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公開番号2025062765
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023171993
出願日2023-10-03
発明の名称インパクト工具、スピンドル及びスピンドルの製造方法
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B25B 21/02 20060101AFI20250408BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】製造に要する時間を短縮することが可能なインパクト工具、スピンドル及びスピンドルの製造方法を提供する。
【解決手段】インパクト工具は、モータと、モータにより回転されるサンギヤと、サンギヤと噛み合う少なくとも3つのプラネタリギヤと、プラネタリギヤと噛み合うインターナルギヤと、サンギヤを挿入するための穴を軸方向に有しプラネタリギヤを取り付けるためのスリット部を少なくとも側面に有するフランジ部と、フランジ部から軸方向の前方に延びるシャフト部とを含み、フランジ部が鍛造によって成形された状態であるスピンドルと、スピンドルに保持されるハンマと、ハンマにより回転方向に打撃されるアンビルと、ハンマを収容し、アンビルを回転可能に保持するハンマケースと、アンビルに形成される先端工具保持部と、ハンマをアンビル側へ付勢するコイルスプリングとを備える。
【選択図】図7A
特許請求の範囲【請求項1】
モータと
前記モータにより回転されるサンギヤと、
前記サンギヤと噛み合う少なくとも3つのプラネタリギヤと、
前記プラネタリギヤと噛み合うインターナルギヤと、
前記サンギヤを挿入するための穴を軸方向に有し前記プラネタリギヤを取り付けるためのスリット部を少なくとも側面に有するフランジ部と、前記フランジ部から前記軸方向の前方に延びるシャフト部とを含み、前記フランジ部が鍛造によって成形された状態であるスピンドルと、
前記スピンドルに保持されるハンマと、
前記ハンマにより回転方向に打撃されるアンビルと、
前記ハンマを収容し、前記アンビルを回転可能に保持するハンマケースと
前記アンビルに形成される先端工具保持部と
前記ハンマを前記アンビル側へ付勢するコイルスプリングと
を備えるインパクト工具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記フランジ部は、表面の少なくとも一部に切削面を有する
請求項1に記載のインパクト工具。
【請求項3】
前記スピンドルと前記ハンマとの間に配置されるボールを更に備え、
前記スピンドルは、前記ボールの少なくとも一部が配置されるスピンドル溝を前記シャフト部に有する
請求項1に記載のインパクト工具。
【請求項4】
前記スピンドルは、炭素0.13%以上1.00%以下、クロム0.90%以上を含有する鉄を用いて形成される鉄を用いて形成される
請求項1に記載のインパクト工具。
【請求項5】
前記スピンドルは、前記フランジ部において鍛造による鍛流線が径方向の中心から外側に向けて形成される
請求項1に記載のインパクト工具。
【請求項6】
前記スピンドルは、
前記シャフト部に接続される第1フランジと、
前記第1フランジの後方に当該第1フランジと対向して配置される第2フランジと、
前記第1フランジと前記第2フランジとを軸方向に連結する連結部と
を有する
請求項1に記載のインパクト工具。
【請求項7】
前記連結部は、周方向に複数配置され、
前記プラネタリギヤは、前記第1フランジと前記第2フランジとで挟まれた部分において隣り合う前記連結部同士の間にそれぞれ配置される
請求項6に記載のインパクト工具。
【請求項8】
前記スピンドルは、前記第1フランジ及び前記第2フランジと複数の前記連結部とで囲まれた開口部に面する部分が非切削部分である
請求項6又は請求項7に記載のインパクト工具。
【請求項9】
電動工具に用いられるスピンドルであって、
サンギヤを挿入するための穴を軸方向に有しプラネタリギヤを取り付けるためのスリット部を少なくとも側面に有するフランジ部と、
前記フランジ部から前方に延びるシャフト部と
を備え、
前記フランジ部は、鍛造によって成形された状態である
スピンドル。
【請求項10】
前記フランジ部は、表面の少なくとも一部に切削面を有する
請求項9に記載のスピンドル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、インパクト工具、スピンドル及びスピンドルの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
