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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025001548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023101185
出願日2023-06-20
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/447 20060101AFI20241225BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】主走査方向におけるテスト画像の形成位置の検知誤差を従来よりも削減する。
【解決手段】検知手段は、転写材に形成され、転写材が移動する方向である第一方向に対して直交する第二方向におけるトナー画像の形成位置のずれ量を求めるためのテスト画像を検知する。補正手段は、知手段により検知されたずれ量に応じて画素を挿入または抜き取って画像データを補正する。ここで、補正手段は、画像データのうちで、転写材においてテスト画像が形成される画素領域を除外した残りのいずれかの画素領域において、ずれ量に応じて画素を挿入または抜き取る。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
回転駆動される感光体と、
画像データに基づき前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記静電潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成する現像手段と、
前記トナー画像を転写材に転写する転写手段と、
前記転写材に形成され、前記転写材が移動する方向である第一方向に対して直交する第二方向における前記トナー画像の形成位置のずれ量を求めるためのテスト画像を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知されたずれ量に応じて画素を挿入または抜き取って画像データを補正する補正手段と、を有し、
前記補正手段は、
前記画像データのうちで、前記転写材において前記テスト画像が形成される画素領域を除外した残りのいずれかの画素領域において、前記ずれ量に応じて画素を挿入または抜き取る、画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記テスト画像は、前記第二方向に対して傾きを有する直線状の画像を含む、画像形成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記画像データはn行×m列の画素群からなり、
前記n行に含まれる各行は、前記第二方向と平行に並んだm個の画素を有し、
前記補正手段は、前記ずれ量に応じたk個の画素を前記m個の画素に対して挿入するか、または、前記ずれ量に応じた前記k個の画素を前記m個の画素から抜き取るように構成されている、画像形成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像形成装置であって、
前記m個の画素は、それぞれ複数の画素からなるj個の画素領域を形成しており、
前記補正手段は、
前記j個の画素領域のうち、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域を決定し、
前記決定された画素領域が前記テスト画像を形成される画素領域と一致する場合、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域を、前記j個の画素領域のうちの別の画素領域に変更する、画像形成装置。
【請求項5】
請求項4に記載の画像形成装置であって、
前記補正手段は、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域を、前記j個の画素領域において分散されるように、決定する、画像形成装置。
【請求項6】
請求項5に記載の画像形成装置であって、
前記補正手段は、前記j個の画素領域のうちi番目の画素領域が、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域として決定され、かつ、前記i番目の画素領域が前記テスト画像の画素を含む場合、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域を、i+1番目の画素領域に決定する、画像形成装置。
【請求項7】
請求項6に記載の画像形成装置であって、
前記補正手段は、前記i+1番目の画素領域が前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域である場合、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域を、i+2番目の画素領域に決定する、画像形成装置。
【請求項8】
請求項5に記載の画像形成装置であって、
前記補正手段は、前記j個の画素領域のうちi番目の画素領域が、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域として決定され、かつ、前記i番目の画素領域が前記テスト画像の画素を含む場合、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域を、i+p番目の画素領域に決定し、
前記i+p番目の画素領域は、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域ではない残りの画素領域のうちで、前記i番目の画素領域に最も近い画素領域である、画像形成装置。
【請求項9】
請求項5に記載の画像形成装置であって、
前記補正手段は、前記j個の画素領域のうちi番目の画素領域が、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域として決定され、かつ、前記i番目の画素領域が前記テスト画像の画素を含む場合、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域を、i-1番目の画素領域に決定する、画像形成装置。
【請求項10】
請求項5に記載の画像形成装置であって、
