TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024092212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207979
出願日2022-12-26
発明の名称ステープラ
出願人マックス株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B27F 7/19 20060101AFI20240701BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】用紙束を挟持した状態で、テーブルリンクの剛性を変えることが可能なステープラを提供する。
【解決手段】ステープラ1は、用紙束Pにステープルを打ち込む打込部4と、用紙束Pを貫通したステープルの脚部を曲げるクリンチ部5と、打込部4と対向してクリンチ部5を支持し、クリンチ部5を打込部4と離接する第1の方向に移動させるテーブルリンク3と、打込部4、クリンチ部5及びテーブルリンク3を駆動するモータ60と、テーブルリンク3に設けられる当接部34と、当接部34と当接し、第1の方向と交差する第2の方向に移動して、テーブルリンク3の第1の方向への移動を規制する規制部30aとを備える。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
用紙束にステープルを打ち込む打込部と、
用紙束に打ち込まれて貫通したステープルの脚部を曲げるクリンチ部と、
前記打込部と対向する位置で前記クリンチ部を支持し、前記クリンチ部を前記打込部と離接する第1の方向に移動させるテーブルリンクと、
前記打込部を駆動するモータと、
前記テーブルリンクに当接しつつ、前記第1の方向と交差する第2の方向に移動して、前記クリンチ部が前記打込部から離間する方向への移動を規制する規制部と
を備え、
前記規制部が前記テーブルリンクと当接する位置は、前記クリンチ部と前記打込部とが離間するほど前記クリンチ部へ近づく方向へ変化する
ステープラ。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記規制部が前記テーブルリンクと当接する位置は、前記クリンチ部と前記打込部とが近づくほど前記クリンチ部から離れる方向へ変化する
請求項1に記載のステープラ。
【請求項3】
前記テーブルリンクは、一端側に前記クリンチ部が取り付けられ、他端側が軸で回転可能に支持され、前記クリンチ部と前記軸との間に、前記規制部が当接する当接部を有する
請求項2に記載のステープラ。
【請求項4】
前記規制部を有したロックプレートと、
前記ロックプレートを前記第2の方向に沿って移動可能に支持するフレーム当接部と
を備え、
前記ロックプレートは、前記フレーム当接部に誘導されるガイド部を有する
請求項3に記載のステープラ。
【請求項5】
前記ロックプレートは、前記第2の方向に沿って複数の前記ガイド部を有し、
前記規制部は、前記複数のガイド部の間に設けられる
請求項4に記載のステープラ。
【請求項6】
前記モータは、前記ロックプレートを移動させる
請求項4に記載のステープラ。
【請求項7】
前記当接部は、前記クリンチ部から離れる方向に向かう溝カムによって形成される
請求項3に記載のステープラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
明細書、特許請求の範囲、要約書及び図面の開示は、ステープルで用紙束を綴じるステープラに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ステープルで用紙束を綴じるステープラにおいては、綴り用テーブルとステープルを打出すユニットとの間にセットされた用紙束を挟みつけ、この状態を固定した後にステープルを打ち出して用紙束を貫通させ、さらに貫通したステープルの脚部をクリンチャによって折り曲げてクリンチすることが必要である。
【0003】
従来のステープラでは、用紙束を挟みつけた状態を固定するため、固定プレートの凸部を案内溝に沿ってスライド移動させ、用紙束の厚みに応じた位置まで移動した固定プレートの斜面が綴り用テーブルを移動させるテーブルリンクの固定ピンと楔状に係合する。このようにして、テーブルリンクがロック状態となり綴り用テーブルが開動することができなくなる構成である(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-059338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のステープラは、綴り用テーブルとステープルを打出すユニットとの間にセットされた用紙束を挟みつけた後に、規定の位置まで凸部が移動し案内溝と係合することで、この状態が固定される。このとき、テーブルリンクの固定ピンが固定プレートと当接する位置とクリンチャ部との距離は、挟みつける用紙束の厚みによらず一定である。
【0006】
