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公開番号2024106621
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023010986
出願日2023-01-27
発明の名称卓上切断機
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B27B 5/20 20060101AFI20240801BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】複数のスライドバーの捩れを抑制でき、複数のスライドバーが平行に延出した状態を維持できる卓上切断機が必要とされる。
【解決手段】卓上切断機1は、被切断材を載置するターンテーブルと、ターンテーブルに支持されかつスライド方向に相互に平行に延出する第1スライドバー42と第2スライドバー43と、第1スライドバー42と第2スライドバー43に支持されかつターンテーブルに対してスライド方向に移動可能な切断機本体と、切断機本体に収容されかつ被切断材を切断する刃具の駆動源である電動モータを有する。卓上切断機1は、各基端部から離れた位置の各先端部42a,43aに当接する第1挟持部材51を有する。卓上切断機1は、スライド方向と直交する方向で第1挟持部材51と対向しかつ第1挟持部材51と協働して第1スライドバー42と第2スライドバー43を挟持する第2挟持部材52を有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
卓上切断機であって、
被切断材を載置するテーブルと、
前記テーブルに支持されかつスライド方向に相互に平行に延出する第1と第2のスライドバーと、
前記第1と第2のスライドバーに支持されかつ前記テーブルに対して前記スライド方向に移動可能な切断機本体と、
前記切断機本体に収容されかつ前記被切断材を切断する刃具の駆動源である電動モータと、
前記テーブルに支持される前記第1と第2のスライドバーの各基端部から離れた位置の前記第1と第2のスライドバーの各先端部に当接する第1挟持部材と、
前記スライド方向と直交する方向で前記第1挟持部材と対向しかつ前記第1挟持部材と協働して前記第1と第2のスライドバーを挟持する第2挟持部材を有する卓上切断機。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
請求項1に記載の卓上切断機であって、
前記第1と第2のスライドバーから外れた位置で前記第1挟持部材と前記第2挟持部材を固定する留め具を有する卓上切断機。
【請求項3】
請求項2に記載の卓上切断機であって、
前記留め具は、前記第1と第2のスライドバーの間に位置する卓上切断機。
【請求項4】
請求項2に記載の卓上切断機であって、
前記留め具は、1個で前記第1挟持部材と前記第2挟持部材を固定可能である卓上切断機。
【請求項5】
請求項2~4のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記留め具は、ボルトである卓上切断機。
【請求項6】
請求項1~4のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記第2挟持部材は、前記第1と第2のスライドバーの前記先端部のそれぞれに当接して前記第1と第2のスライドバーのピッチを規制するピッチ規制部を有する卓上切断機。
【請求項7】
請求項6に記載の卓上切断機であって、
前記第2挟持部材の前記ピッチ規制部は、前記第1と第2のスライドバーの前記先端部のそれぞれが挿入される第1と第2の挿通孔を備える卓上切断機。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記第1挟持部材は、前記第1と第2のスライドバーの前記先端部に当接する平面を備える棒状である卓上切断機。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記第1挟持部材は、外周面が曲面で構成される棒状である卓上切断機。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1つに記載の卓上切断機であって、
前記第1挟持部材は、鋼製である卓上切断機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば木材等の被切断材の切断加工に用いられる卓上切断機に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の卓上切断機は、例えば被切断材を載置するテーブルと、テーブルに支持されて前後方向に延出するスライドバーと、スライドバーに装着されてスライドバーに沿って移動可能な揺動支持部材を有する。揺動支持部材には、切断機本体が上下方向に揺動可能に装着される。切断機本体には、電動モータを動力源として回転する略円盤形の刃具が取付けられる。刃具を回転させ、切断機本体を下方のテーブルに載置された被切断材に向けて下動させる。これにより刃具が被切断材に切り込まれる。さらに切断機本体を揺動支持部材と共にスライドバーの延出方向に沿って移動させる。これにより刃具は、スライドバーの延出方向に沿って水平に移動して被切断材を切断する。
【0003】
