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公開番号
2025059607
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169806
出願日
2023-09-29
発明の名称
搬送装置、記録装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B65H
26/04 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】シートの搬送不良を抑制可能な搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置は、シートの搬送方向に沿ったテンションをシートに付与しながらシートを搬送する搬送部と、搬送部に搬送されているシートのテンションを検出するテンション検出部と、を備え、テンション検出部は、第1下限値TL1と第1上限値TU1との間の値のテンションを検出可能な第1モードと、第1下限値TL1より大きい第2下限値TL2と第1上限値TU1より大きい第2上限値TU2との間のテンションを検出可能な第2モードと、に切り替え可能に構成され、搬送装置はテンション検出部が検出したテンションに基づいて、第1モードと第2モードとを相互に切り替える制御部を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
シートの搬送方向に沿ったテンションをシートに付与しながらシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部に搬送されているシートのテンションを検出するテンション検出部と、
を備え、
前記テンション検出部は、第1下限値と第1上限値との間の値のテンションを検出可能な第1モードと、前記第1下限値より大きい第2下限値と前記第1上限値より大きい第2上限値との間のテンションを検出可能な第2モードと、に切り替え可能に構成され、
前記テンション検出部が検出したテンションに基づいて、前記第1モードと前記第2モードとを相互に切り替える制御部を備えることを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記搬送部は、シートに付与されるテンションを調整するテンション調整手段を有し、
前記制御部は、前記テンション検出部が前記第1モードで、且つ前記テンション調整手段によってシートのテンションを目標値に向けて大きくする場合に、前記テンション検出部が検出したテンションが閾値以上となったときに、前記テンション検出部を前記第2モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記閾値は、前記第2下限値より大きく、且つ前記第1上限値より小さいことを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記搬送部は、シートに付与するテンションを調整するテンション調整手段を有し、
前記制御部は、前記制御部が前記第2モードで、前記テンション調整手段によってシートのテンションを目標値に向けて小さくする場合に、前記テンション検出部が検出したテンションが閾値以下となったときに、前記テンション検出部を前記第1モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記閾値は、前記第2下限値より大きく、且つ前記第1上限値より小さいことを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
【請求項6】
前記搬送部は、シートに付与されるテンションを調整するテンション調整手段を有し、
前記制御部は、
前記テンション検出部が前記第1モードで、且つ前記テンション調整手段によってシートのテンションを目標値に向けて大きくする場合に、前記テンション検出部が検出したテンションが第1閾値以上となったときに、前記テンション検出部を前記第2モードに切り替え、
前記テンション検出部が前記第2モードで、且つ前記テンション調整手段によってシートのテンションを目標値に向けて小さくする場合に、前記テンション検出部が検出したテンションが前記第1閾値より大きい第2閾値以下となったときに、前記テンション検出部を前記第1モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項7】
前記第1閾値は、前記第2下限値と同一の値であり、
前記第2閾値は、前記第1上限値と同一の値であることを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
【請求項8】
前記テンション検出部は、前記第1上限値より大きく、且つ前記第2上限値より小さい第3下限値と、前記第2上限値より大きい第3上限値との間のテンションを検出可能な第3モードに切り替え可能に構成され、
前記制御部は、前記テンション検出部が検出したテンションに基づいて、前記第2モードと前記第3モードとを相互に切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載の搬
送装置。
【請求項9】
前記搬送部は、シートに付与されるテンションを調整するテンション調整手段を有し、
前記制御部は、
前記テンション検出部が前記第1モードで、且つ前記テンション調整手段によってシートのテンションを目標値に向けて大きくする場合に、前記テンション検出部が検出したテンションが第1閾値以上となったときに、前記テンション検出部を前記第2モードに切り替え、