前記補正手段は、前記j個の画素領域のうちi番目の画素領域が、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域として決定され、かつ、前記i番目の画素領域が前記テスト画像の画素を含む場合、前記ずれ量に応じた前記k個の画素のうちのいくつかの画素を挿入または抜き取られる画素領域を、i-2番目の画素領域に決定する、画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置によりシートに形成される画像の位置が、シートの搬送方向に直交する方向(主走査方向)においてずれてしまうことがある。このずれは、主走査方向において画像の縮小または拡大をもたらす。特許文献1によれば、テスト画像を用いて主走査方向における画像のずれ量を検知し、ずれ量に応じて画像データを補正することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6867847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
主走査方向における画像のずれ量は、画像データを構成する複数の画素に対して画素を追加したり、画素を抜去したりすることで、削減される。しかし、テスト画像において画素を追加したり、抜去したりすると、画素の追加位置または抜去位置においてテスト画像に段差が生じてしまう。この段差がセンサで読み取られ、読取結果に基づいて画像データが補正されると、却って、主走査方向における画像のずれが顕在化してしまうことがあった。そこで、本発明は、主走査方向におけるテスト画像の形成位置の検知誤差を従来よりも削減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、たとえば、
回転駆動される感光体と、
画像データに基づき前記感光体の表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記静電潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成する現像手段と、
前記トナー画像を転写材に転写する転写手段と、
前記転写材に形成され、前記転写材が移動する方向である第一方向に対して直交する第二方向における前記トナー画像の形成位置のずれ量を求めるためのテスト画像を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知されたずれ量に応じて画素を挿入または抜き取って画像データを補正する補正手段と、を有し、
前記補正手段は、
前記画像データのうちで、前記転写材において前記テスト画像が形成される画素領域を除外した残りのいずれかの画素領域において、前記ずれ量に応じて画素を挿入または抜き取る、画像形成装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、主走査方向におけるテスト画像の形成位置の検知誤差が従来よりも削減される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成装置を説明する図
露光器を説明する図
光学センサを説明する図
テスト画像を説明する図
テスト画像と光スポットとの関係を説明する図
テスト画像と光スポットとの関係を説明する図
制御システムを説明する図
主走査倍率を説明する図
主走査倍率を補正する方法を説明する図
画素の挿入に起因してテスト画像に生じる段差を説明する図
段差に起因した検知精度の低下を説明する図
段差に起因した検知精度の低下を説明する図
段差に起因した検知精度の低下を説明する図
誤差の低減方法を説明する図
画素の挿入例を説明する図
画像処理部を説明する図
画素の挿入または抜去する方法を説明するフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
(1)画像形成装置
図1は電子写真方式の画像形成装置100を示す。画像形成装置100は、たとえば、読取装置20により生成された画像データに基づきシートPに画像を形成するカラープリンタ(例:複合機(MFP))である。ただし、画像形成装置100は、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよい。図1において参照符号の末尾に付与されているYMCKはそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを意味している。四色に共通する事項が説明される場合、参照符号からYMCKの文字が省略される。
【0010】
画像形成部6Y、6M、6C、6Kは、それぞれ、感光体ドラム1、帯電器2、露光器3、現像器4および一次転写器5を有している。感光体ドラム1は、静電潜像およびトナー画像を担持して回転駆動される像担持体である。帯電器2は、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させる。露光器3は、画像データに応じて光を感光体ドラム1の表面に照射して感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。露光器3は、レーザ光源と回転多面鏡とを有するレーザースキャナ方式と、複数の発光ダイオード(LED)を有するLED方式とのどちらであってもよい。いずれの方式においても、副走査は、感光体ドラム1が回転することにより実現される。レーザースキャナ方式における主走査は、レーザ光を主走査方向と平行に移動させることで実現される。LED方式における主走査は、主走査方向と平行に並べられた複数のLEDが感光体ドラム1に光を照射することで実現される。なお、主走査方向は、感光体ドラム1の回転軸と平行な方向である。副走査方向は、主走査方向に対して直交する方向である。現像器4はトナーを用いて静電潜像を現像してトナー画像を形成する。一次転写器5は、トナー画像を中間転写体7に転写する。一次転写器5は、中間転写体7を感光体ドラム1に対して押圧するローラまたはブレードであってもよい。中間転写体7は、たとえば、無端状のベルトである。中間転写体7に対してYMCKの各トナー画像が重畳して転写されることで、フルカラー画像が形成される。中間転写体7が回転することでトナー画像は二次転写部に搬送される。
(【0011】以降は省略されています)

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