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公開番号2025060331
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023171007
出願日2023-09-30
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250403BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】中間転写ユニットにおいてクリーニング装置のみの交換を可能とすると共に、クリーニング装置のみの交換か、中間転写ユニットの全体の交換かに応じた処理を適切に行うことを可能とする。
【解決手段】画像形成装置は、像担持体と、中間転写体(中間転写ベルト)及びクリーニング装置を備えた中間転写ユニットと、を有し、中間転写ユニットが画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であり、かつ、クリーニング装置が中間転写ユニットのユニット本体に対して着脱可能であり、クリーニング装置には記憶部が設けられ、装置本体には制御部が設けられており、制御部は、記憶部から、クリーニング装置が新品か否かに関する第1の情報と、新品のクリーニング装置を装着した中間転写ユニットが装着された場合に、中間転写ユニットに装着されている中間転写体が新品であるか否かに関する第2の情報と、を読み取ることが可能である構成とされる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する回転可能な像担持体と、
前記像担持体に形成されたトナー像を記録材に転写するための中間転写ユニットであって、前記像担持体から1次転写されたトナー像を記録材に2次転写するために搬送する周回移動可能な中間転写体と、前記中間転写体をクリーニングするクリーニング装置と、を備えた中間転写ユニットと、
を有する画像形成装置において、
前記中間転写ユニットが前記画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であり、かつ、前記クリーニング装置が前記中間転写ユニットのユニット本体に対して着脱可能であり、
前記クリーニング装置には、前記クリーニング装置と共に前記ユニット本体に対して着脱可能な記憶部が設けられ、
前記装置本体には、前記記憶部から情報を読み取ることが可能な制御部が設けられており、
前記制御部は、前記記憶部から、前記クリーニング装置が新品か否かに関する第1の情報と、新品の前記クリーニング装置を装着した前記中間転写ユニットが装着された場合に、前記中間転写ユニットに装着されている前記中間転写体が新品であるか否かに関する第2の情報と、を読み取ることが可能であることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記クリーニング装置の新品時からの使用量に関する指標値を計数する第1の計数手段と、
前記中間転写体の新品時からの使用量に関する指標値を計数する第2の計数手段と、
を有し、
前記制御部は、前記装置本体に前記中間転写ユニットが装着された際に、(a)前記第1の情報が、前記クリーニング装置が新品であることを示し、かつ、前記第2の情報が、前記中間転写ユニットに装着されている前記中間転写体が新品でないことを示す場合には、前記第1の計数手段による計数値を初期値にリセットすると共に、前記第2の計数手段による計数値をリセットせず、(b)前記第1の情報が、前記クリーニング装置が新品であることを示し、かつ、前記第2の情報が、前記中間転写ユニットに装着されている前記中間転写体が新品であることを示す場合には、前記第1の計数手段による計数値を初期値にリセットすると共に、前記第2の計数手段による計数値を初期値にリセットするように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1の計数手段による計数値と、前記第2の計数手段による計数値と、に基づいて、前記中間転写ユニットの使用量に関する情報を報知するための処理を実行するように制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1の計数手段による計数値と、前記第2の計数手段による計数値と、のうち大きい方の計数値に基づいて、前記中間転写ユニットの使用量に関する情報を報知するための処理を実行するように制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記装置本体に前記中間転写ユニットが装着された際に、前記第1の情報と、前記第2の情報と、に基づいて、該中間転写ユニットを用いた最初の画像の形成を行う前に、所定の制御を実行するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記装置本体に前記中間転写ユニットが装着された際に、前記第1の情報が、前記クリーニング装置が新品であることを示す場合には、前記所定の制御として、前記像担持体から前記中間転写体に転写した所定のトナー像を、前記クリーニング装置が備えたクリーニング部材と前記中間転写体の表面との当接部に供給する制御を実行するように制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記装置本体に前記中間転写ユニットが装着された際に、(a)前記第1の情報が、前記クリーニング装置が新品であることを示し、かつ、前記第2の情報が、前記中間転写ユニットに装着されている前記中間転写体が新品でないことを示す場合には、該中間転写ユニットを用いた最初の画像の形成を行う前に