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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025035511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142601
出願日2023-09-01
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】トナー容器を用いてトナーを一括補給する方式の画像形成装置の新たな一形態を提供する。
【解決手段】トナー容器のトナーが補給される補給口32aと、補給口32aと連通可能に枠体32に設けられた導入口32cと、を有する画像形成装置において、撹拌部材34の回転軸34aの回転軸線方向に見たときに、回転軸線を通り水平方向に延びる第1仮想線と、回転軸線を通り重力方向に延びる第2仮想線と、で構成される二次元の座標系において、導入口32aの少なくとも一部は、第1象限又は第2象限に位置し、制御部は、トナー容器から収容室32dにトナーを補給する際においてトナーが導入口32cを通過するタイミングまでに、シート34bの第2端部の少なくとも一部が上記座標系において導入口32cが配置される象限とは異なる象限に位置する状態で回転停止するように、撹拌部材34を制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
トナー容器が装着可能な画像形成装置であって、
感光ドラムと、
前記感光ドラムにトナーを供給する現像ローラと、
前記トナー容器の一部が前記画像形成装置の外部に露出するように前記トナー容器を装着可能な装着部であって、前記トナー容器のトナーが補給されるための補給口が設けられた装着部と、
前記現像ローラが配置される現像室と、前記現像室に連通しトナーが収容される収容室であって前記補給口と連通可能な収容室開口が設けられた収容室と、を有する枠体と、
前記収容室に設けられた撹拌部材であって、回転軸線を中心に回転する回転軸と、前記回転軸線に直交する方向の一端部である第1端部が前記回転軸に固定され且つ他端部であ
る第2端部が前記収容室の内壁と接触可能なシートと、を有し、回転しながら前記収容室に収容されたトナーを撹拌する撹拌部材と、
前記撹拌部材の回転を制御する制御部と、
を備え、
前記回転軸線の方向に見たときに、前記回転軸線を通り水平方向に延びる第1仮想線と、前記回転軸線を通り重力方向に延びる第2仮想線と、で構成される二次元の座標系において、前記収容室開口の少なくとも一部は、第1象限又は第2象限に配置され、
前記制御部は、前記トナー容器から前記収容室にトナーが補給される際において、トナーが前記収容室開口を通過するタイミングまでに、前記シートの前記第2端部の少なくとも一部が前記座標系において前記収容室開口が配置される象限とは異なる象限に位置する状態で回転停止するように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記収容室開口は、前記回転軸線の方向に見たときに、前記座標系において前記第1象限に配置され、
前記制御部は、前記タイミングまでに、前記シートの前記一部が前記座標系における第3象限に位置する状態で回転停止するように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記収容室開口は、前記回転軸線の方向に見たときに、前記座標系において前記第1象限に配置され、前記シートの前記一部が前記第2象限又は第4象限に位置する状態で回転停止するように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記収容室開口は、前記回転軸線の方向に見たときに、前記座標系において前記第1象限と前記第2象限の一方の象限に配置され、他方の象限に前記感光ドラムが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記撹拌部材は、前記シートを第1シートとし、前記第1シートとは別の第2シートをさらに有し、
前記第2シートは、前記回転軸線に直交する方向の一端部である第3端部が、前記回転軸線の周りに第1シートの前記第1端部とは異なる位置で前記回転軸に固定され且つ他端部である第4端部が前記収容室の内壁と接触可能であり、
前記制御部は、前記タイミングまでに、前記第1シートの前記第2端部の少なくとも一部と、少なくとも前記第4端部を含む前記第2シートの一部と、の双方が、前記座標系において前記収容室開口が位置する象限とは異なる象限に位置する状態で回転停止するように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記回転軸は、第1取付面と、第2取付面と、を有し、
前記第1取付面の垂線と、前記第2取付面の垂線と、は互いに直交し、
前記第1シートは、前記第1端部を含む部分が前記第1取付面と接触するように、前記回転軸に取り付けられ、
前記第2シートは、前記第3端部を含む部分が前記第2取付面と接触するように、前記回転軸に取り付けられることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記収容室の内壁から突出するように設けられた、前記収容室に収容された現像剤の量を検知する残量検知部を有し、
前記撹拌部材は、前記シートを第3シート、前記第1端部を第5端部、前記第2端部を第6端部とし、前記第3シートとは別の第4シートをさらに有し、
前記第4シートは、前記回転軸線に直交する方向の一端部である第7端部が前記回転軸に固定され且つ他端部である第8端部が前記収容室の内壁と接触可能であり、
前記回転軸は、前記回転軸線の方向に延びる取付面を有し、
前記第4シートは、前記第7端部を含む部分である第4取付部が前記取付面に接触するように、前記回転軸に取り付けられ、
前記第3シートは、前記第5端部を含む部分である第3取付部が前記第4取付部に重ねられるように、前記回転軸に取り付けられ、
前記残量検知部は、前記座標系において前記収容室開口の少なくとも一部が位置する象限の下方の象限に位置し、
前記回転軸の回転軸線の方向に見たときに、前記第3シートの延びる方向に沿って測った前記第3シートにおける前記第3取付部から前記第6端部までの第3長さは、前記第4シートの延びる方向に沿って測った前記第4シートにおける前記第4取付部から前記第8端部までの第4長さより短く、
