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公開番号
2024078381
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-10
出願番号
2023096914
出願日
2023-06-13
発明の名称
携帯用切断機
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B27B
9/00 20060101AFI20240603BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約
【課題】傾斜切り加工のために切断機本体を左右に傾動させたり、切り込み深さを変更するために上下に揺動させたりすると移動操作のために把持するハンドルも一体で変位する。使用者は移動操作時に手を窮屈な姿勢にしてハンドルを把持する必要があり、携帯用切断機の移動操作性が損なわれる。本開示では切断機本体の姿勢とは独立してハンドルの移動操作性が良好に維持されるようにする。
【解決手段】切断機本体がベース10に対して左右に傾動および上下に揺動可能に支持される。ハンドル30とバッテリ取付部40は、切断機本体の傾動および揺動動作とは独立してベース10側に設けられる。これにより、移動操作時におけるハンドル30の把持性が切断機本体の姿勢とは独立して良好に維持される。ベース10と切断機本体との間に配索される電気配線2は、左右に弾性を有する横向きU字形の傾動介在部材53により覆われて防塵性が確保される。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
携帯用切断機であって、
被切断材に当接されるベースと、
前記ベースに傾動可能に支持され、かつ電動モータを備える切断機本体と、
前記電動モータの電源であるバッテリを取り外し可能に取り付けられるバッテリ取付部と、
前記切断機本体の傾動動作と独立して前記ベースに設けられ、かつ使用者に把持されるハンドルを備えている携帯用切断機。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の携帯用切断機であって、
前記切断機本体は、前記傾動動作と異なる方向に揺動動作可能に設けられ、
前記ハンドルが前記切断機本体の揺動動作と独立して前記ベースに設けられている携帯用切断機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の携帯用切断機であって、
前記ハンドルが前記ベースに相対移動不能に設けられている携帯用切断機。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1つに記載の携帯用切断機であって、
前記ハンドルには前記電動モータの起動用のスイッチレバーが設けられ、
前記ハンドルに隣接して前記バッテリ取付部が設けられる携帯用切断機。
【請求項5】
請求項4に記載の携帯用切断機であって、
前記バッテリ取付部が前記ハンドルに対して相対移動不能に設けられている携帯用切断機。
【請求項6】
請求項1~5の何れか1つに記載の携帯用切断機であって、
前記ベースと前記切断機本体との間に電気配線が配索されており、
前記ベースには、前記バッテリ取付部から延出して前記電気配線を覆う第1ワイヤホルダが設けられ、
前記切断機本体には、前記電動モータ付近から延出して前記電気配線を覆う第2ワイヤホルダが設けられ、
前記第1ワイヤホルダと前記第2ワイヤホルダが、弾性変形可能な介在部材により相互に傾動可能に連結され、前記介在部材に前記電気配線が挿通される携帯用切断機。
【請求項7】
請求項1~5の何れか1つに記載の携帯用切断機であって、
前記ベースと前記切断機本体との間に電気配線が配索されており、
前記ベースには、前記バッテリ取付部から延出して前記電気配線を覆う第1ワイヤホルダが設けられ、
前記切断機本体には、前記電動モータ付近から延出して前記電気配線を覆う第2ワイヤホルダが設けられ、
前記第1ワイヤホルダと前記第2ワイヤホルダが、1つの関節構造または多関節構造を有する介在部材により相互に傾動可能に連結され、前記介在部材に前記電気配線が挿通される携帯用切断機。
【請求項8】
請求項1~5の何れか1つに記載の携帯用切断機であって、
前記ベースと前記切断機本体との間に電気配線が配索されており、
前記ベースには、前記バッテリ取付部から延出して前記電気配線を覆う第1ワイヤホルダが設けられ、
前記切断機本体には、前記電動モータ付近から延出して前記電気配線を覆う第2ワイヤホルダが設けられ、
前記第1ワイヤホルダと前記第2ワイヤホルダの間に介在部材が設けられ、前記介在部材の第1端部が前記第1ワイヤホルダに左右方向に傾動可能に連結され、前記介在部材の第2端が前記第2ワイヤホルダに連結され、前記介在部材に前記電気配線が挿通される携帯用切断機。
【請求項9】
請求項6~8の何れか1つに記載の携帯用切断機であって、
前記切断機本体は、前記傾動動作と異なる方向に揺動動作可能に設けられ、
前記介在部材により前記第1ワイヤホルダと前記第2ワイヤホルダが相互に揺動可能に連結され、前記介在部材に対する前記第2ワイヤホルダの揺動中心が前記切断機本体の揺動中心に一致している携帯用切断機。
【請求項10】
請求項9に記載の携帯用切断機であって、
前記ベースには、前記切断機本体を傾動可能に支持するアンギュラープレートが設けられ、
前記切断機本体は、前記電動モータを覆うモータハウジングと、前記電動モータにより回転する刃具を覆う固定カバーを備え、
前記アンギュラープレートと前記モータハウジングと前記固定カバーと前記第2ワイヤホルダにより区画される領域内に前記介在部材が配置される携帯用切断機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば木材等の被切断材の切断加工に用いられる携帯用切断機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