切断機本体をスライド方向に移動可能に支持するスライドバーは、複数本、例えば2本設けられる。切断機本体をスライド方向にスムーズに移動させるために、複数本のスライドバーは平行に延出する。特許文献1には、平行に延出した2本のスライドバーの先端部を保持するホルダが記載されている。特許文献1に記載のホルダ101を図16に概略的に示す(符号は改番した)。ホルダ101には、円筒状のスライドバー102,103を挿入可能な円形の挿通孔が2つ設けられる。ホルダ101には、各挿通孔と直交しかつ各挿通孔に連通されるねじ孔が設けられる。各挿通孔に2本のスライドバー102,103の先端部をそれぞれ挿通させる。これにより2本のスライドバー102,103の先端部は、所定のピッチを空けた状態で保持される。
【0004】
ホルダ101のねじ孔には、止めねじ104,105が取付けられる。止めねじ104,105を締結させることで各スライドバー102,103の先端部が径方向に押圧される。これにより各スライドバー102,103の先端部は、軸周りの回転が抑制される。2本のスライドバー102,103の基端部は、切断機本体の後方に設けられた支持アームの挿通孔に圧入される。そのため2本のスライドバー102,103の基端部は、所定のピッチを空けた状態で保持されかつ軸周りの回転が抑制される。かくして2本のスライドバー102,103は、基端部を支持アームに保持されかつ先端部をホルダ101に保持されて相互に平行に延出する。
【0005】
スライドバー102,103には、切断機本体が傾斜姿勢の時に上方から手で負荷を与えて切断機本体を下動させる場合等において、捩れ方向の負荷がスライドバー102,103に加わる場合がある。スライドバー102,103には、捩れ方向の負荷に対抗する力として止めねじ104,105の締結力しか加わっていない。そのため捩れ方向の負荷が止めねじ104,105の締結力を超えた場合、止めねじ104,105の先端がスライドバー102,103の先端部の表面に対して滑ってしまう。例えば下側のスライドバー103の軸回りの回転力R1が生じた時、上側のスライドバー102は略右方の方向F1へ移動する。この時、ホルダ101は回転力R1によって下側のスライドバー103の軸回りに回転する。一方、上側のスライドバー102はあまり回転せずに右方へ略平行に移動する。そのため止めねじ104の先端が上側のスライドバー102に対して滑ってしまい、負荷に対して抗しきれない。この時、下側のスライドバー103は、上側のスライドバー102に対して相対的に回転して捩れる。この捩れは、使用者が負荷を加える時のみ2本のスライドバー102,103に生じる動的な捩れである。
【0006】
特許文献2には、特許文献1とは異なる方式で2本のスライドバーの先端部を保持するバー保持部が記載されている。特許文献2に記載のバー保持部を図17,18に概略的に示す(符号は改番した)。バー保持部は、矩形平板状の連結プレート111を有する。各スライドバー112,113の先端部には、軸方向に延出する平面部が設けられる。各スライドバー112,113の平面部を連結プレート111の1つの平面に当接させる。各スライドバー112,113の先端部と連結プレート111をそれぞれボルト114,115で固定する。そのため2本のスライドバー112,113の先端部は、所定のピッチを空けた状態で保持されかつ軸周りの回転が抑制される。
【0007】
スライドバー112,113の組付けは、先ず各スライドバー112,113の基端部を支持アームに圧入して固定させ、次に各スライドバー112,113の先端部を連結プレート111に締結させる。各スライドバー112,113の基端部を支持アームに圧入した時、各スライドバー112,113の先端部に設けられた平面部が面一にならない場合がある。各平面部が面一でない状態で各スライドバー112,113の先端部と連結プレート111をボルト114,115で締結させる。この時、スライドバー112に締結されたボルト114の軸力がスライドバー113にも作用し、スライドバー113に締結されたボルト115の軸力が他方のスライドバー112にも作用する。これにより面一でない各平面部を連結プレート111に倣って面一になるように、各スライドバー12,113ーの先端部に負荷が加わる。負荷が大きい場合、2本のスライドバー112,113の先端部は平行な状態を維持できず、捩れが生じてしまう。例えば下側のスライドバー113の平面部が傾斜して軸回りに回転する負荷R2が生じた時、上側のスライドバー112は略右方の方向F2へ移動する。この捩れは、使用者が加える負荷によらずに、部品の組付けによって恒久的に維持されてしまう静的な捩れである。
【0008】
上述するように複数のスライドバーの先端部を保持する構造について、従来構造では複数のスライドバーの捩れを抑制して複数のスライドバーを平行にするために種々改良の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2015-16514号公報
特開平9-1502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって複数のスライドバーの捩れを抑制でき、複数のスライドバーが平行に延出した状態を維持できる卓上切断機が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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