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公開番号
2024179562
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098508
出願日
2023-06-15
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20241219BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像形成装置において、供給ローラを用いて現像剤担持体に対してトナーを好適に供給する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】像担持体に形成された静電潜像に現像剤を搬送する現像剤担持体と、現像剤担持体に現像剤を供給する発泡弾性体を含む供給ローラと、現像剤担持体に現像電圧を、供給ローラに供給電圧を印加する電源装置と、現像電圧および供給電圧を制御して供給バイアスを変化させることで供給ローラから現像剤担持体への現像剤の供給を制御する電源制御部と、画像情報に基づいて静電潜像の形成を制御する画像制御部を有し、画像制御部は、画像情報に基づく値である第1の値に基づいて、画像形成が行われる期間における供給バイアスの変化量を制御する画像形成装置を用いる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体と、
前記像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を搬送する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に接触してその表面に前記現像剤を供給する発泡弾性体を含む供給ローラと、
前記現像剤担持体に現像電圧を印加するとともに、前記供給ローラに供給電圧を印加する電源装置と、
前記現像電圧および前記供給電圧を制御する電源制御部であって、前記現像電圧と前記供給電圧を制御することにより供給バイアスを変化させることで前記供給ローラから前記現像剤担持体への前記現像剤の供給を制御する電源制御部と、
画像情報に基づいて前記像担持体の表面への前記静電潜像の形成を制御する画像制御部と、
を有し、
前記画像制御部は、前記画像情報に基づく値である第1の値を取得し、画像形成が行われる期間における前記供給バイアスの変化量を前記第1の値に基づいて制御する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記画像制御部は、前記第1の値として、前記画像情報に基づいて形成される画像における印字率を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像制御部は、前記第1の値として、前記画像情報に基づいて画像を形成するときの前記現像剤の使用量を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記電源制御部は、時間あたりの前記供給バイアスの変化量を制御する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記電源制御部は、前記現像剤担持体の回転軸に垂直な方向における距離あたりの前記供給バイアスの変化量を制御する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記電源制御部は、前記供給バイアスが前記現像剤の正規帯電極性と同極性側に徐々に変化するように、前記供給バイアスの変化量を制御する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記電源制御部は、前記画像形成が行われる期間において、前記供給バイアスが時間の経過に対して単調増加または単調減少するように制御を行う
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記電源制御部は、前記画像情報の解析により決定された高印字率の区間については前記供給バイアスを所定の変化量で変化させ、低印字率の区間については前記供給バイアスが一定となるように制御を行う
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記電源制御部は、前記画像情報に基づいて形成される画像における印字率が高いほど、前記供給バイアスの変化量が大きくなるように制御を行う
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
レーザプリンタ、複写機、ファクシミリ等の電子写真記録方式の画像形成装置においては、感光ドラムの表面を帯電手段によって一様に帯電し、帯電された感光ドラム表面を露光手段によって露光して静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を、現像剤担持体を有する現像手段で現像して、現像剤(以下、トナーという)によるトナー像を形成する。そして、このトナー像を転写手段によって記録材に転写する。その後、定着手段によりトナー像を記録材上に定着し、印刷物として出力する。
【0003】
ここで、現像工程においては、現像剤担持体の表面に均一なトナー層を形成することが、印刷物の色味や鮮明度などに代表される画質の向上に不可欠である。現像剤担持体に安定したトナー供給を行うために、供給ローラを設置することが一般的である。また、特許文献1によれば、現像剤担持体と供給ローラの間に電位差を形成することで、さらに安定
したトナー供給を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5093143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の方法では、特に、高濃度画像を長尺紙に印刷する場合には、現像ローラへのトナー供給が不足し、濃度が薄くなる現象(濃度薄)や、トナーが掠れる現象(カスレ)が発生してしまうことがあった。一方で、トナー供給を過度に行うと、トナー量を規制するブレード等の現像規制部材での規制力が足りなくなり、カブリなどの画像不良が発生してしまうことがあった。
【0006】
本発明は以上のような点を鑑みてなされたものであり、画像形成装置において、供給ローラを用いて現像剤担持体に対してトナーを好適に供給する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
像担持体と、
前記像担持体上に形成された静電潜像に現像剤を搬送する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に接触してその表面に前記現像剤を供給する発泡弾性体を含む供給ローラと、
前記現像剤担持体に現像電圧を印加するとともに、前記供給ローラに供給電圧を印加する電源装置と、
前記現像電圧および前記供給電圧を制御する電源制御部であって、前記現像電圧と前記供給電圧を制御することにより供給バイアスを変化させることで前記供給ローラから前記現像剤担持体への前記現像剤の供給を制御する電源制御部と、
画像情報に基づいて前記像担持体の表面への前記静電潜像の形成を制御する画像制御部と、
を有し、
前記画像制御部は、前記画像情報に基づく値である第1の値を取得し、画像形成が行われる期間における前記供給バイアスの変化量を前記第1の値に基づいて制御する
ことを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像形成装置において、供給ローラを用いて現像剤担持体に対してトナーを好適に供給する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1における画像形成装置の全体像を示す概略図
実施例1における画像形成に関わる情報処理の流れを示す概略図
実施例1における画像処理の様子を示す概略図
比較例および実施例1における描画画像の印字率を示す概略図
比較例における供給バイアスを示す概略図
比較例における供給ローラ内トナー量と現像ローラへのトナー供給量を示す概略図
実施例1における供給バイアスを示す概略図
実施例1における供給ローラ内トナー量と現像ローラへのトナー供給量を示す概略図
実施例1における印字率と供給バイアスの変化量の関係を示す図
実施例1における供給バイアス制御を伴う画像形成動作のフローチャート
実施例2における描画画像の印字率は示す概略図
実施例2における供給バイアスを示す概略図
実施例2における供給ローラ内トナー量と現像ローラへのトナー供給量を示す概略図
実施例2における印字率と供給バイアスの変化量の関係を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り、後の説明においても初めの説明と同様のものである。特に図示あるいは記述をしない構成や工程には、当該技術分野の周知技術または公知技術を適用することが可能である。また、重複する説明は省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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