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公開番号2025123118
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024019004
出願日2024-02-09
発明の名称オイルパルスユニット及び作業機
出願人工機ホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類B25B 21/02 20060101AFI20250815BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】締付トルクの大きいオイルパルスユニット及び作業機を提供する。
【解決手段】オイルパルスユニット40において、ライナ41は、内周部66及び摺動部61において径方向内側に突出してブレード43、44と当接可能に構成された第3突起部54、55を有する。第3突起部54、55は、摺動部61の略円弧状の部分61aから径方向内側に突出する。オイルパルスユニット40は、ライナ41がシャフト42に対して回転したときに、第3突起部54、55がブレード43、44に当接して第3突起部54、55からブレード43、44に回転方向の打撃力が伝達されるのと略同時に、第1突起部52、53と第2突起部56、57が対向してブレード43、44に回転方向のオイル圧力が加わるよう構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
前後方向に延びて内部にオイルが充填された略円筒形状のライナであって、内周部と、前記内周部において径方向内側に向けて突出する第1突起部と、前記内周部よりも径方向内側に設けられた摺動部と、を有するライナと、
前記ライナに対して回転可能に支持されたシャフトであって、前記ライナの内部に位置するブレード支持部と、前記ライナの前記第1突起部と対向できるよう構成された第2突起部と、先端工具を保持する先端工具保持部と、を有するシャフトと、
前記ブレード支持部に支持されたブレードであって、前記ライナの前記摺動部に対して摺動できるよう構成されたブレードと、
前記ブレードを前記ライナの前記摺動部に向けて付勢するバネと、
を備えたオイルパルスユニットであって、
前記オイルパルスユニットは、前記ライナの前記内周部及び前記摺動部において径方向内側に突出して前記ブレードと回転方向に当接可能に構成された第3突起部を有し、
前記ライナが前記シャフトに対して回転したときに、前記第3突起部が前記ブレードに回転方向に当接して前記第3突起部から前記ブレードに回転方向の打撃力が伝達されるのと略同時に、前記第1突起部と前記第2突起部が対向して前記ブレードに回転方向のオイル圧力が加わるよう構成された、
ことを特徴とするオイルパルスユニット。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載のオイルパルスユニットであって、
前記摺動部は、軸方向から見て略円弧状の部分を有し、
前記第3突起部は、前記摺動部の前記略円弧状の部分から径方向内側に突出する、
ことを特徴とするオイルパルスユニット。
【請求項3】
請求項1に記載のオイルパルスユニットであって、
前記第3突起部は、
前記ライナの回転方向に対して傾斜した第1傾斜部及び第2傾斜部と、
前記第1傾斜部及び前記第2傾斜部を接続する接続部と、を有する、
ことを特徴とするオイルパルスユニット。
【請求項4】
請求項2に記載のオイルパルスユニットであって、
前記ライナが前記シャフトに対して回転したときに、前記ブレードが径方向の第1位置にある状態で前記第3突起部の前記第1傾斜部が前記ブレードに回転方向に当接して前記第3突起部から前記ブレードに回転方向の打撃力が伝達されるよう構成された、
ことを特徴とするオイルパルスユニット。
【請求項5】
請求項2に記載のオイルパルスユニットであって、
前記ライナが前記シャフトに対して回転したときに、前記第3突起部から前記ブレードに回転方向の打撃力が伝達された後に、前記ブレードが前記第1傾斜部の作用により径方向内側の第2位置に移動して前記接続部に沿って摺動するよう構成された、
ことを特徴とするオイルパルスユニット。
【請求項6】
請求項4に記載のオイルパルスユニットであって、
前記接続部は、前記ライナの回転軸を中心とする略円筒面の一部として構成され、前記ブレードが前記接続部に沿って摺動するときに、前記ブレードを径方向の前記第2位置に維持するよう構成された、
ことを特徴とするオイルパルスユニット。
【請求項7】
請求項4に記載のオイルパルスユニットであって、
前記ライナが前記シャフトに対して回転したときに、前記ブレードが前記接続部に沿って摺動した後に、前記ブレードが前記第2傾斜部に沿って摺動して径方向外側の前記第1位置に移動するよう構成された、
ことを特徴とするオイルパルスユニット。
【請求項8】
請求項1に記載のオイルパルスユニットであって、
前記ライナが前記シャフトに対して回転したときに、前記第3突起部が前記ブレードに回転方向に当接して前記第3突起部から前記ブレードに回転方向の打撃力が伝達され始めた後に、前記第1突起部と前記第2突起部が対向して前記ブレードに回転方向のオイル圧力が加わるよう構成された、
ことを特徴とするオイルパルスユニット。
【請求項9】
請求項1に記載のオイルパルスユニットと、
前記オイルパルスユニットの前記ライナを駆動するモータと、
を備えたことを特徴とする作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オイルパルスユニット、及びねじ締め作業を実行するよう構成された作業機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の図16等には、オイルパルスユニットのシリンダ120の内周に摺動部材140と径方向に当接可能な隆起部131を設け、シリンダが回転したときに、シリンダ120のシール用凸部132が軸部112のシール用突起118に対して径方向に当接するのと同時に、シリンダ120の隆起部131が摺動部材140に対して径方向に当接することで、液密室124の分割空間にオイル圧力を発生させるよう構成した作業機としてのインパクト工具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5021240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ねじ締め作業の効率化には、締付トルクが大きいことが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、締付トルクの大きいオイルパルスユニット及び作業機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様は、
前後方向に延びて内部にオイルが充填された略円筒形状のライナであって、内周部と、前記内周部において径方向内側に向けて突出する第1突起部と、前記内周部よりも径方向内側に設けられた摺動部と、を有するライナと、
前記ライナに対して回転可能に支持されたシャフトであって、前記ライナの内部に位置するブレード支持部と、前記ライナの前記第1突起部と対向できるよう構成された第2突起部と、先端工具を保持する先端工具保持部と、を有するシャフトと、
前記ブレード支持部に支持されたブレードであって、前記ライナの前記摺動部に対して摺動できるよう構成されたブレードと、
前記ブレードを前記ライナの前記摺動部に向けて付勢するバネと、
を備えたオイルパルスユニットであって、
前記オイルパルスユニットは、前記ライナの前記内周部及び前記摺動部において径方向内側に突出して前記ブレードと回転方向に当接可能に構成された第3突起部を有し、
前記ライナが前記シャフトに対して回転したときに、前記第3突起部が前記ブレードに回転方向に当接して前記第3突起部から前記ブレードに回転方向の打撃力が伝達されるのと略同時に、前記第1突起部と前記第2突起部が対向して前記ブレードに回転方向のオイル圧力が加わるよう構成された、
ことを特徴とする。
【0007】
本発明の別の態様は、作業機であって、
前記オイルパルスユニットと、
前記オイルパルスユニットの前記ライナを駆動するモータと、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明の作業機は「電動作業機」や「電動工具」、「オイルパルス工具」等と表現されてもよく、そのように表現されたものも本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、締付トルクの大きいオイルパルスユニット及び作業機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る作業機1の側断面図。
作業機1のオイルパルスユニット40のライナ41、シャフト42、及びブレード43、44の分解斜視図。
オイルパルスユニット40の断面図。
オイルパルスユニット40の動作説明図であって、シャフト42に対するライナ41の1回転分の動作を示す図。
オイルパルスユニット40の動作説明図であって、トルクパルスが発生するときの動作を示す図。
実施形態2に係る作業機におけるオイルパルスユニットの断面図。
実施形態2におけるオイルパルスユニットのライナ41、シャフト42、及びブレード143、144の分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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