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公開番号2025042767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023149886
出願日2023-09-15
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G02B 21/06 20060101AFI20250321BHJP(光学)
要約【課題】 広範囲に存在する細胞等の位相物体の位置や形状といった情報を精度よく取得することが出来る撮像装置を提供すること。
【解決手段】 撮像レンズを介して位相物体を撮像する撮像部を有する、位相物体の撮像装置であって、光源から発せられた光を略平行光にするコリメート部と、前記略平行光が前記撮像レンズの光軸に対して非平行、かつ前記位相物体に対して互いに異なる複数の方向から照射されるように、前記略平行光を分岐させて射出する分岐プリズムと、を有する光照射部と、前記光照射部から射出された互いに異なる複数の方向からの光が最初に交差する領域に前記位相物体を設置する設置部と、を有する撮像装置。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像レンズを介して位相物体を撮像する撮像部を有する、位相物体の撮像装置であって、
光源から発せられた光を略平行光にするコリメート部と、前記略平行光が前記撮像レンズの光軸に対して非平行、かつ前記位相物体に対して互いに異なる複数の方向から照射されるように、前記略平行光を分岐させて射出する分岐プリズムと、を有する光照射部と、
前記光照射部から射出された互いに異なる複数の方向からの光が最初に交差する領域に前記位相物体を設置する設置部と、
を有する撮像装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記分岐プリズムが多角錐プリズムである請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記分岐プリズムがアキシコンレンズである請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記光源、前記コリメート部、前記アキシコンレンズの少なくとも一つを変位させることで、前記交差する領域を変える交差領域の変更部を有する請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記位相物体が細胞を含む、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記コリメート部は凸レンズまたはテレセントリックレンズを含む、請求項1に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、位相物体の撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
細胞培養における細胞の観察では、細胞の形態情報のみならず位置情報の取得が重要である。透明な位相物体である細胞は通常の明視野では描出が難しいため、この問題を解決した位相差顕微鏡が広く利用されている。位相差顕微鏡は透過照明部にリングスリットを、対物レンズに位相版を設置することで細胞を可視化している。しかし、位相板を設置できるレンズの制限があり低倍率レンズは使用できない。
【0003】
一方、観察対象の位相物体に光軸から少し角度を持たせた透過光を照射することで、位相物体を可視化する偏射照明という技術がある。この技術を用いて位相差顕微鏡では実現できなかった低倍率レンズを用いた広範囲の細胞の可視化技術も開発されている。(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-216920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、一方向からの照明による偏射照明はその光照射の角度や方向によって細胞周辺に生じる影に偏りが生じうる。この偏りは画像処理等で細胞の形状を特定する際の妨げとなりうる。また、偏射照明では光照射の角度や方向によって描出される細胞の位置が変化することがある。以上の点より、偏射照明技術を採用するだけでは細胞の位置や形状を正確に知ることが難しい場合がある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、広範囲に存在する細胞等の位相物体の位置や形状といった情報を精度よく取得することが出来る撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る撮像装置は撮像レンズを介して位相物体を撮像する撮像部を有する、位相物体の撮像装置であって、光源から発せられた光を略平行光にするコリメート部と、前記略平行光が前記撮像レンズの光軸に対して非平行、かつ前記位相物体に対して互いに異なる複数の方向から照射されるように、前記略平行光を分岐させて射出する分岐プリズムと、を有する光照射部と、前記光照射部から射出された互いに異なる複数の方向からの光が最初に交差する領域に前記位相物体を設置する設置部とを有する。
【発明の効果】
【0008】
広範囲に存在する細胞等の位相物体の位置や形状といった情報を精度よく取得することが出来る撮像装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置を示す図である。
本発明の実施形態における分岐プリズムを略平行光が透過する前後の光分布の一例を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る撮像装置を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の撮像範囲における照明光の大きさと位置の一例を示す図である。
本発明の実施形態における複数の略平行光出射口から略平行光が照射される様子の一例を示す図である。
本発明の第3の実施形態に係る撮像装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る撮像装置について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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