特許ウォッチ

公開番号2025088510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203255
出願日2023-11-30
発明の名称作業機
出願人工機ホールディングス株式会社
代理人個人
主分類B25F 5/02 20060101AFI20250604BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】コントローラの効果的な配置を実現する。
【解決手段】丸鋸10では、本体ハウジング23が、前後方向に延在するハンドル29と、モータ41の後側で且つハンドル29の下側に設けられた電池装着部26と、電池装着部26の上側に設けられたコントローラ収容部25と、を含んでいる。電池装着部26には、電池パック50が装着され、電池パック50がベース12の上側に配置される。また、コントローラ収容部25には、コントローラ60が収容され、コントローラ60の後端部が、上下方向において、電池パック50とハンドル29のリヤ接続部29Aとによって上下方向に挟まれている。これにより、コントローラ60の上側に位置するハンドル29のリヤ接続部29Aを、コントローラ60の一部を配置するための配置スペースとして活用できる。したがって、コントローラ60の効果的な配置を実現することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
加工時に加工材上を前方側へ摺動するベースと、
前記ベースの上側に設けられたハウジングと、
左右方向を軸方向として回転するロータを有し、前記ハウジングに収容されたモータと、
前記モータを制御するコントローラと、
先端工具が装着され、前記モータによって駆動する出力軸と、
前記モータに電力を供給する電池と、
を備え、
前記ハウジングは、
前後方向に延在するハンドルと、
前記モータの後側で且つ前記ハンドルの下側に設けられ、前記電池が装着される電池装着部と、
前記電池装着部の上側に設けられ、前記コントローラを収容するコントローラ収容部と、
を含んで構成され、
前記コントローラの少なくとも一部が、上下方向において前記電池と前記ハンドルの後端部とによって挟まれている作業機。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記コントローラは、
上側へ開放された凹状のケースと、
前記ケースに収容された制御基板、
を含んで構成され、
前記制御基板から延出された配線が、前記ケースの上側において前後方向に配策されている請求項１に記載の作業機。
【請求項３】
前記ハウジングは、前記コントローラ収容部の前側において、上下方向に延在された連通空間を有し、
前記コントローラ収容部は前後方向に延在されており、
前記ハンドルの後端部が、前記コントローラ収容部の上部の後端部に連通され、前記連通空間が前記コントローラ収容部の上部の前端部に連通されており、
前記コントローラが前記コントローラ収容部の下部に配置されている請求項１に記載の作業機。
【請求項４】
前記コントローラは、
上側へ開放された凹状のケースと、
前記ケースに収容され、前記ケースから上側へ突出する制御部品が搭載された制御基板と、
を含んで構成され、
前記制御部品の上端部が、前記ハンドルの後端部内に位置している請求項１に記載の作業機。
【請求項５】
前記電池装着部には、前記電池と接続されるターミナルを保持するターミナルホルダが設けられており、
前記連通空間が前記ターミナルホルダの前側に位置している請求項３に記載の作業機。
【請求項６】
前記ターミナルは、配線が接続される端子部を有し、前記端子部が、前記コントローラよりも前側に位置しており、
前記配線は、前記端子部から上側へ延出され、前記コントローラの前側に配策されている請求項５に記載の作業機。
【請求項７】
前記ハンドルには、トリガと、前記トリガによって押圧されるトリガスイッチと、が設けられており、
前記コントローラの後端部から上側へ延出された配線が、前記ハンドルの後端部内を通過して前記ハンドルの内部に配策されると共に、前記トリガスイッチに接続されている請求項１に記載の作業機。
【請求項８】
前記電池の内部には、前記モータの軸方向と直交する方向に延びる電池セルが収容されており、
前記電池セルの全体が上下方向で前記モータの回転軸の軸線と前記ベースとの間に位置する請求項１に記載の作業機。
【請求項９】
前記コントローラは、上側へ開放された金属製のケースと、前記ケースに収容された制御基板と、を有し、
前記コントローラの前側には、前記モータの駆動によって回転することで冷却風を生成するファンが設けられており、
前記コントローラ収容部の側壁には、前記コントローラ収容部の内部と外部とを連通する通気口が形成されており、
前記通気口が、前記ケースよりも上側に配置され、前記冷却風が前記通気口を通過する請求項１に記載の作業機。
【請求項１０】
前記ハウジングは、
前記モータ及び前記ファンを収容するモータハウジングと、
前記コントローラ収容部の前側において前記コントローラ収容部と連通された連通空間と、
を含んで構成され、
前記モータハウジングには、前記連通空間とモータハウジングの内部とを連通する連通部が形成されており、前記連通部が、前記コントローラ収容部よりも下側に位置する請求項９に記載の作業機。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、作業機に関するものである。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１に記載の丸鋸（作業機）では、ブラシレスモータがハウジング内に収容されており、電池パックがハウジングに装着されて、電池パックからブラシレスモータに電力が供給される。また、ハウジング内には、モータを制御する制御基板（コントローラ）が収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－９３３６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ここで、上記丸鋸等の作業機では、比較的背の高い制御部品を制御基板に搭載するため、制御基板を配置するための配置スペースを広く確保する必要がある。このため、制御基板の配置位置によっては、作業機の体格の大型化を招く可能性がある。
【０００５】
また、制御基板は、通常、組立性及び防塵性向上の観点から、ケースに収容されている。さらに、制御基板に搭載される制御部品の冷却性向上の観点から、ケースが金属製とされている。このため、例えば、作業中に生じる静電気が、ハウジングの通気口からケースに印加されると、作業機の作動に影響を与える可能性がある。以上により、作業機では、コントローラを効果的な位置に配置することが望ましい。
【０００６】
本発明は、上記事実を考慮して、コントローラの効果的な配置を実現することができる作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の１又はそれ以上の実施形態は、加工時に加工材上を前方側へ摺動するベースと、前記ベースの上側に設けられたハウジングと、左右方向を軸方向として回転するロータを有し、前記ハウジングに収容されたモータと、前記モータを制御するコントローラと、先端工具が装着され、前記モータによって駆動する出力軸と、前記モータに電力を供給する電池と、を備え、前記ハウジングは、前後方向に延在するハンドルと、前記モータの後側で且つ前記ハンドルの下側に設けられ、前記電池が装着される電池装着部と、前記電池装着部の上側に設けられ、前記コントローラを収容するコントローラ収容部と、を含んで構成され、前記コントローラの少なくとも一部が、上下方向において前記電池と前記ハンドルの後端部とによって挟まれている作業機である。
【０００８】
本発明の１又はそれ以上の実施形態は、前記コントローラは、上側へ開放された凹状のケースと、前記ケースに収容された制御基板、を含んで構成され、前記制御基板から延出された配線が、前記ケースの上側において前後方向に配策されている作業機である。
【０００９】
本発明の１又はそれ以上の実施形態は、前記ハウジングは、前記コントローラ収容部の前側において、上下方向に延在された連通空間を有し、前記コントローラ収容部は前後方向に延在されており、前記ハンドルの後端部が、前記コントローラ収容部の上部の後端部に連通され、前記連通空間が前記コントローラ収容部の上部の前端部に連通されており、前記コントローラが前記コントローラ収容部の下部に配置されている作業機である。
【００１０】
本発明の１又はそれ以上の実施形態は、前記コントローラは、上側へ開放された凹状のケースと、前記ケースに収容され、前記ケースから上側へ突出する制御部品が搭載された制御基板と、を含んで構成され、前記制御部品の上端部が、前記ハンドルの後端部内に位置している作業機である。
（【００１１】以降は省略されています）

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