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公開番号
2025013390
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024190728,2020184507
出願日
2024-10-30,2020-11-04
発明の名称
車両下部構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B62D
25/20 20060101AFI20250117BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】クロスメンバの振動を抑制することができる車両下部構造を提供する。
【解決手段】本発明にかかる車両下部構造100は、車両の床面を形成するフロアパネル102を備える車両下部構造において、車両下部構造はさらに、フロアパネルの縁110に沿って車両前後方向に延びるサイドシル104と、フロアパネルの下側でサイドシルの車幅方向内側に配置され車両前後方向に延びるリヤサイドメンバ124と、車幅方向に延びていてサイドシルおよびリヤサイドメンバに接合される第2リヤクロスメンバ204とを備え、サイドシルは、リヤサイドメンバに接合されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の床面を形成するフロアパネルと、
前記フロアパネルの縁に沿って車両前後方向に延びるサイドシルと、
前記フロアパネルの下側で前記サイドシルの車幅方向内側に配置され車両前後方向に延びるサイドメンバと、
前記サイドシルに接合されるクロスメンバと、を備える車両下部構造において、
前記サイドメンバは、
車幅方向外側に延びる傾斜部と、
前記傾斜部と前記サイドシルとを接続する接続部と、を有し、
前記クロスメンバは、前記傾斜部に接続されて、該傾斜部と前記接続部とで囲まれた枠構造を形成することを特徴とする車両下部構造。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記枠構造は、トラス構造であることを特徴とする請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項3】
前記サイドメンバは、前記クロスメンバより後方で前記サイドシルに接続する部位を有し、
前記クロスメンバは、前記部位に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両下部構造。
【請求項4】
前記クロスメンバは、前記サイドメンバ側に拡幅して該サイドメンバに接続される拡幅部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両下部構造。
【請求項5】
前記サイドシルは、後部後方に車幅方向外側に凹む凹部を有し、
前記サイドメンバは、前記凹部に接続される凸部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両下部構造。
【請求項6】
前記サイドメンバは、前記凸部よりも前方側に延びて前記サイドシルに接続される部位を有し、
前記クロスメンバは、前記部位に接続されることを特徴とする請求項5に記載の車両下部構造。
【請求項7】
前記クロスメンバの後方に、リヤクロスメンバが設けられていて、
前記サイドメンバの傾斜部は、前記リヤクロスメンバに接続されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両下部構造。
【請求項8】
前記サイドメンバの傾斜部は、車幅方向外側に膨出する膨出部を有し、
前記膨出部は、前記接続部に接続されていることを特徴とする請求項7に記載の車両下部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両下部構造に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車などの車両は、車両の車両前後方向に延びるサイドシルなどの骨格部材同士を、車幅方向に延びるクロスメンバで接合する車両下部構造を備える。かかる車両下部構造により、側突時の荷重が車両の車両前後方向に延びる骨格部材に入力されたときに、この骨格部材が車両内側に変形したり移動したりすることを抑制している。
【0003】
特許文献1には、車両のリヤシート取付支持構造が記載されている。この支持構造は、2つのリヤクロスメンバ13、14を備える。リヤクロスメンバ13は、サイドシル2同士を車幅方向で連結し、さらにシートレールメンバ17を介してリヤサイドフレーム3と連結している。またリヤクロスメンバ14は、リヤサイドフレーム3同士を連結している。なおシートレールメンバ17とリヤクロスメンバ13との接合部は、シートレール20aの取付部に対応する位置に設定されている。このようにして特許文献1の支持構造では、リヤシートの取付部に加わる衝撃荷重を効率的に分散している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-22154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで車両下部構造において、フロアパネルの縁に沿って車幅方向外側に配置されるサイドシルなどの骨格部材同士を連結するクロスメンバは、車幅方向に長手である。このため、クロスメンバでは、局所的に振動を受ける面が大きくなり、振動、特に捩れ振動が発生しやすい。さらにクロスメンバにフロアパネルが接合されている場合には、この振動がフロアパネルに伝達されてしまい、この振動により乗り心地が悪化してしまう。なお特許文献1の支持構造では、リヤシートの取付部に加わる衝撃荷重を分散させるものに過ぎず、リヤクロスメンバの振動を抑制する上で改善の余地がある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、クロスメンバの振動を抑制することができる車両下部構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両下部構造の代表的な構成は、車両の床面を形成するフロアパネルを備える車両下部構造において、車両下部構造はさらに、フロアパネルの縁に沿って車両前後方向に延びるサイドシルと、フロアパネルの下側でサイドシルの車幅方向内側に配置され車両前後方向に延びるサイドメンバと、車幅方向に延びていてサイドシルおよびサイドメンバに接合されるクロスメンバとを備え、サイドシルは、サイドメンバに接合されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、クロスメンバの振動を抑制することができる車両下部構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例に係る車両下部構造を示す下面図である。
図1の車両下部構造の一部および各種サスペンションを示す図である。
図2(a)の車両下部構造のD-D断面および比較例を示す図である。
図1の車両下部構造の一部および変形例を示す図である。
図4(a)の車両下部構造を他の方向から見た状態を示す図である。
図1の車両下部構造の一部を車両前方から見た状態を示す図である。
図1の車両下部構造の変形例の一部を詳細に示す図である。
図7の車両下部構造を他の方向から見た状態を示す図である。
図1の車両下部構造の他の変形例を模式的に示す図である。
図1の車両下部構造のさらに他の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る車両下部構造の代表的な構成は、車両の床面を形成するフロアパネルを備える車両下部構造において、車両下部構造はさらに、フロアパネルの縁に沿って車両前後方向に延びるサイドシルと、フロアパネルの下側でサイドシルの車幅方向内側に配置され車両前後方向に延びるサイドメンバと、車幅方向に延びていてサイドシルおよびサイドメンバに接合されるクロスメンバとを備え、サイドシルは、サイドメンバに接合されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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