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公開番号
2025012580
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115502
出願日
2023-07-13
発明の名称
定着装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250117BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】定着装置8に定着ベルト301を採用した構成であっても、定着ベルト301の放熱を抑制できる構成を提供する。
【解決手段】加熱ローラ307は、定着ベルト301を加熱する。ステアリングローラ308は、加熱ローラ307の回転軸線方向に対して傾動することで、回転軸線方向に関する定着ベルト301の位置を制御する。覆い部材500は、定着ベルト301の外側の一部を覆うように、定着ベルト301との間に隙間を開けて配置されている。定着ベルト301のうち、加熱ローラ307により張架された領域を第1領域α、ステアリングローラ308により張架された領域を第2領域βとする。こ場合に、覆い部材500は、覆い部材500と第1領域αとの平均距離t1よりも、覆い部材500と第2領域βとの平均距離t2の方が大きくなるように配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
記録材に担持されたトナー像を加熱して記録材に定着させる定着装置であって、
回転可能な無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材の内側に配置され、前記ベルト部材を張架すると共に前記ベルト部材を加熱する加熱ローラと、
前記ベルト部材の内側に配置され、前記加熱ローラと共に前記ベルト部材を張架し、前記加熱ローラの回転軸線方向に対して傾動することで、前記回転軸線方向に関する前記ベルト部材の位置を制御するステアリングローラと、
前記ベルト部材の外周面に当接して、前記ベルト部材との間に記録材を挟持搬送するニップ部を形成するニップ部形成部材と、
前記ベルト部材の外側の一部を覆うように、前記ベルト部材との間に隙間を開けて配置された覆い部材と、を備え、
前記覆い部材は、前記ベルト部材のうち、前記加熱ローラにより張架された領域を第1領域、前記ステアリングローラにより張架された領域を第2領域とした場合に、前記覆い部材と前記第1領域との平均距離よりも、前記覆い部材と前記第2領域との平均距離の方が大きくなるように配置されていることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記覆い部材は、前記ベルト部材との距離が10mm以下となるように配置されている請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記覆い部材は、前記ベルト部材の周長の1/4以上を覆うように配置された1つの部材、或いは、複数の部材である請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記覆い部材は、前記ベルト部材の回転方向に関して前記第1領域と前記第2領域との間の第3領域と対向する部分が、前記加熱ローラの回転軸線と直交する断面において、前記第1領域と対向する位置から前記第2領域と対向する位置に向かう程、前記ベルト部材の距離が大きくなるように、前記第3領域の前記ベルト部材の外周面に対して傾斜している請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記ニップ部形成部材は、前記ベルト部材に加圧された加圧ローラである請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
前記ベルト部材の内側で、前記ニップ部形成部材と前記ベルト部材を挟んで対向する位置に配置され、前記ベルト部材の内周面に接触する接触部材を、更に備えた請求項1に記載の定着装置。
【請求項7】
前記回転軸線方向において、前記覆い部材は、前記ベルト部材よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材に担持されたトナー像を記録材に定着させる定着装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、記録材に担持されたトナー像を記録材に定着させる定着装置を有する。定着装置では、加熱部材とニップ部形成部材により形成されるニップ部において記録材上のトナー像を加熱しながら搬送する。特許文献1には、定着装置の筐体と加熱部材との間に仕切り板を設けて定着装置の断熱効果を高める構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-31562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1に記載のように、加熱部材と筐体との間に仕切り板を設けることで、加熱部材の放熱をある程度抑制することが可能である。定着装置の省電力化を図るためには、加熱部材の放熱抑制効果を高めることが望まれ、このためには仕切り板を加熱部材に近づけることが望ましい。特許文献1に記載の構成の場合、加熱部材をローラとしているが、加熱部材をベルト部材とした構成も従来から知られている。
【0005】
ベルト部材は、複数の張架ローラにより張架されている。また、加熱部材をベルト部材とした場合、張架ローラの回転軸線方向に関するベルト部材の位置を制御するために、複数の張架ローラのうちの何れかのローラを他のローラに対して傾動させる構成とすることが多い。このようにベルト部材の位置を制御するために傾動するローラをステアリングローラという。上述のように、加熱部材の放熱抑制効果を高めるためには仕切り板を加熱部材に近づけることが好ましいが、加熱部材がベルト部材である場合、ステアリングローラが傾動するため、仕切り板を近づけ過ぎてしまうと、ステアリングローラが傾動した際にベルト部材と仕切り板が干渉してしまう。
【0006】
本発明は、定着装置にベルト部材を採用した構成であっても、ベルト部材の放熱を抑制できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の定着装置は、記録材に担持されたトナー像を加熱して記録材に定着させる定着装置であって、回転可能な無端状のベルト部材と、前記ベルト部材の内側に配置され、前記ベルト部材を張架すると共に前記ベルト部材を加熱する加熱ローラと、 前記ベルト部材の内側に配置され、前記加熱ローラと共に前記ベルト部材を張架し、前記加熱ローラの回転軸線方向に対して傾動することで、前記回転軸線方向に関する前記ベルト部材の位置を制御するステアリングローラと、前記ベルト部材の外周面に当接して、前記ベルト部材との間に記録材を挟持搬送するニップ部を形成するニップ部形成部材と、前記ベルト部材の外側の一部を覆うように、前記ベルト部材との間に隙間を開けて配置された覆い部材と、を備え、前記覆い部材は、前記ベルト部材のうち、前記加熱ローラにより張架された領域を第1領域、前記ステアリングローラにより張架された領域を第2領域とした場合に、前記覆い部材と前記第1領域との平均距離よりも、前記覆い部材と前記第2領域との平均距離の方が大きくなるように配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、定着装置にベルト部材を採用した構成であっても、ベルト部材の放熱を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。
実施形態に係る定着装置の概略構成断面図。
実施形態に係る定着装置の断面図において、(a)ステアリングローラの一方の側の端部が上方に傾動した場合を、(b)ステアリングローラの他方の側の端部が下方に傾動した場合をそれぞれ示す模式図。
実施形態に係る定着装置において、覆い部材を配置した構成を示す概略構成断面図。
定着ベルトと覆い部材との距離と、電力削減量との関係を示すグラフ。
各比較例と実施例における定着ベルトと覆い部材との接触の有無、及び、電力削減量の関係を示す表。
定着ベルトに対する覆い部材の被覆率と、電力削減量との関係を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施形態について、図1ないし図7を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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