クリンチャ部からテーブルリンクの固定ピンが固定プレートと当接する位置までの距離が一定であると、用紙束を挟みつけた状態でのテーブルリンクの剛性は略一定となる。テーブルリンクは、ステープルで綴じる用紙の枚数が多い場合や用紙が厚い場合などの、ステープルを用紙束に打ち込むときに必要な打出し荷重が最も必要となる場合においても、ステープルの打出し荷重に耐える剛性を保つように固定ピンの位置が設定されている。つまりテーブルリンクは想定される最大の打出し荷重に耐えられる強度設定となっている。もしもテーブルリンクがステープルの打出し荷重に耐えらない剛性であった場合には、ステープルが用紙束を貫通している最中にテーブルリンクが打出し部から離れる方向に変形してしまい、ステープルの針クラウンが用紙束から浮いた状態で打出し動作を完了してしまう可能性があるため、このような事象を生じさせない部品強度に設定されている。
【0007】
打出し部によるステープルの打出しにより用紙束へのステープルの貫通が完了した後、用紙束を貫通したステープルの脚部をクリンチャ部の動作によって用紙束に向けて折り曲げる。脚部を曲げるクリンチャ部の動作ストロークの余剰分は、テーブルリンクが変形することで吸収する。つまり、クリンチ動作ではテーブルリンクを変形させている。テーブルリンクの剛性が高いほどテーブルリンクを変形させるために必要なモータの負荷は大きくなるため、モータに流れる電流値は上昇する。
【0008】
そこで、用紙束の厚さに応じて、テーブルリンクの剛性を変えることが可能なステープラを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
明細書、特許請求の範囲、要約書及び図面は、用紙束にステープルを打ち込む打込部と、用紙束に打ち込まれて貫通したステープルの脚部を曲げるクリンチ部と、打込部と対向する位置でクリンチ部を支持し、クリンチ部を打込部と離接する第1の方向に移動させるテーブルリンクと、打込部を駆動するモータと、テーブルリンクに当接しつつ、第1の方向と交差する第2の方向に移動して、クリンチ部が打込部から離間する方向への移動を規制する規制部とを備え、規制部がテーブルリンクと当接する位置は、クリンチ部と打込部とが離間するほどクリンチ部へ近づく方向へ変化するステープラが開示される。
【0010】
ステープラは、規制部がクリンチ部から離接する方向に移動することで、規制部がテーブルリンクと当接する位置からクリンチ部までの距離が変化する。テーブルリンクは、規制部がテーブルリンクと当接する位置からクリンチ部までの距離が短いと、同距離が長い場合と比較して剛性が高くなり、同距離が長くなるに従い剛性が低くなる。つまり、規制部がテーブルリンクと当接する位置が変化することで、テーブルリンクの剛性が変化する。これにより、ステープルで綴じる用紙の枚数が多い、用紙が厚いなどにより用紙束が厚いときには剛性を高く保ち、用紙の枚数が少ない、用紙が薄いなどにより用紙束が薄いときには剛性を低くすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
薪割り台
1か月前
個人
わら縄針金造形木
2か月前
個人
爪楊枝およびその製造方法
10か月前
個人
輪切り板材の加工方法
9か月前
株式会社日本設計
耐火木材
3か月前
株式会社日本設計
耐火木材
2か月前
株式会社大和工務店
構面構造
6か月前
アイカ工業株式会社
化粧板の製造方法
3か月前
恒成株式会社
木製荷受台製造装置
7か月前
株式会社ノダ
木削薄片板および床材
2か月前
舛元木工株式会社
フレーム材の端部処理方法
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
3か月前
工機ホールディングス株式会社
切断機
10か月前
宮川工機株式会社
プレカット加工装置
22日前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
29日前
三商株式会社
難燃処理木質建材及びその製造方法
11か月前
旭興進株式会社
人工木材及びその製造方法
2か月前
株式会社カスタム・クール・センター
ヤスリ工具
8か月前
株式会社ノダ
不燃繊維板およびその製造方法
4か月前
マックス株式会社
リフィル
22日前
ホクシン株式会社
中質繊維板の製造装置および製造方法
9か月前
広平凱王圧密科技有限公司
圧密木強制焼入れ装置
3か月前
個人
入隅部用補強具
9か月前
三菱鉛筆株式会社
再生自然素材
10か月前
広平凱王圧密科技有限公司
高周波に基づく定尺圧密板
3か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
4か月前
デンカ株式会社
敷板
3か月前
株式会社マキタ
卓上切断機
9か月前
株式会社トーアエンジニアリング
プレカット加工方法
3か月前
マックス株式会社
ステープラ
5か月前
マックス株式会社
ステープラ
5か月前
株式会社マキタ
テーブルソー
3か月前
株式会社マキタ
テーブルソー
3か月前
DLT株式会社
加工装置
10か月前
マックス株式会社
ステープラ
22日前
株式会社マキタ
携帯用切断機
6か月前
続きを見る