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公開番号
2025008313
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110364
出願日
2023-07-04
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/16 20060101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】一次転写部の下流に配置された電極部材にバイアスを印加して中間転写体上のトナーの帯電量の上昇を抑制可能な構成において、記録材の種類などによって発生し得る飛び散りなどの画像不良を抑制することを可能とする。
【解決手段】画像形成装置1は、所定の極性に帯電可能な感光体11と、中間転写ベルト6と、一次転写部材15と、一次転写部材15に第1のバイアスを印加する第1の印加部75と、一次転写部N1の下流側で中間転写ベルト6の内周面に接触する電極部材8と、電極部材8に上記所定の極性と同極性の第2のバイアスを印加する第2の印加部80と、記録材Sの種類と関係付けられて第2のバイアスの設定値が記憶される記憶部35と、記憶部35に所定の記録材Sの種類と関係付けられて記憶されている第2のバイアスの設定値に基づいて第2の印加部80を制御する制御部3と、を有する構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の極性に帯電可能でありトナー像を担持する感光体と、
前記感光体に接触して一次転写部を形成し、前記一次転写部で前記感光体から一次転写されたトナー像を二次転写部で記録材に二次転写するために搬送する、周回移動可能な中間転写ベルトと、
前記中間転写ベルトの内周面に接触し、第1のバイアスが印加されて前記感光体から前記中間転写ベルトにトナー像を一次転写させる一次転写部材と、
前記一次転写部材に前記所定の極性とは逆極性の前記第1のバイアスを印加する第1の印加部と、
前記中間転写ベルトの移動方向における前記一次転写部の下流側で前記中間転写ベルトの内周面に接触する電極部材と、
前記電極部材に前記所定の極性と同極性の第2のバイアスを印加する第2の印加部と、
記録材の種類と関係付けられて前記第2のバイアスの設定値が記憶される記憶部と、
前記記憶部に所定の記録材の種類と関係付けられて記憶されている前記第2のバイアスの設定値に基づいて、該所定の種類の記録材に対する画像形成時に前記電極部材に前記第2のバイアスを印加するように前記第2の印加部を制御する制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
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【請求項2】
前記所定の記録材の種類と関係付けられて前記記憶部に記憶されている前記第2のバイアスの設定値を変更することが可能な変更手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
少なくとも2つの前記感光体と、少なくとも2つの前記感光体のそれぞれに対応して設けられた少なくとも2つの前記一次転写部材と、少なくとも2つの前記感光体のそれぞれに対応して設けられた少なくとも2つの前記電極部材と、を有し、
前記変更手段は、前記所定の記録材の種類と関係付けられて前記記憶部に記憶されている、少なくとも2つの前記電極部材のそれぞれに印加される前記第2のバイアスの設定値を別々の変更指示により独立して変更することが可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
少なくとも2つの前記感光体と、少なくとも2つの前記感光体のそれぞれに対応して設けられた少なくとも2つの前記一次転写部材と、少なくとも2つの前記感光体のそれぞれに対応して設けられた少なくとも2つの前記電極部材と、を有し、
前記変更手段は、前記所定の記録材の種類と関係付けられて前記記憶部に記憶されている、少なくとも2つの前記電極部材のそれぞれに印加される前記第2のバイアスの設定値を1つの変更指示により一括して変更することが可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記変更手段は、操作者の操作による前記第2のバイアスの設定値の変更指示を受け付ける入力部を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、所定の条件を満たす場合に、非画像形成時に、前記第1の印加部により前記一次転写部材にテストバイアスを印加して画像形成時に前記第1の印加部により前記一次転写部材に印加する前記第1のバイアスを設定する設定動作を実行するように制御可能であり、
