同じく、走行時の路面入力や蛇行時のキャブ慣性入力によるキャブの捩れに対する剛性・強度を確保することが困難となる。
(【0011】以降は省略されています)
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