前記テンション検出部が前記第2モードで、且つ前記テンション調整手段によってシートのテンションを目標値に向けて小さくする場合に、前記テンション検出部が検出したテンションが前記第1閾値より大きい第2閾値以下となったときに、前記テンション検出部を前記第1モードに切り替え、
前記テンション検出部が前記第2モードで、且つ前記テンション調整手段によってシートのテンションを目標値に向けて大きくする場合に、前記テンション検出部が検出したテンションが前記第2閾値より大きい第3閾値以上となったときに、前記テンション検出部を前記第3モードに切り替え、
前記テンション検出部が前記第3モードで、且つ前記テンション調整手段によってシートのテンションを目標値に向けて小さくする場合に、前記テンション検出部が検出したテンションが前記第3閾値より大きい第4閾値以下となったときに、前記テンション検出部を前記第2モードに切り替えることを特徴とする請求項8に記載の搬送装置。
【請求項10】
前記第1閾値は、前記第2下限値と同一の値であり、
前記第2閾値は、前記第1上限値と同一の値であり、
前記第3閾値は、前記第3下限値と同一の値であり、
前記第4閾値は、前記第2上限値と同一の値であることを特徴とする請求項9に記載の搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送装置、及び搬送装置を備える記録装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シートを搬送媒体として搬送する搬送装置として、シートに搬送方向に沿った張力(テンション)を付与しながらシートの搬送を行う構成が知られている。特許文献1には、張力検出部によって検出された張力に基づいて、シートの搬送速度の制御が行われる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-145499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
搬送装置で搬送するシートとしては、フィルムや普通紙、厚紙等、様々な種類の搬送媒体を採用しうる。しかし、伸び防止のため低張力で搬送すべきフィルムと、弛み防止のため高張力で搬送すべき厚紙とでは、張力検出範囲に大きなギャップがある。したがって、複数種類のシートの張力を共通の検出回路によって検出する構成とした場合、張力検出範囲が広いため、分解能が低くなり、高精度に張力制御をすることが困難である。張力制御の精度が低いと、シートが搬送方向に伸びたり、シートが弛んでジャムが発生したりするなど、シートが適切に搬送できずに搬送不良が発生するおそれがある。
【0005】
上述の課題を解決するため、本発明は、シートの搬送不良を抑制可能な搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するため、本発明の搬送装置は、
シートの搬送方向に沿ったテンションをシートに付与しながらシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部に搬送されているシートのテンションを検出するテンション検出部と、
を備え、
前記テンション検出部は、第1下限値と第1上限値との間の値のテンションを検出可能な第1モードと、前記第1下限値より大きい第2下限値と前記第1上限値より大きい第2上限値との間のテンションを検出可能な第2モードと、に切り替え可能に構成され、
前記テンション検出部が検出したテンションに基づいて、前記第1モードと前記第2モードとを相互に切り替える制御部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シートの搬送不良を抑制可能な搬送装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施例の記録装置の記録時構成を示す概略断面図である。
第1実施例の記録装置のクリーニング時構成を示す概略断面図である。
第1実施例の記録装置のブロック図である。
第1実施例のテンション制御構成のブロック図である。
第1実施例の切替部のブロック図である。
第1実施例のテンション検出特性図である。
第1実施例のテンション制御のフローチャートである。
第1実施例のテンション制御のフローチャートである。
第2実施例のテンション検出特性図である。
第2実施例のテンション制御のフローチャートである。
第2実施例のテンション制御のフローチャートである。
第3実施例のテンション検出特性図である。
第3実施例のテンション制御のフローチャートである。
第3実施例のテンション制御のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
【0010】
本発明の搬送装置は、例えば、記録媒体としてのシートを搬送しながらシートに画像を記録する記録装置に適用可能である。以下、本発明を適用した記録装置の一例として、ロール状に巻かれた連続シートを使用した高速ラインプリンタを例に説明する。このような記録装置は例えば、プリントラボ等における大量印刷のプリント分野に適している。しかし、本発明の適用に当たっては高速ラインプリンタに限られず、種々の記録装置やシートを搬送するその他の装置に適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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