前記制御部は、第1の画像形成の後かつ該第1の画像形成の次の第2の画像形成の前に前記変更手段による前記第2のバイアスの設定値の変更が行われないときには、前記第2の画像形成の前の非画像形成時に前記設定動作を実行しない場合であっても、前記第1の画像形成の後かつ前記第2の画像形成の前に前記変更手段による前記第2のバイアスの設定値の変更が行われたときには、前記第2の画像形成の前の非画像形成時に前記設定動作を実行するように制御することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いたカラー複写機、カラープリンタ、カラー複合機などの画像形成装置として、装置の小型化、様々な記録材への対応が比較的容易であるといった利点を有することから、中間転写方式を採用した画像形成装置が主流となっている。中間転写方式の画像形成装置は、複数の感光ドラムと、中間転写ベルトと、を有するものが一般的である。そして、複数の感光ドラム上に形成されたトナー像は、一次転写部において順次中間転写ベルト上に静電的に一次転写される。また、中間転写ベルト上に一次転写されたトナー像は、二次転写部において紙などの記録材上に静電的に二次転写される。なお、一次転写部周りの部材の配置などに関して、上流、下流とは、特に別に言及しない場合、中間転写ベルトの搬送方向に関する上流、下流をいうものとする。
【0003】
このような画像形成装置において、中間転写ベルト上のトナーは、一次転写部の下流において、中間転写ベルトと感光ドラムとの間の放電を受けて、帯電量が上昇する傾向がある。そして、本発明者らが検討を進めたところ、中間転写ベルト上のトナーの帯電量が上昇することで、中間転写ベルトとの間の鏡映力が上昇し、二次転写部においてトナーを記録材に転写することが難しくなることがわかった。例えば、表面に凹凸のあるエンボス紙などへ均一にトナーを転写することは、二次転写部において中間転写ベルトと記録材との間にギャップが生じ、比較的大きな二次転写電界が必要なことなどから難しい。そのため、中間転写ベルト上のトナーの帯電量が上昇すると、表面に凹凸のあるエンボス紙などへの均一なトナーの転写が更に難しくなる。また、二次色のトナー像では、上流側の一次転写部で中間転写ベルト上に転写されたトナー像が下流側の一次転写部を通過した際に更に放電を受ける。そのため、二次色と単色とで中間転写ベルト上のトナーの帯電量に差が生じることなどにより、二次転写に適した二次転写バイアスを設定することが難しくなる(二次転写ラチチュードが狭くなる)ことがある。
【0004】
ここで、特許文献1では、一次転写部の下流かつ中間転写ベルトの内周面側に導電性の当接板を設け、この当接板に感光ドラムの帯電極性と同極性のバイアスを印加する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-57963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のような一次転写部の下流におけるトナーの帯電量の上昇を抑制するためには、一次転写部の下流における放電を抑制することが有効である。
【0007】
特許文献1には、一次転写部の下流における放電を抑制することについては言及されていない。しかし、本発明者らが検討を進めたところ、一次転写部の下流における放電を抑制するためには、一次転写部の下流かつ中間転写ベルトの内周面側に導電性の電極部材である電位規制部材を配置し、この電位規制部材に感光ドラムの帯電極性と同極性のバイアス(電位規制バイアス)を印加することが有効であることがわかった。
【0008】
一次転写部の下流における中間転写ベルトと感光ドラムとの間の放電を抑制することで、中間転写ベルト上のトナーの帯電量の上昇を抑えることができ、例えば表面に凹凸のあるエンボス紙などへの均一なトナーの転写を容易とすることができる。また、二次色と単色とでのトナーの帯電量の差が小さくなることなどにより、二次転写ラチチュードを確保しやすくなる。
【0009】
しかしながら、昨今、記録材の種類の多様化が進んでおり、特に商業印刷業界などでは、普通紙だけではなく、コート剤が塗布されて表面の凹凸が低いコート紙や、樹脂系の基材を用いた合成紙が使用されることが多くなってきている。このようなコート紙や合成紙は、一般に、表面の加工に用いられる材料や基材として用いられている材料などの影響により、普通紙に比べて電気抵抗値(体積抵抗率)が高い。このような記録材が用いられる場合、二次転写性を確保するために、二次転写バイアスは高く(絶対値が大きく)設定される傾向がある。そのため、電位規制部材に電位規制バイアスを印加することで中間転写ベルト上のトナーの帯電量が低下し、中間転写ベルトに対するトナーの保持力が低下していると、二次転写部(あるいはその上流側近傍)において電界によりトナーが飛び散る現象(ここでは、単に「飛び散り」ともいう。)が生じやすくなることがある。また、記録材の平滑度が高い場合、中間転写ベルトに対するトナーの保持力が低下している状態で中間転写ベルトと記録材とが擦れることでトナー像が乱れる現象(ここでは、単に「画像乱れ」ともいう。)が生じやすくなることがある。
【0010】
そこで、本発明の目的は、一次転写部の下流に配置された電極部材にバイアスを印加して中間転写体上のトナーの帯電量の上昇を抑制可能な構成において、記録材の種類などによって発生し得る飛び散りなどの画像不良を抑制することを可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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