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公開番号
2025122756
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018376
出願日
2024-02-09
発明の名称
管継手解体方法および管継手解体用治具
出願人
株式会社栗本鐵工所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B25B
27/02 20060101AFI20250815BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】十分な作業スペースを確保することが難しい狭小部でもスムーズに管継手の解体作業を行うことができる管継手解体方法および管継手解体用治具を提供する。
【解決手段】管継手解体方法を、挿し側管体P2の管外面に管体挿入穴7を形成した上で、管体挿入穴7に管継手解体用治具1を挿入して挿し側管体P2に管継手解体用治具1を設置し、管継手解体用治具1と受け側管体P1との間に伸縮部材4を介在させ、伸縮部材4を管軸方向に沿って伸長させて受け側管体P1から挿し側管体P2を引き抜いて解体する構成とし、管継手解体用治具1を、管継手に引き抜き力を与える伸縮部材4の反力受けとして作用する基部2と、基部2から突出して設けられ、管体P1、P2の管外面に形成された管体挿入穴7に挿入される挿入部材3と、を有する構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
受け側管体(P1)の受口に挿し側管体(P2)の挿し口を挿入して接合された管継手を解体する管継手解体方法において、
前記挿し側管体(P2)の管外面に管体挿入穴(7)を形成した上で、前記管体挿入穴(7)に管継手解体用治具(1)を挿入して前記挿し側管体(P2)に前記管継手解体用治具(1)を設置し、前記管継手解体用治具(1)と前記受け側管体(P1)との間に伸縮部材(4)を介在させ、前記伸縮部材(4)を管軸方向に沿って伸長させて前記受け側管体(P1)から前記挿し側管体(P2)を引き抜いて解体することを特徴とする管継手解体方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記管体挿入穴(7)が前記挿し側管体(P2)の管外面から管内面に貫通する貫通孔であって、前記管継手解体用治具(1)の前記管体挿入穴(7)への挿入側の先端に前記挿し側管体(P2)の管軸方向に沿って前記受け側管体(P1)との接合側の反対側に延びるキー部(10)が形成されており、前記キー部(10)を前記管体挿入穴(7)に挿入した後に前記管継手解体用治具(1)を前記反対側にスライドさせることによって前記キー部(10)と前記管内面とを係合させて前記挿し側管体(P2)に前記管継手解体用治具(1)を設置する請求項1に記載の管継手解体方法。
【請求項3】
前記管体挿入穴(7)が前記挿し側管体(P2)の管外面から管内面に貫通する貫通孔であって、前記管継手解体用治具(1)の前記管体挿入穴(7)への挿入側の先端に前記管継手解体用治具(1)を前記挿し側管体(P2)に設置した状態で前記挿し側管体(P2)の管軸方向に沿って延びるキー部(10)が形成されており、前記キー部(10)を前記管体挿入穴(7)に挿入した後に前記管継手解体用治具(1)を前記管軸方向と直交する軸の周りに所定角度回転させることによって前記キー部(10)と前記管内面とを係合させて前記挿し側管体(P2)に前記管継手解体用治具(1)を設置する請求項1に記載の管継手解体方法。
【請求項4】
前記受け側管体(P1)の管外面に管体挿入穴(7)を形成した上で、前記挿し側管体(P2)に設置された前記管継手解体用治具(1)とは別の管継手解体用治具(1)を前記管体挿入穴(7)に挿入して前記受け側管体(P1)に前記別の管継手解体用治具(1)を設置し、前記受け側管体(P1)と前記挿し側管体(P2)にそれぞれ設置された前記管継手解体用治具(1)の間に前記伸縮部材(4)を介在させる請求項1から3のいずれか1項に記載の管継手解体方法。
【請求項5】
管体(P1、P2)同士を接合した管継手の解体に用いられる管継手解体用治具において、
前記管継手に引き抜き力を与える伸縮部材(4)の反力受けとして作用する基部(2)と、
前記基部(2)から突出して設けられ、前記管体(P1、P2)の管外面に形成された管体挿入穴(7)に挿入される挿入部材(3)と、
を有することを特徴とする管継手解体用治具。
【請求項6】
前記挿入部材(3)の前記管体挿入穴(7)への挿入側の先端に、前記挿入の方向と直交する方向に延びるキー部(10)が形成されている請求項5に記載の管継手解体用治具。
