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公開番号2025011466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113598
出願日2023-07-11
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人中川国際特許事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250117BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】生産性を向上させると共に、カバーへのトナーの付着を抑制することにより、シートの詰まり又は画像汚れの発生を抑制すること。
【解決手段】画像形成装置Eは、定着ベルト1と、定着ベルト1と当接することによりニップ部Nを形成する加圧ローラ2と、加圧ローラ2の軸線方向に延設され、定着ベルト1の周方向を覆うカバー8と、を備える画像加熱装置A1と、シートSの裏面Sbと当接する入口フラグ10と、入口フラグ10を裏面Sbから表面Sfに向かって付勢する付勢部30と、を有するシート検知部材と、を有する。カバー8は、付勢部30が裏面Sbから表面Sfに付勢する付勢方向F5において、入口フラグ10から離れるように凹設される凹部8aを備える。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
シート上の未定着のトナー像を加熱する加熱回転体と、前記加熱回転体と当接することによりニップ部を形成する加圧回転体と、前記加圧回転体の軸線方向に延設され、前記加熱回転体の周方向を覆うカバーと、を備え、シート上の前記未定着のトナー像をシートに定着させる定着装置と、
シートの搬送方向において前記ニップ部の上流に配置され、シートを検知するシート検知部材と、
を有し、
前記シート検知部材は、
前記ニップ部で前記加熱回転体と接触するシートの面を表面とし、前記ニップ部で前記加圧回転体と接触するシートの面を裏面とした場合に、シートの前記裏面と当接する当接部と、前記当接部を前記裏面から前記表面に向かって付勢する付勢部と、を有し、
前記カバーは、
前記付勢部が前記裏面から前記表面に付勢する付勢方向において、前記当接部から離れるように凹設される凹部を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記凹部の凹設方向の長さは、3[mm]以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記凹部の前記軸線方向の長さは、前記当接部の前記軸線方向の長さよりも大きい、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記当接部は、
第1の位置と第2の位置との間で回動可能であり、前記定着装置に搬送されるシートに当接することにより前記第1の位置から前記第2の位置に回動し、
前記当接部と前記カバーとの前記付勢方向における前記第1の位置に位置する前記当接部と前記凹部を設けない場合の前記カバーとの最短距離は、前記当接部が前記第1の位置と前記第2の位置との間で回動する際の回動距離の5倍以下である、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記加熱回転体を誘導発熱させるコイルを有し、
前記カバーは、
前記コイルを周囲から絶縁する絶縁部材である、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記カバーは、
樹脂によって形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート上に形成された画像を加熱する画像加熱装置を備える複写機、プリンタ、ファックス又はこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真装置又は静電記録装置等の画像形成装置では、シート上に未定着のトナー像を形成して、形成したトナー像を画像加熱装置(定着装置)により加熱及び加圧することにより、シートにトナー像を定着させている。
【0003】
特許文献1は、未定着のトナー像が形成されたシートが定着装置に入る入り口側に、シートのたるみを検出するためのたるみセンサを備える画像形成装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-161703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の定着装置のように、シートの搬送方向において、定着装置の上流にセンサを配置する構成が知られている。また、画像形成装置の生産性向上のためには、定着装置の熱を効率よくシートに与えることが重要である。そこで、加熱回転体の熱が周囲に拡散して逃げてしまうことを抑制するカバーを画像形成装置に設けた構成が提案されている。
上記のセンサとカバーとを用いた画像形成装置において、センサが、シートと当接することにより、シート上の未定着トナーをカバーに付着させてしまうことがある。これが繰り返し行われてカバーに付着するトナーが堆積することにより、紙詰まり又は画像汚れが発生するおそれがあった。
【0006】
本発明の目的は、生産性を向上させることができると共に、カバーへのトナーの付着を抑制することにより、シートの詰まり又は画像汚れの発生を抑制することができる画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成装置であって、シート上の未定着のトナー像を加熱する加熱回転体と、前記加熱回転体と当接することによりニップ部を形成する加圧回転体と、前記加圧回転体の軸線方向に延設され、前記加熱回転体の周方向を覆うカバーと、を備え、シート上の前記未定着のトナー像をシートに定着させる定着装置と、シートの搬送方向において前記ニップ部の上流に配置され、シートを検知するシート検知部材と、を有し、前記シート検知部材は、前記ニップ部で前記加熱回転体と接触するシートの面を表面とし、前記ニップ部で前記加圧回転体と接触するシートの面を裏面とした場合に、シートの前記裏面と当接する当接部と、前記当接部を前記裏面から前記表面に向かって付勢する付勢部と、を有し、前記カバーは、前記付勢部が前記裏面から前記表面に付勢する付勢方向において、前記当接部から離れるように凹設される凹部を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、生産性を向上させることができると共に、カバーへのトナーの付着を抑制することにより、シートの詰まり又は画像汚れの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の模式図である。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の画像加熱装置の断面模式図である。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の画像加熱装置の正面模式図である。
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の画像加熱装置の断面模式図である。
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の画像加熱装置の正面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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