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公開番号2024179606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098588
出願日2023-06-15
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20241219BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ミシン目シートに対し画像形成を行う際に、カエリに起因して画像不良が生じるのを抑制可能な画像形成装置の提供。
【解決手段】シートの種類がミシン目シートである場合(S1のYes)、ハーフトーン処理を変更する機能が有効か否かを判定し(S3)、ハーフトーン処理を変更する機能が有効である場合(S3のYes)、ハーフトーン処理としてユーザが予め設定したスクリーン処理が誤差拡散処理に変更される(S4)。この場合、制御部は画像処理部によって入力画像データに対し誤差拡散処理を行い、画像形成部に出力画像データに基づき画像を形成させる(S2)。誤差拡散処理を行った場合、画像はドットの配列や大きさがランダムな状態で形成され、例えミシン目領域で意図しない放電が生じたとしても、ドットの形状や配置の乱雑化が顕在化しづらい。それ故、シートのカエリに起因する画像不良が生じ難い。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ミシン目加工されたシートに対して画像形成可能な画像形成装置であって、
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体に担持させるトナー像を形成する画像形成部と、
前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写部と、
取得した画像データに対してスクリーン処理と誤差拡散処理との少なくともいずれかの処理を施す画像処理部と、
前記画像処理部で処理された画像データに基づいて前記画像形成部にトナー像を形成させる制御部と、を備え、
前記画像処理部は、取得した画像データに対して前記スクリーン処理を施す設定である場合において、トナー像を形成するシートがミシン目加工されたシートである場合には、取得した画像データに対して前記スクリーン処理を施さずに前記誤差拡散処理を施すモードを実行可能である、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記モードの実行有無をユーザ選択可能な選択部を備え、
前記画像処理部は、前記選択部により前記モードの実行有が選択されている場合に前記モードを実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記選択部は、表示部を有し、
前記表示部は、トナー像を形成するシートがミシン目加工されたシートである場合に、前記モードの実行有無をユーザ選択可能に表示する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
ミシン目加工されたシートに対して画像形成可能な画像形成装置であって、
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体に担持させるトナー像を形成する画像形成部と、
前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写部と、
取得した画像データに対してスクリーン処理と誤差拡散処理との少なくともいずれかの処理を施す画像処理部と、
前記画像処理部で処理された画像データに基づいて前記画像形成部にトナー像を形成させる制御部と、を備え、
前記画像処理部は、取得した画像データに対して前記スクリーン処理を施す設定である場合において、トナー像を形成するシートがミシン目加工されたシートである場合には、ミシン目加工のカエリが形成された所定の領域に位置する画像データに対して前記誤差拡散処理を施し、前記所定の領域以外の領域に位置する画像データに対して前記スクリーン処理を施すモードを実行可能である、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
前記モードの実行有無をユーザ選択可能な選択部を備え、
前記画像処理部は、前記選択部により前記モードの実行有が選択されている場合に前記モードを実行する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記選択部は、表示部を有し、
前記表示部は、トナー像を形成するシートがミシン目加工されたシートである場合に、前記モードの実行有無をユーザ選択可能に表示する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、ミシン目加工されたシートにおいてミシン目加工のカエリが形成された位置を取得可能であり、
前記画像処理部は、前記カエリが形成された位置に基づいて前記所定の領域に位置する画像データを特定する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項8】
シートに対し光を照射する照射部と、照射した光のシートからの反射光を受光する受光部とを有し、シート上の画像を読み取り可能な原稿読取部を備え、
前記制御部は、前記原稿読取部から画像が形成されていないミシン目加工されたシートの読み取りに基づき前記カエリの位置を取得する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記カエリの位置及び前記所定の領域の範囲をユーザ入力可能な入力部を備える、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
回転する感光体と、
前記感光体を帯電する帯電部と、
帯電された前記感光体を露光して静電潜像を形成する露光部と、
前記感光体に形成された静電潜像を現像剤によりトナー像に現像する現像部と、
前記感光体に当接して回転する中間転写体と、
前記感光体から前記中間転写体へトナー像を一次転写する第一転写部と、