【請求項7】
前記基部(2)に雌ねじ(8)が、前記挿入部材(3)に雄ねじ(9)がそれぞれ形成されており、前記基部(2)への前記挿入部材(3)のねじ込み量を変えることによって、前記挿入部材(3)の前記基部(2)からの突出量を調節可能とした請求項5または6に記載の管継手解体用治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、管継手解体方法および管継手解体用治具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
トンネル内に布設される消火用配管や上下水道管には主に鋳鉄管が用いられており、受け側管体の受口に挿し側管体の挿し口を挿入する継手方式によって管路が形成されている。昨今、高度経済成長期に敷設された鋳鉄管の更新工事が増加している。この更新工事に際しては、まず布設されている鋳鉄管を撤去する必要があり、その撤去に先立って布設場所において管継手解体作業が行われる。
【0003】
例えば、下記特許文献1に記載の構成においては、受口および挿し口の管全周に外ばめされる一対のリング体を設け、このリング体の内周に設けられた爪体を押しねじで管の外面に押圧するとともに、一対のリング体の間にジャッキを設け、このジャッキを伸長させることによって管継手を解体している。また、下記特許文献2に記載の構成においては、受口および挿し口に固定ボルトでリング状部材を固定し、両リング状部材の間に油圧シリンダを設け、この油圧シリンダを作動させることによって管継手を解体している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-127036号公報
特開2010-17833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
管路が狭小部に布設されている場合、管側部や管底部に作業スペースを確保することができず、特許文献1、2に示すように管体の全周に亘ってリング体(リング状部材)やジャッキ(油圧シリンダ)を設けてこのジャッキ(油圧シリンダ)を伸長させて管継手を解体する作業が非常に難しいという問題がある。この場合、管体を切断する方法も考えられるが、切断の際に火花が生じるため、トンネル内など火気厳禁の場所では切断作業が制限される。また、管体にスリングを巻き付けてこの管体を引き抜く方法も考えられるが、解体したい管継手以外の管継手が意図せず抜けてしまい、その後の運搬作業に支障が生じるおそれもある。
【0006】
そこで、この発明は、十分な作業スペースを確保することが難しい狭小部でもスムーズに管継手の解体作業を行うことができる管継手解体方法および管継手解体用治具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、この発明では、
受け側管体の受口に挿し側管体の挿し口を挿入して接合された管継手を解体する管継手解体方法において、
前記挿し側管体の管外面に管体挿入穴を形成した上で、前記管体挿入穴に管継手解体用治具を挿入して前記挿し側管体に前記管継手解体用治具を設置し、前記管継手解体用治具と前記受け側管体との間に伸縮部材を介在させ、前記伸縮部材を管軸方向に沿って伸長させて前記受け側管体から前記挿し側管体を引き抜いて解体することを特徴とする管継手解体方法を構成した。
【0008】
このようにすると、挿し側管体の一部(例えば管頂部)に形成した管体挿入穴への挿入によって管継手解体用治具が反力を得られるため、管体の全周に亘るリング状部材を設ける必要がない。このため、十分な作業スペースを確保することが難しい狭小部でもスムーズに管継手の解体作業を行うことができる。
【0009】
前記構成に係る管継手解体方法においては、前記管体挿入穴が前記挿し側管体の管外面から管内面に貫通する貫通孔であって、前記管継手解体用治具の前記管体挿入穴への挿入側の先端に前記挿し側管体の管軸方向に沿って前記受け側管体との接合側の反対側に延びるキー部が形成されており、前記キー部を前記管体挿入穴に挿入した後に前記管継手解体用治具を前記反対側にスライドさせることによって前記キー部と前記管内面とを係合させて前記挿し側管体に前記管継手解体用治具を設置する構成とするのが好ましい。
【0010】
このようにすると、キー部と挿し側管体の管内面との係合によって、挿し側管体に管継手解体用治具を確実に設置することができ、伸縮部材を伸長させた際に管継手解体用治具に作用する反力を確実に受けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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