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公開番号2025097344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213478
出願日2023-12-19
発明の名称衝撃工具
出願人アピュアン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B25D 17/08 20060101AFI20250624BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】より一層、振動吸収効果及び静音効果のある衝撃工具を提供する。
【解決手段】工具本体10に取り付けられる後端側キャップ部材50と、後端側キャップ部材50の先端に取り付けられ、先端具30が挿通される挿通孔部65を備える先端側キャップ部材60と、を備え、後端側キャップ部材50は、工具本体10とは個別に揺動自在とされており、先端側キャップ部材60は、後端側キャップ部材50とは個別に揺動自在とされており、工具本体10とキャップ部材40との間に形成される内部空間Sには、振動吸収コイルスプリング70が配置されてなり、先端側キャップ部材60は、工具本体10よりも先端側に向かって付勢されており、先端具10と先端側キャップ部材60との間で、先端具復帰コイルスプリング80が配置されてなり、先端具10は、先端側キャップ部材60に対して後方側に向かって付勢される衝撃工具1である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駆動源を具備する工具本体と、
前記工具本体に対して前後方向に摺動自在に取り付けられた状態で、先端部分が前記工具本体を基準にして前方へ差し出される部分を有する長尺状の先端具と、
前記工具本体の前端部に取り付けられ、前記先端具の差し出された部分の根端部を被覆するキャップ部材と、を備え、
前記キャップ部材に前記先端具が挿通されて前記キャップ部材から前方に向かって前記先端具の先端部が突き出されており、前記駆動源を用いて前記先端具を往復動させて当該先端具の先端部からワークに衝撃を付与する衝撃工具であって、
前記キャップ部材は、
前記工具本体に取り付けられる後端側キャップ部材と、
前記後端側キャップ部材の先端に取り付けられ、前記先端具が挿通される挿通孔部を備える先端側キャップ部材と、
を備え、
前記後端側キャップ部材は、前記工具本体に取り付けられた状態で、前記工具本体とは個別に揺動自在とされており、
前記先端側キャップ部材は、前記後端側キャップ部材に取り付けられた状態で、前記後端側キャップ部材とは個別に揺動自在とされており、
前記工具本体と前記キャップ部材との間に形成される内部空間には、
前記工具本体の先端と前記先端側キャップ部材との間で、弾性変形可能な範囲で弾縮した振動吸収コイルスプリングが配置されてなり、前記先端側キャップ部材は、前記工具本体よりも先端側に向かって付勢されており、
前記先端具と前記先端側キャップ部材との間で、弾性変形可能な範囲で弾縮した先端具復帰コイルスプリングが配置されてなり、前記先端具は、前記先端側キャップ部材に対して後方側に向かって付勢されてなり、
前記先端具において前記内部空間に位置する部位には前記挿通孔部の内径よりも径大な径大部を有している
ことを特徴とする衝撃工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、先端具が往復動する機構の作用によってワークに衝撃を付与する衝撃工具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ワークに衝撃を与えて当該ワークを掘削したり、切除したりする衝撃工具としては、工具本体内にシリンダを備え、当該シリンダ内を往復動する先端具を備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、先端具の飛び出し防止のために、先端具の後端部を被覆するキャップを備えた衝撃工具も知られている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭59-176683号公報
実開昭51-105667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような衝撃工具にあっては、シリンダ内を先端具が激しく往復するため、作業者の手に強い振動が伝わり、作業を長時間にわたって行うことが困難であった。また、部材同士が激しく衝突することに起因して騒音も大きくなることがあるため、これらの問題を改善する余地がある。
【0006】
そこで本発明は、より一層、振動吸収効果及び静音効果のある衝撃工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、駆動源を具備する工具本体と、前記工具本体に対して前後方向に摺動自在に取り付けられた状態で、先端部分が前記工具本体を基準にして前方へ差し出される部分を有する長尺状の先端具と、前記工具本体の前端部に取り付けられ、前記先端具の差し出された部分の根端部を被覆するキャップ部材と、を備え、前記キャップ部材に前記先端具が挿通されて前記キャップ部材から前方に向かって前記先端具の先端部が突き出されており、前記駆動源を用いて前記先端具を往復動させて当該先端具の先端部からワークに衝撃を付与する衝撃工具であって、前記キャップ部材は、前記工具本体に取り付けられる後端側キャップ部材と、前記後端側キャップ部材の先端に取り付けられ、前記先端具が挿通される挿通孔部を備える先端側キャップ部材と、を備え、前記後端側キャップ部材は、前記工具本体に取り付けられた状態で、前記工具本体とは個別に揺動自在とされており、前記先端側キャップ部材は、前記後端側キャップ部材に取り付けられた状態で、前記後端側キャップ部材とは個別に揺動自在とされており、前記工具本体と前記キャップ部材との間に形成される内部空間には、前記工具本体の先端と前記先端側キャップ部材との間で、弾性変形可能な範囲で弾縮した振動吸収コイルスプリングが配置されてなり、前記先端側キャップ部材は、前記工具本体よりも先端側に向かって付勢されており、前記先端具と前記先端側キャップ部材との間で、弾性変形可能な範囲で弾縮した先端具復帰コイルスプリングが配置されてなり、前記先端具は、前記先端側キャップ部材に対して後方側に向かって付勢されてなり、前記先端具において前記内部空間に位置する部位には前記挿通孔部の内径よりも径大な径大部を有していることをとく長とする衝撃工具である。
【0008】
かかる構成にあっては、キャップ部材が、当該キャップ部材の先端側から先端具が飛び出することを防止する機能を備えている。さらに、キャップ部材が当該先端具の差し出された部分の根端部を被覆することで音漏れが低減されて静音効果が向上する。そして、キャップ部材を後端側キャップ部材と先端側キャップ部材との構成とし、工具本体とは個別に揺動自在とすることによって衝撃の吸収効果と応力集中による部品の破損を抑制する効果とが得られる。また、振動吸収コイルスプリングはキャップ部材を工具本体よりも前方へ向かって付勢する機能を有し、キャップ部材が発する衝撃や振動を吸収する。さらに、先端具復帰コイルスプリングは、先端具をキャップ部材よりも後方へ向かって付勢することによって、衝撃工具の作動時に速やかに先端具が後方へ移動して単位時間当たりの衝撃付与回数を増大させる機能を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の衝撃工具は、先端具の飛び出し防止効果があるとともに、作業者の手に伝わる振動を低減する効果及び静音効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例にかかる衝撃工具の部分側断面図である。
実施例にかかる衝撃工具の部分拡大側断面図を示し、(a)はキャップ部材が振動吸収コイルスプリングの付勢力に従って先端側へ最も移動した状態を示し、(b)はキャップ部材が振動吸収コイルスプリングの付勢力に抗して後端側へ最も移動した状態を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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