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公開番号2025060211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170794
出願日2023-09-29
発明の名称画像形成制御装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250403BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 用紙の湿度状態を検出して定着温調温度を補正し、定着温度を適切に制御することにより、消費電力の削減を図る画像形成装置を提供する。
【解決手段】 本画像形成装置は、記録材にトナーを定着させる定着部と、定着部の温度を検出可能な温度検出部と、前記温度検出部の検出結果に応じて定着部を加熱するために供給する電力を制御可能な制御部を備え、前記制御部は温度検出部によって検出された温度の傾きが第一の閾値を下回る場合、記録材が除湿されていると判断し、制御部によって定着部を加熱するために供給している電力を減少させて、第一の定着目標温度で印刷を継続し、前記制御部は温度検出部によって検出された温度の傾きが第一の閾値を上回る場合、記録材が吸湿されていると判断し、第一の定着目標温度よりも高い第二の定着目標温度となるように電力を供給して印刷を継続するように定着温度を制御する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置において、
記録材にトナーを定着させる定着部と、
定着部の温度を検出可能な温度検出部と、
前記温度検出部の検出結果に応じて定着部を加熱するために供給する電力を制御可能な制御部を備え、
前記制御部は温度検出部によって検出された温度の傾きが第一の閾値を下回る場合、記録材が除湿されていると判断し、制御部によって定着部を加熱するために供給している電力を減少させて、第一の定着目標温度で印刷を継続し、
前記制御部は温度検出部によって検出された温度の傾きが第一の閾値を上回る場合、記録材が吸湿されていると判断し、第一の定着目標温度よりも高い第二の定着目標温度となるように電力を供給して印刷を継続するように定着温度を制御する画像形成装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記請求項1に記載の第一の閾値は、第二の閾値、第三の閾値のように2つ以上の閾値を備えてもよく、前記各閾値に対応した定着目標温度を備え、温度検出部の検出結果により、定着目標温度を設定可能な構成を備えた画像形成装置。
【請求項3】
前記請求項1の制御で、記録材収納装置の開閉により、再度温度検出部により検出を実行する画像形成装置。
【請求項4】
前記請求項1の制御で、所定時間経過後に、再度温度検出部により検出を実行する画像形成装置。
【請求項5】
前記請求項1の制御で、環境温度の変化が所定温度以上発生した際に、再度温度検出部により検出を実行する画像形成装置。
【請求項6】
前記請求項1の制御で、画像の印字率やカラー、モノクロの状態により、閾値を変更して温度検出部により検出を実行する画像形成装置。
【請求項7】
前記請求項1の制御で、記録材のサイズや種類により、閾値を変更して温度検出部により検出を実行する画像形成装置。
【請求項8】
前記請求項1の制御で、環境温度により、閾値を変更して温度検出部により検出を実行する画像形成装置。
【請求項9】
前記請求項1の制御で、温度の傾きを求める区間が所定時間を過ぎた場合はエラーと判定することで、目標温度の変更を行わない画像形成装置。
【請求項10】
前記請求項1の制御で、温度の傾きを求める区間において、所定温度以上の温度の傾きを検出した場合はエラーと判定することで、目標温度の変更を行わない画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置の定着温調制御に関するものである。
続きを表示(約 770 文字)【背景技術】
【0002】
近年、画像形成装置の消費電力削減の需要が高まっている。
【0003】
画像形成装置は用紙の搬送や記録材にトナーを定着させるための温調制御に多くの電力を消費している。
【0004】
プリント動作中の消費電力の大半は定着部の電力消費であり、画像形成装置が対応している多種多様なメディアに対して定着性を確保するためのマージンを考慮した定着温調制御が実施されている。
【0005】
定着性に関係する要素として用紙の除湿状態、吸湿状態による違いがある。
【0006】
画像形成装置では、どの状態でも適切に定着可能な温調制御を実行するために、マージンを多くとって電力供給をして印刷している場合がある。
【0007】
しかし、昨今の情勢から、機器の消費電力削減が求められているため、可能な限り電力を減らして最適に印刷することが望まれている。
【0008】
例えば、「特願平10-59883号公報」のように、用紙収納装置に湿度を検出する吸湿度検知手段を設けることにより、用紙の除湿状態、吸湿状態を検出する手段が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特願平10-59883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
画像形成装置は、記録材の吸湿状態にかかわらず適切な定着性を確保するために、必要な熱量の多い吸湿状態で定着性を満足するように電力を供給していた。そのため、記録材が除湿されている場合、定着時の電力を最低限必要な電力量よりも多く供給する場合があった。
(【0011】以降は省略されています)

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