、所定の第1の制御を実行し、(b)前記第1の情報が、前記クリーニング装置が新品であることを示し、かつ、前記第2の情報が、前記中間転写ユニットに装着されている前記中間転写体が新品であることを示す場合には、該中間転写ユニットを用いた最初の画像の形成を行う前に、所定の第2の制御を実行するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1の制御は、前記像担持体から前記中間転写体に転写した所定のトナー像を、前記クリーニング装置が備えたクリーニング部材と前記中間転写体の表面との当接部に供給する制御であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第2の制御は、前記中間転写体に電圧を印加して前記中間転写体の電気抵抗に関する情報を取得する制御であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記第2の制御を実行する場合には、前記第1の制御も実行するように制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いた複写機などの画像形成装置として、像担持体としての感光体などから中間転写体に1次転写したトナー像を記録材に2次転写する中間転写方式を採用したものがある。中間転写体としては、無端状のベルトで構成された中間転写ベルトが多く用いられている。また、中間転写方式の画像形成装置では、中間転写ベルトから記録材にトナー像を2次転写した後に中間転写ベルト上に残留したトナー(転写残トナー)などの付着物を、クリーニング部材を備えたクリーニング装置によって除去することが行われる。
【0003】
中間転写方式の画像形成装置では、画像形成装置の装置本体(以下、単に「装置本体」ともいう。)の寿命よりも中間転写ベルトやクリーニング装置の寿命が短いため、中間転写ベルトやクリーニング装置を消耗品として交換することが必要な場合が多い。そして、中間転写ベルトとクリーニング装置とを備えた中間転写ユニットが一体的に装置本体に対して着脱可能とされることがある。
【0004】
ここで、従来、中間転写ベルトとクリーニング装置とを備えた中間転写ユニットをユーザーやサービス担当者などの操作者が交換した場合に、操作者がそのことを示す情報を装置本体に設けられた操作部などから画像形成装置の制御部に入力することが行われている。
【0005】
そして、その情報に基づいて、例えば、中間転写ユニットの交換時期の目安として装置本体の操作部などにおいて表示するために積算されている、中間転写ユニットの使用開始(新品時)からの使用量に関する指標値の累積値をリセットすることなどが行われる。
【0006】
また、その情報に基づいて、例えば、新品の中間転写ユニットが装置本体に装着された場合の所定の制御(ここでは「初期制御」ともいう。)が実行されるようになっていることがある。例えば、クリーニング装置としては、中間転写ベルトなどの被清掃体に当接するクリーニング部材としてのクリーニングブレードを有し、移動する被清掃体の表面から転写残トナーなどの付着物を掻き取って除去するものが広く用いられている。クリーニングブレードは、ゴムなどの弾性体で形成されており、クリーニングブレードと被清掃体との当接部には摩擦力が働く。この摩擦力が大きすぎると、クリーニングブレードのめくれなどの不具合が生じる可能性がある。そこで、クリーニングブレードと被清掃体との当接部にトナーを供給し、トナー(又はその外添剤)を潤滑剤として利用して、クリーニングブレードと被清掃体との当接部の摩擦力を低減する方法が知られている。また、クリーニングブレードが新品である場合には、クリーニングブレードと被清掃体との当接部に働く摩擦力が大きくなりやすいことがある。そのため、初期制御として、上記トナー(又はその外添剤)を潤滑剤としてクリーニングブレードと被清掃体との当接部に供給する動作が実行されることがある。
【0007】
特許文献1では、像担持体とクリーニングブレードとを備えたカートリッジが新品である場合には、新品ではない場合よりも、クリーニングブレードと像担持体との当接部にトナーを供給する動作によるトナーの供給量を多くする構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2013-11756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、中間転写ユニットは、一般に、中間転写ベルトとクリーニング装置(特にクリーニング部材)とがほぼ同時期に寿命に到達するように構成される。しかし、例えば、使用する記録材によっては、中間転写ベルトとクリーニング装置とで寿命の差異が大きくなることがある。また、そのような場合には、クリーニング装置の方が記録材の影響を受けやすく寿命が短くなることが多い。そのような場合、クリーニング装置のみを新品に交換すれば画像不良を発生することはない。しかし、これらを一体的な中間転写ユニットとして交換すると、中間転写ベルトも一体的に交換せざるを得ず、画像形成装置のランニングコストの上昇につながってしまう。
【0010】
そこで、中間転写ベルトとクリーニング装置とを備えた中間転写ユニットにおいて、クリーニング装置を、中間転写ベルトを含む他の構成であるベルト搬送部に対して更に着脱可能とすることが考えられる。これにより、必要最小限の構成のみ交換可能として、画像形成装置のランニングコストの上昇を抑制することが可能となる。しかしながら、この場合、例えば、以下のような課題があることがわかった。
(【0011】以降は省略されています)

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