TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025042720
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023149817
出願日2023-09-15
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250321BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】砂塵に起因する弊害を低減可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、感光体を用いて記録材にトナー像を形成する画像形成部と、トナー像を加熱して前記記録材に定着させる定着部と、前記画像形成部及び前記定着部を収容する筐体と、を備える。前記筐体は、前記筐体の外部と内部とを連通する開口部であって鉛直方向においてニップ部よりも上方に配置された開口部を有し、前記画像形成装置は、前記開口部を覆うフィルタをさらに備え、前記感光体は、導電性基体と、前記導電性基体の外周側に形成された表層部とを有し、前記基体の外周面から前記感光体の表面までの距離を前記表層部の厚さとして、前記フィルタを通過可能な粒子の最大粒径は、前記表層部の厚さよりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
感光体を有し、前記感光体を用いて記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
前記記録材を挟持するニップ部を形成し、前記ニップ部で前記記録材を搬送しながら前記トナー像を加熱して前記記録材に定着させる定着部と、
前記画像形成部及び前記定着部を収容する筐体と、
を備える画像形成装置であって、
前記筐体は、前記筐体の外部と内部とを連通する開口部であって鉛直方向において前記ニップ部よりも上方に配置された開口部を有し、
前記画像形成装置は、前記開口部を覆うフィルタをさらに備え、
前記感光体は、導電性基体と、前記導電性基体の外周側に形成された表層部とを有し、
前記基体の外周面から前記感光体の表面までの距離を前記表層部の厚さとして、
前記フィルタを通過可能な粒子の最大粒径は、前記表層部の厚さよりも小さい、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記フィルタは、連続気泡型の発泡プラスチックである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記フィルタの厚さ方向に対して垂直な平面における前記発泡プラスチックのセル径の平均値をα(μm)とし、前記フィルタの厚さをβ(μm)とし、前記フィルタの前記厚さ方向における前記発泡プラスチックのセル径の平均値をγ(μm)とし、前記表層部の厚さをδ(μm)とした場合において、
α/(β/γ)<δである、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記フィルタは、金属のメッシュである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記表層部は、光を照射された場合に電荷を発生して前記感光体の前記表面の電位を減衰させる感光層と、前記基体と前記感光層の間に設けられた中間層であって前記基体から前記感光層への電荷注入を制限する中間層と、を含む、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記筐体は、前記筐体の外装面を形成する外面と前記外面の反対側の内面とを有する外装部材と、前記内面と隙間をあけて対向する対向部と、を含み、
前記開口部は、前記外装部材に設けられ、前記隙間に繋がる空間と前記筐体の外部とを連通している、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記フィルタは、前記外装部材の前記内面に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記外装部材は、前記内面から前記対向部に近づく方向に突出するリブ形状を有し、
前記フィルタは、前記リブ形状と異なる位置において、前記内面に取り付けられており、
鉛直方向において前記フィルタが設けられた範囲内の各位置において、前記フィルタの厚さは、前記内面に対する前記リブ形状の突出量よりも小さい、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
筒状のフィルムと、前記フィルムを加熱する加熱手段とを有し、前記記録材を挟持するニップ部を形成し、前記フィルムで前記トナー像を加熱して前記記録材に定着させる定着部と、
前記画像形成部及び前記定着部を収容する筐体と、
を備える画像形成装置であって、
前記筐体は、前記筐体の外部と内部とを連通する開口部であって鉛直方向において前記ニップ部よりも上方に配置された開口部を有し、
前記画像形成装置は、前記開口部を覆うフィルタをさらに備え、
前記フィルタを通過可能な粒子の最大粒径は、前記フィルムの厚さよりも小さい、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
感光体と、中間転写ベルトとを有し、前記感光体に形成したトナー像を前記中間転写ベルトに一次転写した後、前記中間転写ベルトから記録材に前記トナー像を二次転写する画像形成部と、
前記記録材を挟持するニップ部を形成し、前記記録材を搬送しながら前記ニップ部で前記トナー像を加熱して前記記録材に定着させる定着部と、
前記画像形成部及び前記定着部を収容する筐体と、
を備える画像形成装置であって、
前記筐体は、前記筐体の外部と内部とを連通する開口部であって鉛直方向において前記ニップ部よりも上方に配置された開口部を有し、
前記画像形成装置は、前記開口部を覆うフィルタをさらに備え、
前記中間転写ベルトは、基層と、前記基層の外周側に設けられ、前記トナー像を担持する表層と、を有し、
前記フィルタを通過可能な粒子の最大粒径は、前記表層の厚さよりも小さい、
ことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像形成装置のトップカバーに、定着部で発生する蒸気を装置外部に排出するための開口部(排出孔)を設けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-281825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置の筐体に設けられた開口部を通して装置内部に侵入した砂塵によって、画像不良、又は定着部のフィルムもしくは中間転写ベルトの破損等の弊害が発生する可能性があった。
【0005】
そこで、本発明は、砂塵に起因する弊害を低減可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、感光体を有し、前記感光体を用いて記録材にトナー像を形成する画像形成部と、前記記録材を挟持するニップ部を形成し、前記ニップ部で前記記録材を搬送しながら前記トナー像を加熱して前記記録材に定着させる定着部と、前記画像形成部及び前記定着部を収容する筐体と、を備える画像形成装置であって、前記筐体は、前記筐体の外部と内部とを連通する開口部であって鉛直方向において前記ニップ部よりも上方に配置された開口部を有し、前記画像形成装置は、前記開口部を覆うフィルタをさらに備え、前記感光体は、導電性基体と、前記導電性基体の外周側に形成された表層部とを有し、前記基体の外周面から前記感光体の表面までの距離を前記表層部の厚さとして、前記フィルタを通過可能な粒子の最大粒径は、前記表層部の厚さよりも小さい、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0007】
本発明の他の一態様は、記録材にトナー像を形成する画像形成部と、筒状のフィルムと、前記フィルムを加熱する加熱手段とを有し、前記記録材を挟持するニップ部を形成し、前記フィルムで前記トナー像を加熱して前記記録材に定着させる定着部と、前記画像形成部及び前記定着部を収容する筐体と、を備える画像形成装置であって、前記筐体は、前記筐体の外部と内部とを連通する開口部であって鉛直方向において前記ニップ部よりも上方に配置された開口部を有し、前記画像形成装置は、前記開口部を覆うフィルタをさらに備え、前記フィルタを通過可能な粒子の最大粒径は、前記フィルムの厚さよりも小さい、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
本発明の他の一態様は、感光体と、中間転写ベルトとを有し、前記感光体に形成したトナー像を前記中間転写ベルトに一次転写した後、前記中間転写ベルトから記録材に前記トナー像を二次転写する画像形成部と、前記記録材を挟持するニップ部を形成し、前記記録材を搬送しながら前記ニップ部で前記トナー像を加熱して前記記録材に定着させる定着部と、前記画像形成部及び前記定着部を収容する筐体と、を備える画像形成装置であって、前記筐体は、前記筐体の外部と内部とを連通する開口部であって鉛直方向において前記ニップ部よりも上方に配置された開口部を有し、前記画像形成装置は、前記開口部を覆うフィルタをさらに備え、前記中間転写ベルトは、基層と、前記基層の外周側に設けられ、前記トナー像を担持する表層と、を有し、前記フィルタを通過可能な粒子の最大粒径は、前記表層の厚さよりも小さい、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0009】
本発明の他の一態様は、感光体を有し、前記感光体を用いて記録材にトナー像を形成する画像形成部と、前記記録材を挟持するニップ部を形成し、前記ニップ部で前記記録材を搬送しながら前記トナー像を加熱して前記記録材に定着させる定着部と、前記画像形成部及び前記定着部を収容する筐体と、を備える画像形成装置であって、前記筐体は、前記筐体の外部と内部とを連通する開口部であって鉛直方向において前記ニップ部よりも上方に配置された開口部を有し、前記画像形成装置は、前記開口部を覆うフィルタをさらに備え、前記感光体は、導電性基体と、前記導電性基体の外周側に形成された表層部とを有し、前記フィルタは、連続気泡型の発泡プラスチックである、前記フィルタの厚さ方向に対して垂直な平面における前記発泡プラスチックのセル径の平均値をα(μm)とし、前記フィルタの厚さをβ(μm)とし、前記フィルタの前記厚さ方向における前記発泡プラスチックのセル径の平均値をγ(μm)とし、前記基体の外周面から前記感光体の表面までの距離をδ(μm)とした場合において、α/(β/γ)<δである、ことを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、砂塵に起因する弊害を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
光学機器
5日前
キヤノン株式会社
情報機器
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
光電変換装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
細胞剥離装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
シート積載装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成制御装置
3日前
キヤノン株式会社
プリントシステム
3日前
キヤノン株式会社
プリントシステム
3日前
キヤノン株式会社
電子機器及び移動体
3日前
キヤノン株式会社
搬送装置、記録装置
3日前
キヤノン株式会社
冷却装置と電子機器
5日前
キヤノン株式会社
測距装置および機器
4日前
キヤノン株式会社
撮像システム、及び車両
5日前
キヤノン株式会社
クラウドプリントサービス
4日前
キヤノン株式会社
光電変換装置及び測距装置
4日前
キヤノン株式会社
ズームレンズ及び撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
レンズ装置および撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
情報提供システムおよび方法
5日前
続きを見る