前記制御部は、前記タイミングまでに、少なくとも前記第6端部を含む前記第3シートの一部が、前記座標系において前記残量検知部が位置する象限に位置する状態で回転停止するように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第3長さは、前記第6端部が、前記残量検知部の下端と前記収容室の内壁との間に形成される凹部に入り込むことが可能な長さであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記収容室開口は、前記回転軸線の方向において、前記収容室の端部に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記感光ドラムを露光する露光手段を備え、
前記補給口は、前記回転軸線の方向に見たときに、前記露光手段のレーザ光の光路の上方に位置し、
前記収容室開口は、前記回転軸線の方向に見たときに、前記露光手段のレーザ光の光路の下方に位置することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、感光ドラムの表面に形成したトナー像を、記録材に転写することで、記録材に画像を形成する。画像形成によって消費される現像剤の補給方式は、例えば、プロセスカートリッジ方式や、トナー補給方式が知られている。プロセスカートリッジ方式は、感光ドラムと現像容器をプロセスカートリッジとして一体化し、現像剤が切れるとプロセスカートリッジを新品に交換する方式である。一方、トナー補給方式は、トナーが切れると、プロセスカートリッジ方式のような構成部品の交換を伴わず、現像容器に新たにトナーを補給する方式である。特許文献1には、プロセスカートリッジは交換せず、トナーパックをトナー容器の一部が外部に露出するように現像容器に取り付け、トナーパックに収容されたトナーを現像容器内に一括補給するトナー補給方式の構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-27631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、特許文献1のトナー補給方式の画像形成装置の新たな一形態を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
トナー容器が装着可能な画像形成装置であって、
感光ドラムと、
前記感光ドラムにトナーを供給する現像ローラと、
前記トナー容器の一部が前記画像形成装置の外部に露出するように前記トナー容器を装着可能な装着部であって、前記トナー容器のトナーが補給されるための補給口が設けられた装着部と、
前記現像ローラが配置される現像室と、前記現像室に連通しトナーが収容される収容室であって前記補給口と連通可能な収容室開口が設けられた収容室と、を有する枠体と、
前記収容室に設けられた撹拌部材であって、回転軸線を中心に回転する回転軸と、前記回転軸線に直交する方向の一端部である第1端部が前記回転軸に固定され且つ他端部であ
る第2端部が前記収容室の内壁と接触可能なシートと、を有し、回転しながら前記収容室に収容されたトナーを撹拌する撹拌部材と、
前記撹拌部材の回転を制御する制御部と、
を備え、
前記回転軸線の方向に見たときに、前記回転軸線を通り水平方向に延びる第1仮想線と、前記回転軸線を通り重力方向に延びる第2仮想線と、で構成される二次元の座標系において、前記収容室開口の少なくとも一部は、第1象限又は第2象限に配置され、
前記制御部は、前記トナー容器から前記収容室にトナーを補給する際において、トナーが前記収容室開口を通過するタイミングまでに、前記シートの前記第2端部の少なくとも一部が前記座標系において前記収容室開口が配置される象限とは異なる象限に位置する状態で回転停止するように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、トナーを一括補給するトナー補給方式の画像形成装置の新たな一形態を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1の画像形成装置1の断面図および斜視図
撹拌部材34の斜視図
画像形成プロセスのフローチャート
プロセスカートリッジ20およびトナーパック40の斜視図と正面図
補給時の撹拌部材34位相とその後の撹拌によるトナー混合状態を示す図
補給時の撹拌部材34位相とその後の撹拌によるトナー混合状態を示す図
他の補給時の撹拌部材34位相を示す図
他の補給時の撹拌部材34位相を示す図
実施例2における補給時の撹拌部材34位相を示す図
実施例3のプロセスカートリッジ断面図
実施例3のプロセスカートリッジ断面図
実施例3のトナー残量センサ50を示す図
実施例3における補給時の撹拌部材34位相とトナー混合状態を示す図
実施例3における補給時の撹拌部材34位相とトナー混合状態を示す図
露光手段のレーザ光の光路を示す模式的平面図
画像形成装置1の制御系を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の実施例において、本開示における実施の形態を、例示的に説明する。ただし、以下の実施例に開示された構成、例えば、部品の機能、材質、形状、その相対配置は、特許請求の範囲と関連する形態の一例を示すものであり、特許請求の範囲をこれら実施例に開示された構成に限定する趣旨のものではない。また、以下の実施例に開示された構成が解決する課題もしくは開示された構成から得られる作用又は効果は、特許請求の範囲を限定する趣旨のものではない。
【0009】
(実施例1)
図1(a)は、本発明の実施例1に係る画像形成装置1の構成を概略的に示す模式的断面図である。図1(b)は、本実施例に係る画像形成装置1の斜視図である。図2は、撹拌部材の構成を示す模式的斜視図である。画像形成装置1は、外部機器から入力される画像情報に基づいて記録材に画像を形成するモノクロプリンタである。
【0010】
なお、図1(a)は、画像形成装置1の通常想定される設置状態として、画像形成装置1が水平面に設置された状態を示しており、同図において紙面上の各方向ついて以下のように規定する。紙面の上下方向は鉛直方向(重力方向)であり、紙面の上方向は上方向、紙面の下方向は下方向とそれぞれ称する。紙面の左方向は後方向(装置の正面側から背面側に向かう方向)、紙面の右方向は前方向(装置の背面側から正面側に向かう方向)とそれぞれ称する。また、紙面の表方向(紙面に垂直であって紙面奥側から紙面手前側に向かう方向)は左方向、裏方向(紙面に垂直であって紙面手前側から紙面奥側に向かう方向)は右方向とそれぞれ称する。
(【0011】以降は省略されています)

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