携帯用切断機は、被切断材に当接されるベースと、ベースに支持した切断機本体を備える。切断機本体は、電動モータにより回転する円盤形の刃具と、切断加工時に使用者が把持するハンドルを備える。使用者がハンドルを把持して移動操作することで刃具が被切断材に切り込まれて切断加工がなされる。切断加工の進行方向に対して切断機本体を左方又は右方に傾動させた姿勢に保持することで、刃具が被切断材に対して斜めに切り込まれていわゆる傾斜切り加工(bevel cut)を行うことができる。また、切断機本体を上下に揺動させて刃具の被切断材に対する切り込み深さを変更することができる。
【0003】
切断機本体を左方又は右方に傾動させたり、上下に揺動させたりすることでハンドルの位置が変化するため使用者の把持姿勢も変化する。その結果、使用者は移動操作のための操作力を加えにくくなる等、切断加工時の操作性が悪くなる場合がある。特許文献1には、使用者が把持するハンドルをベースに設けた切断機が開示されている。この切断機によれば切断機本体の左右傾動位置や上下揺動位置に関わらずハンドルの把持姿勢は変化しないため、良好な操作性が確保される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-55630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら特許文献1に開示された切断機は特殊な用途に用いる傾斜専用ベースに対して切断機本体が一定角度の傾斜位置に固定され、かつ上下揺動位置も固定されており、切断機本体の姿勢を変更することができない。また、特許文献1の切断機は交流電源仕様のACマルノコであるのでバッテリの取り扱いについて開示されていない。バッテリが搭載されると製品全体の質量が大きくなるので、ハンドルの姿勢が適切でない場合には製品を支持する手の負担が大きくなる。本開示では、切断機本体の姿勢を変更可能な携帯用切断機についてハンドルの移動操作性が良好に維持されるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの局面によると、携帯用切断機は、例えば被切断材に当接されるベースと、ベースに傾動可能に支持され、かつ電動モータを備える切断機本体とを有する。携帯用切断機は、例えば電動モータの電源であるバッテリを取り外し可能に取り付けられるバッテリ取付部と、切断機本体の傾動動作と独立してベースに設けられ、かつ使用者に把持されるハンドルを備えている。
【0007】
本開示の他の局面によると、携帯用切断機は、例えば被切断材に当接されるベースと、ベースに傾動可能に支持され、かつ電動モータを備える切断機本体とを有する。携帯用切断機は、例えば切断機本体の傾動動作とは独立してベースに設けられ、かつ使用者に把持されるハンドルと、ハンドルに設けられ、かつ電動モータの起動用のスイッチレバーを有している。
【0008】
従って、切断機本体の姿勢とは独立してハンドルを位置させることができる。これによりハンドルの移動操作性が良好に維持される。本開示の1つの局面若しくは他の局面によれば、ベースに対する切断機本体の姿勢が変更されても、ハンドルが把持しやすい姿勢に保持されることで、携帯用切断機の移動操作性が良好に維持される。特にバッテリを搭載した製品については、ハンドルの良好な移動操作性がより顕著である。またスイッチレバーを設けたハンドルについては、良好な移動操作性がより顕著である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施例の携帯用切断機の斜視図である。
第1実施例の携帯用切断機の右側面図である。
第1実施例の携帯用切断機の平面図である。
図3中IV-IV線断面矢視図である。本図は、切断機本体を直角切り位置に位置させた状態を示している。
図3中IV-IV線断面矢視図である。本図は、切断機本体を右方へ傾動させた状態を示している。
第1実施例の携帯用切断機の斜視図である。本図は、切断機本体を右方へ傾動させた状態を示している。
第1実施例の携帯用切断機の斜視図である。本図は、切断機本体を上方へ揺動させた状態を示している。
第1実施例の携帯用切断機のベースの斜視図である。本図では切断機本体の図示が省略されている。
第1実施例に係る傾動介在部材と揺動介在部材の斜視図である。本図は左斜め後方から見た状態を示している。
第1実施例に係る傾動介在部材と揺動介在部材の斜視図である。本図は右斜め後方から見た状態を示している。
第1実施例に係る配線カバーの分解斜視図である。
第2実施例の携帯用切断機の斜視図である。本図は切断機本体を右方へ傾動させた状態を示している。
第2実施例に係る配線カバーの分解斜視図である。
第3実施例の携帯用切断機の斜視図である。本図ではアンギュラープレートと支持ブラケットの一部の図示が省略されている。
第3実施例に係る配線カバーの分解斜視図である。
図14中XVI矢視図であり、配線カバー及びその周辺の前面図である。
第3実施例に係る配線カバーの縦断面図である。本図は、切断機本体を直角切り位置に位置させた状態を示している。
第3実施例に係る配線カバーの縦断面図である。本図は、切断機本体を右方へ傾動させた状態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えば切断機本体は、傾動動作と異なる方向に揺動動作可能に設けられる。ハンドルが切断機本体の揺動動作と独立してベースに設けられている。従って、切断機本体の揺動姿勢が変更されてもハンドル部がこれとは独立して良好な姿勢に保持される。
(【0011】以降は省略されています)
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