TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025013722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024199291,2020178940
出願日
2024-11-14,2020-10-26
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20250117BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】目標階調を適切なタイミングで取得する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、画像データを変換条件に基づいて変換する画像処理部17と、変換された画像データに基づき、用紙に画像を形成する画像形成部19と、用紙に形成された画像を読み取る読取装置50と、画像形成部19により第1の用紙にユーザ画像とともに第1テスト画像を形成し、画像形成部19により第2の用紙にユーザ画像とともに第2テスト画像を形成し、読取装置50による第1テスト画像と第2テスト画像の読取結果を取得し、第1テスト画像の読取結果と第2テスト画像の読取結果に基づいて変換条件を生成する制御部70と、用紙の種類に対応する前記第1テスト画像の読取結果を記憶する記憶部12と、を備える。制御部70は、画像形成部19によりユーザ画像が形成される用紙の種類が所定の条件を満たす場合に第1テスト画像を用紙に形成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
画像データを変換条件に基づいて変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された画像データに基づき、用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記用紙に形成された画像を読み取る読取手段と、
前記画像形成手段により第1の用紙にユーザ画像とともに第1テスト画像を形成し、前記読取手段による前記第1テスト画像の読取結果を取得し、前記画像形成手段により第2の用紙にユーザ画像とともに第2テスト画像を形成し、前記読取手段による前記第2テスト画像の読取結果を取得し、前記第1テスト画像の読取結果と前記第2テスト画像の読取結果に基づいて前記変換条件を生成する制御手段と、
用紙の種類に対応する前記第1テスト画像の読取結果を記憶する記憶手段と、を備え、
前記制御手段は、前記画像形成手段によりユーザ画像が形成される用紙の種類に関する所定の条件が満たされた場合に前記第1テスト画像を用紙に形成することを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記第1の用紙にユーザ画像とともに前記第1テスト画像を形成して、前記読取手段による前記第1テスト画像の読取結果に基づいて前記変換条件を生成することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第1の用紙と前記第2の用紙の種類が同じ場合に、前記第2の用紙による前記変換条件の生成を行わないことを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、連続した画像形成に用いる用紙の種類が同じ場合に、後続の画像形成によるテスト画像の読取結果に基づく前記変換条件の生成を行わないことを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、後続の画像形成が所定期間内の先行の画像形成で用いられた用紙の種類と同じ種類の用紙を画像形成に用いる場合に、該後続の画像形成によるテスト画像の読取結果に基づく前記変換条件の生成を行わないことを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、先行の画像形成と後続の画像形成とで用いる用紙の物理的特性が同じ場合に、前記後続の画像形成によるテスト画像の読取結果に基づく前記変換条件の生成を行わないことを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、連続した画像形成に用いる用紙の物理的特性が同じ場合に、後続の画像形成によるテスト画像の読取結果に基づく前記変換条件の生成を行わないことを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御手段は、後続の画像形成が所定期間内の先行の画像形成で用いられた用紙の物理的特性と同じ物理的特性の用紙を用いる場合に、前記後続の画像形成によるテスト画像の読取結果に基づく前記変換条件の生成を行わないことを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記用紙を前記画像形成手段に給紙する複数の給紙カセットをさらに備えており、
前記制御手段は、先行の画像形成と後続の画像形成とで用紙が同じ給紙カセットから給紙される場合に、前記後続の画像形成によるテスト画像の読取結果に基づく前記変換条件の生成を行わないことを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御手段は、連続した画像形成に用いる用紙が同じ給紙カセットから給紙される場合に、後続の画像形成によるテスト画像の読取結果に基づく前記変換条件の生成を行わないことを特徴とする、
請求項9記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、複合機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、オンデマンド画像形成装置の市場が拡大している。例えば、オフセット印刷市場には、電子写真方式の画像形成装置が広がりつつある。また、ラージフォーマット、低イニシャルコスト、超高速等の理由で幅広い市場開拓に成功したインクジェット方式の画像形成装置がある。しかし市場拡大は容易なものではなく、その市場を担ってきた先行の画像形成装置の画像品質(以下、「画質」と呼ぶ。)が維持されなければならない。
【0003】
