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公開番号
2025013657
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024197094,2020171211
出願日
2024-11-12,2020-10-09
発明の名称
木質材シート及び木質材シートの製造方法並びに成形品及び成形品の製造方法
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B27M
3/00 20060101AFI20250117BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】加工時及び経時変化による外観不良の発生を抑制することができる木質材シートを提供する。
【解決手段】本開示に係る木質材シートは、天然木の木質材と、木質材の一方の面に配置された保護層と、木質材の他方の面に配置された支持層と、保護層における木質材側の面に設けられた第1接着層と、第1接着層と木質材との間に設けられた第2接着層と、木質材と支持層との間に設けられた熱可塑性形状追従層と、を備え、第1接着層と第2接着層とは一体となっておらず、第1接着層と第2接着層との間に境界を有する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
天然木の木質材と、
前記木質材の一方の面に配置された保護層と、
前記木質材の他方の面に配置された支持層と、
前記保護層における前記木質材側の面に設けられ、ブロックイソシアネート系の硬化剤が含有される第1接着層と、
前記第1接着層と前記木質材との間に設けられた第2接着層と、
前記木質材と前記支持層との間に設けられた熱可塑性形状追従層と、
を備え、
前記第1接着層と前記第2接着層とは一体となっておらず、前記第1接着層と前記第2接着層との間に境界を有し、
前記第1接着層はウレタン結合を有する、木質材シート。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記木質材は表面凹凸形状を有し、
前記第2接着層は、前記木質材の前記表面凹凸形状の凹部に浸入しており、
前記第2接着層と前記木質材の前記表面凹凸形状との間に空気層がない、請求項1に記載の木質材シート。
【請求項3】
前記第2接着層が架橋構造を有する、請求項1または2に記載の木質材シート。
【請求項4】
前記第1接着層の平均膜厚が3μm以上100μm以下であり、
前記第2接着層の平均膜厚が10μm以上100μm以下である、請求項1から3のいずれか一項に記載の木質材シート。
【請求項5】
前記保護層における前記第1接着層と反対側の面に配置された剥離層と、
前記剥離層における前記保護層と反対側の面に配置されたベースフィルムと、
をさらに備え、
前記保護層は、全体膜厚が3μm以上100μm以下であり、ハードコート機能とUVカット機能とを有し、
前記剥離層と前記保護層との界面で、前記剥離層と前記ベースフィルムとが前記保護層から除去可能である、請求項1から4のいずれか一項に記載の木質材シート。
【請求項6】
前記木質材と前記熱可塑性形状追従層との間に第3接着層が設けられる、請求項1から5のいずれか一項に記載の木質材シート。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の前記木質材シートと、
前記木質材シートの前記支持層側に配置された樹脂筐体と、
を有する、成形品。
【請求項8】
保護層の一方の面に、ブロックイソシアネート系の硬化剤が含有される第1接着層を形成する工程と、
木質材の一方の面に第2接着層を形成する工程と、
前記保護層と、前記保護層に形成された前記第1接着層に前記第2接着層を対向させて配置した前記木質材と、前記木質材の他方の面に対向させて配置した熱可塑性形状追従層と、支持層と、を順に積層し、熱圧着して積層体を形成する工程と、
を含み、
前記第1接着層はウレタン結合を有する、木質材シートの製造方法。
【請求項9】
前記第2接着層は、液体状態で前記木質材の表面に塗布されて形成される、請求項8に記載の木質材シートの製造方法。
【請求項10】
前記第2接着層は、前記積層体を形成する工程の前に硬化される、請求項8または9に記載の木質材シートの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、天然木を用いた木質材シート及び成形品及び木質材シートの製造方法及び成形品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、家電の外装及び車載内装分野等で使用される部品やパネルの表面の加飾手法において、顧客志向の多様化と昨今の本物志向・高品位志向により、幅広いデザイン表現と高品位な意匠性が求められている。その中でも、天然木を用いた木質材シートは、触感や外観といった素材由来の風合いと意匠性に優れた高級感表現とを利用者に提供するため、加飾素材として積極的に用いられている。本明細書にて、加飾素材とは、厚みが5mm以下のシート形状の素材を指す。
【0003】
特許文献1には、突板の上部に、転写層が形成された木質化粧板が開示されている。図9及び図10に、特許文献1に記載の木質化粧板が示される。
【0004】
図9に示すように、特許文献1に記載の木質化粧板は、転写層101と、突板102と、不織布103と、第1接着層104とで構成される。転写層101は、突板102の一方の片面に、熱プレス加工にて転写され、突板102の表面凹凸形状と相似形状の凹凸106が形成される。また、突板102には、ポリエチレングリコール等の樹脂が必要に応じて含浸されている。
【0005】
図10に示すように、転写層101は、ベースフィルム110の剥離層109上に、ハードコート層108と、突板用接着層107とで構成される。転写層101は、突板102表面の保護層の役割を有する。転写層101が薄膜であるため、突板102本来の触感や外観を維持しつつ、製品の耐久性を向上させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-64168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の木質化粧板では、外観不良の抑制といった点で未だ改善の余地がある。
【0008】
本開示は、前記課題を解決することにあって、加工時及び経時変化による外観不良の発生が抑制された木質材シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様の木質材シートは、天然木の木質材と、木質材の一方の面に配置された保護層と、木質材の他方の面に配置された支持層と、保護層における木質材側の面に設けられた第1接着層と、第1接着層と木質材との間に設けられた第2接着層と、木質材と支持層との間に設けられた熱可塑性形状追従層と、備え、第1接着層と第2接着層とは一体となっておらず、第1接着層と第2接着層との間に境界を有する。
【0010】
本開示の一態様の木質材シートの製造方法は、保護層の一方の面に第1接着層を形成する工程と、木質材の一方の面に第2接着層を形成する工程と、保護層と、保護層に形成された第1接着層に第2接着層を対向させて配置した木質材と、木質材の他方の面に対向させて配置した熱可塑性形状追従層と、支持層と、を順に積層し、熱圧着して積層体を形成する工程と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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