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公開番号2025112472
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006703
出願日2024-01-19
発明の名称鉄筋保持具
出願人北越メタル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B25B 5/14 20060101AFI20250725BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】交差した鉄筋における溶接作業の作業性を高めることが可能な鉄筋保持具を提供する。
【解決手段】本実施形態における鉄筋保持部100は、鉄筋Aを鉄筋Bに対して上から下に押し当てて交差させた状態で維持する。鉄筋保持部100は、連結部220と、連結部220から二股に分割することにより鉄筋Aの直径よりも幅広な空間を確保しつつ下方向に伸びる一対の脚部230と、各脚部230の下端部に設けられ鉄筋Bを下方から支持する支持部235と、を有する本体部200と、押付手段340と、押付手段340により下方向に押し付け力が付加された状態で連結部220に設置され、押し付け力に抗することにより上方に移動するロッド部310と、を有する可動部330と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
一の鉄筋を他の鉄筋に対して上から下に押し当てて交差させた状態で維持する鉄筋保持具であって、
連結部と、前記連結部から二股に分割することにより前記一の鉄筋の直径よりも幅広な空間を確保しつつ下方向に伸びる一対の脚部と、各前記脚部の下端部に設けられ前記他の鉄筋を下方から支持する支持部と、を有する本体部と、
押し付け力を発生させる押付手段と、前記押付手段により下方向に押し付け力が付加された状態で前記連結部に設置され、前記押付力に抗することにより上方に移動するロッド部と、を有する可動部と、
を備え、
前記他の鉄筋が前記各支持部に架け渡すようにして配置され、前記一の鉄筋が前記他の鉄筋と交差するようにして前記空間に配置された状態において、前記ロッド部は、前記押付手段の前記押し付け力により前記一の鉄筋を下方に押し、前記ロッド部により押された前記一の鉄筋は、前記他の鉄筋に押し当てられた状態を維持する、鉄筋保持具。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記ロッド部の下端には、前記一の鉄筋の上部周面に押し当てられる押し当て部が着脱可能に設けられる、請求項1に記載の鉄筋保持具。
【請求項3】
前記押し当て部には、前記一の鉄筋の前記上部周面を導き入れるための凹所が形成されている、請求項2に記載の鉄筋保持具。
【請求項4】
前記押し当て部は、銅製である、請求項2に記載の鉄筋保持具。
【請求項5】
前記ロッド部は、前記ロッド部のロッド軸において回転可能な状態で前記連結部に設けられる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の鉄筋保持具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄筋保持具に関し、より詳細には、交差する一対の鉄筋の交差状態を保持するための鉄筋保持具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の鉄筋を交差させて溶接などを行うことにより、格子状に繋ぎ合わせた鉄筋の強度を向上させる手法が用いられている。鉄筋の溶接を行う場合には、交差した鉄筋を密着(接触)させる必要がある。このため、互いの鉄筋を手作業で密着させた状態で溶接作業を行うか、結束用の針金を用いて予め鉄筋同士を結束した状態で、溶接作業を行っている。
【0003】
近時では、交差する鉄筋の密着状態を維持するための鉄筋保持具が提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。このような鉄筋保持具を用いることにより、交差する鉄筋を互いに密着させた状態に維持することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-163933号公報
特開2022-163934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1および2に記載の鉄筋保持具は、鉄筋同士を密着させるための保持強度が不十分であり、密着した交差状態が不安定となるおそれがある。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、鉄筋の交差状態を確実に維持できる鉄筋保持具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る鉄筋保持具は、上述した課題を解決するために、一の鉄筋を他の鉄筋に対して上から下に押し当てて交差させた状態で維持する鉄筋保持具であって、連結部と、連結部から二股に分割することにより一の鉄筋の直径よりも幅広な空間を確保しつつ下方向に伸びる一対の脚部と、各脚部の下端部に設けられ他の鉄筋を下方から支持する支持部と、を有する本体部と、押付手段と、押付手段により下方向に押し付け力が付加された状態で連結部に設置され、押し付け力に抗することにより上方に移動するロッド部と、を有する可動部と、を備え、他の鉄筋が各支持部に架け渡すようにして配置され、一の鉄筋が他の鉄筋と交差するようにして空間に配置された状態において、ロッド部は、押付手段の押し付け力により一の鉄筋を下方に押し、ロッド部により押された一の鉄筋は、他の鉄筋に押し当てられた状態を維持する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る鉄筋保持具によれば、鉄筋の交差状態を確実に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る鉄筋保持具を示した斜視図である。
(a)は図1におけるIIa-IIa断面を示した断面図であり、(b)は図1におけるIIb-IIb断面を示した断面図である。
(a)は実施の形態に係るプレートに対して、鋼製の上鉄筋保持部を取り付ける様子を説明した概略図であり、(b)は銅製の上鉄筋保持部を示した斜視図である。
実施の形態に係る鉄筋保持具で鉄筋を保持する前の状態を示した鉄筋保持具であって、(a)は鉄筋保持具の正面図であり、(b)は側面図である。
実施の形態に係る鉄筋保持具で鉄筋を保持した状態を示した鉄筋保持具であって、(a)は鉄筋保持具の正面図であり、(b)は側面図である。
実施の形態に係る鉄筋保持具で鉄筋を保持した他の状態を示した鉄筋保持具であって、(a)は鉄筋保持具の正面図であり、(b)は側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る鉄筋保持具について一例を示し、図面を用いて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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