前記中間転写体からシートへトナー像を二次転写する第二転写部と、を備え、
前記像担持体は、前記中間転写体であり、
前記転写部は、前記第二転写部である、
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの電子写真方式の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、シートをセット可能なカセットや手差しトレイを備えており、これらカセットや手差しトレイから搬送される様々なシートに対してトナー像を転写し画像を形成する。シートとして、ミシン目加工されたシート(ミシン目シートと呼ぶ)を用いる場合がある(特許文献1)。また、従来から、入力された画像データよりも低い階調で出力用の画像データを生成するために、ハーフトーン処理としてスクリーン処理及び誤差拡散処理のいずれかを選択的に実行可能な画像形成装置が提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-71751号公報
特開平9-331450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来では、ミシン目シートにトナー像を形成する際に画像不良が生じる虞があった。即ち、ミシン目シートの場合、ミシン目を加工する際にシートにカエリと呼ばれる凹凸が生じており、ミシン目シートへトナー像を転写する際に、カエリが生じている所定の領域(ミシン目領域と呼ぶ)に意図しない放電が生じることがある。そうすると、トナーが意図しない箇所に転写され、画像を形成するドットの形状や配置が乱雑化することから、トナー像の色味が変わるなどの画像不良が生じ得る。特に、AMスクリーン処理やFMスクリーン処理が行われた場合に、シートのカエリに起因する画像不良が生じやすかった。
【0005】
本発明は上記問題に鑑み、ミシン目加工されたシートに画像を形成する場合に、シートのカエリに起因する画像不良が生じるのを抑制可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、ミシン目加工されたシートに対して画像形成可能な画像形成装置であって、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持させるトナー像を形成する画像形成部と、前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写部と、取得した画像データに対してスクリーン処理と誤差拡散処理との少なくともいずれかの処理を施す画像処理部と、前記画像処理部で処理された画像データに基づいて前記画像形成部にトナー像を形成させる制御部と、を備え、前記画像処理部は、取得した画像データに対して前記スクリーン処理を施す設定である場合において、トナー像を形成するシートがミシン目加工されたシートである場合には、取得した画像データに対して前記スクリーン処理を施さずに前記誤差拡散処理を施すモードを実行可能である、ことを特徴とする。
【0007】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、ミシン目加工されたシートに対して画像形成可能な画像形成装置であって、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に担持させるトナー像を形成する画像形成部と、前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写部と、取得した画像データに対してスクリーン処理と誤差拡散処理との少なくともいずれかの処理を施す画像処理部と、前記画像処理部で処理された画像データに基づいて前記画像形成部にトナー像を形成させる制御部と、を備え、前記画像処理部は、取得した画像データに対して前記スクリーン処理を施す設定である場合において、トナー像を形成するシートがミシン目加工されたシートである場合には、ミシン目加工のカエリが形成された所定の領域に位置する画像データに対して前記誤差拡散処理を施し、前記所定の領域以外の領域に位置する画像データに対して前記スクリーン処理を施すモードを実行可能である、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ミシン目加工されたシートに画像を形成する場合に、シートのカエリに起因する画像不良が生じるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の画像形成装置を示す概略図。
画像形成装置の制御構成を示す制御ブロック図。
操作部を示す概略図。
シート選択画面を示す図。
第一実施形態の画像形成処理を示すフローチャート。
変更有無選択画面を示す図。
印字率について説明する図。
AMスクリーン処理を行った場合の画像を示す模式図。
誤差拡散処理を行った場合の画像を示す模式図。
第二実施形態の画像形成処理を示すフローチャート。
ミシン目位置設定画面を示す図。
変更範囲設定画面を示す図。
ミシン目領域に誤差拡散処理を行った場合の画像と、ミシン目領域以外の領域にAMスクリーン処理を行った場合の画像を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第一実施形態]
<画像形成装置>
本実施形態の画像形成装置について、図1を用いて説明する。画像形成装置100は、電子写真方式のタンデム型のフルカラープリンタである。画像形成装置100は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成する画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを有する。画像形成装置100は、例えば画像形成装置100に接続された原稿読取装置130や、パーソナルコンピュータ等の外部機器1000から送られる画像データに基づいてトナー像をシートSに形成する。シートSとしては、普通紙、厚紙、ラフ紙、凹凸紙、コート紙等のシート材が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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