インパクト工具に係る技術分野において、特許文献1に開示されているような、スピンドルを有するインパクト工具が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-037561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
インパクト工具においては、スピンドルの製造に要する時間を短縮することが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、インパクト工具を開示する。インパクト工具は、モータと、モータにより回転されるサンギヤと、サンギヤと噛み合う少なくとも3つのプラネタリギヤと、プラネタリギヤと噛み合うインターナルギヤと、サンギヤを挿入するための穴を軸方向に有しプラネタリギヤを取り付けるためのスリット部を少なくとも側面に有するフランジ部と、フランジ部から軸方向の前方に延びるシャフト部とを含み、フランジ部が鍛造によって成形された状態であるスピンドルと、スピンドルに保持されるハンマと、ハンマにより回転方向に打撃されるアンビルと、ハンマを収容し、アンビルを回転可能に保持するハンマケースと、アンビルに形成される先端工具保持部と、ハンマをアンビル側へ付勢するコイルスプリングとを備える。
【発明の効果】
【0006】
本明細書で開示する技術によれば、製造に要する時間を短縮することが可能なインパクト工具、スピンドル及びスピンドルの製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係るインパクト工具を示す前方からの斜視図である。
図2は、実施形態に係るインパクト工具の上部を示す側面図である。
図3は、実施形態に係るインパクト工具の上部を示す縦断面図である。
図4は、実施形態に係るインパクト工具の上部を示す横断面図である。
図5は、実施形態に係るインパクト工具の要部を示す分解斜視図である。
図6は、実施形態に係るスピンドルを示す下面図である。
図7Aは、実施形態に係るスピンドルの中実部分における鍛流線の一例を模式的に示す図である。
図7Bは、実施形態に係るスピンドルの中実部分における鍛流線の一例を模式的に示す図である。
図8は、実施形態に係るスピンドルを側方から見た図である。
図9は、実施形態に係るスピンドルの製造方法の一例を示すフローチャートである。
図10は、実施形態に係るスラグの一例を示す図である。
図11は、実施形態に係る鍛造型の一例を示す図である。
図12は、実施形態に係る型配置工程の一例を示す図である。
図13Aは、実施形態に係る鍛造工程の一例を示す図である。
図13Bは、実施形態に係る鍛造工程の一例を示す図である。
図14Aは、実施形態に係る切削工程の一例を示す図である。
図14Bは、実施形態に係る切削工程の一例を示す図である。
図14Cは、実施形態に係るスピンドルの中実部分における鍛流線の一例を模式的に示す図である。
図14Dは、実施形態に係るスピンドルの中実部分における鍛流線の一例を模式的に示す図である。
図15Aは、実施形態に係る鍛造工程の他の例を示す図である。
図15Bは、実施形態に係る鍛造工程の他の例を示す図である。
図16Aは、実施形態に係る切削工程の他の例を示す図である。
図16Bは、実施形態に係る切削工程の他の例を示す図である。
図16Cは、実施形態に係るスピンドルの中実部分における鍛流線の他の例を模式的に示す図である。
図16Dは、実施形態に係るスピンドルの中実部分における鍛流線の他の例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1つ又はそれ以上の実施形態において、インパクト工具は、モータと、モータにより回転されるサンギヤと、サンギヤと噛み合う少なくとも3つのプラネタリギヤと、プラネタリギヤと噛み合うインターナルギヤと、サンギヤを挿入するための穴を軸方向に有しプラネタリギヤを取り付けるためのスリット部を少なくとも側面に有するフランジ部と、フランジ部から軸方向の前方に延びるシャフト部とを含み、フランジ部が鍛造によって成形された状態であるスピンドルと、スピンドルに保持されるハンマと、ハンマにより回転方向に打撃されるアンビルと、ハンマを収容し、アンビルを回転可能に保持するハンマケースと、アンビルに形成される先端工具保持部と、ハンマをアンビル側へ付勢するコイルスプリングとを備えてもよい。
【0009】
上記の構成では、フランジ部が鍛造によって成形された状態であるスピンドルが用いることで、インパクト工具の製造に要する時間を短縮することが可能となる。
【0010】
1つ又はそれ以上の実施形態において、フランジ部は、表面の少なくとも一部に切削面を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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