画質には、階調性、粒状性、面内一様性、文字品位、色再現性(色安定性を含む)等がある。この中で最も重要なのは色再現性であるといわれている。人間は、経験に基づいた期待する色(特に人肌、空、金属等)についての記憶があり、この記憶の許容範囲を超えた色については違和感をおぼえる。このような記憶された色は「記憶色」と呼ばれる。記憶色は、写真等への出力時にその再現性が重要になる。この他にも、印刷されたビジネス文書とモニタとの色の差に違和感を覚えてしまうオフィスユーザ層、コンピュータグラフィックスを扱うグラフィックアーツユーザ層等は、オンデマンド画像形成装置に対する安定性を含んだ色再現性への要求度が高い。
【0004】
電子写真方式の画像形成装置は、一般的に、形成する画像の階調特性が目標の階調特性(目標階調)に一致するように階調特性の補正を行っている。階調特性の補正には、各階調値に対して補正後の階調値が設定された階調補正デーブルが用いられる。画像の階調特性は、画像形成装置の設置環境の変化や経時変化により変動する。そのために画像形成装置は、定期的に階調特性の調整(キャリブレーション)を行って、階調補正テーブルを最適化している。キャリブレーションは、用紙に階調調整用画像を形成することで行われる。用紙に形成された階調調整用画像はスキャナ等の読取装置で読み取られる。読み取られた階調調整用画像から得られる階調特性と目標階調との差異に応じて、階調補正テーブルが更新される。
【0005】
階調調整用画像は、例えば、用紙上の、印刷ジョブに応じた画像が形成される画像領域を除いた非画像領域に形成される(特許文献1)。これにより、ユーザが所望する画像とは別紙に階調調整用画像を形成する必要がなくなり、印刷ジョブを中断する必要がなく、ヤレ紙の発生が回避できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-107648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
用紙の抵抗値や表面性(表面の凹凸)等が原因で、印刷に用いられるトナー量が同じであっても用紙上の画像濃度が変化することがある。用紙の種類毎の画像濃度の変化に対応するために、用紙の種類毎に目標階調(目標濃度と同義)を保持すると、メモリの記憶容量が増加する等のコストが発生する。そこで、印刷ジョブ単位で色安定性を向上させるために、印刷ジョブの1枚目の用紙(先頭紙)の階調特性を目標階調とする方法がある。1つの印刷ジョブでは同じ種類の用紙が用いられる。そのために先頭紙の階調特性を目標階調に用い、先頭紙の画像の画質に対する相対的な制御を行うことで、メモリの記憶容量を増加させることなく画質を維持することができる。
【0008】
目標階調を決定する際の読取装置の読取結果は、読取装置による画像読取の繰り返し精度によりばらつくことがある。これは、用紙の種類が同じであっても目標階調がばらつく原因となる。そのために階調特性の監視及び調整を行った結果にズレが生じ、長時間にわたって継続して適切な階調の画像を出力し続けることができない可能性がある。
【0009】
本発明は、上記の問題に鑑み、階調補正に必要な目標階調を適切なタイミングで取得し、長期間にわたって適切な色の画像を出力できる画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の画像形成装置は、画像データを変換条件に基づいて変換する変換手段と、前記変換手段により変換された画像データに基づき、用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記用紙に形成された画像を読み取る読取手段と、前記画像形成手段により第1の用紙にユーザ画像とともに第1テスト画像を形成し、前記読取手段による前記第1テスト画像の読取結果を取得し、前記画像形成手段により第2の用紙にユーザ画像とともに第2テスト画像を形成し、前記読取手段による前記第2テスト画像の読取結果を取得し、前記第1テスト画像の読取結果と前記第2テスト画像の読取結果に基づいて前記変換条件を生成する制御手段と、用紙の種類に対応する前記第1テスト画像の読取結果を記憶する記憶手段と、を備え、前記制御手段は、前記画像形成手段によりユーザ画像が形成される用紙の種類に関する所定の条件が満たされた場合に前記第1テスト画像を用紙に形成することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
乾燥装置
19日前
キヤノン株式会社
記録装置
3日前
キヤノン株式会社
記録装置
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
記録装置
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
記録装置
11日前
キヤノン株式会社
記録装置
19日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
定着装置
3日前
キヤノン株式会社
制御装置
10日前
キヤノン株式会社
定着装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
記録装置
19日前
キヤノン株式会社
操作装置
4日前
キヤノン株式会社
電子機器
4日前
キヤノン株式会社
電子機器
7日前
キヤノン株式会社
トナー容器
10日前
キヤノン株式会社
トナー容器
10日前
キヤノン株式会社
レンズ鏡筒
10日前
キヤノン株式会社
露光ヘッド
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
アンテナ装置
20日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
12日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
18日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像システム
18日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
18日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
18日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る