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公開番号2025012565
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115477
出願日2023-07-13
発明の名称表示制御装置及び映像表示システム
出願人株式会社東海理化電機製作所
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250117BHJP(信号)
要約【課題】表示画像上でモータサイクルの車幅方向の距離感をつかみやすくすることが可能な表示制御装置及び映像表示システムを提供することを目的とする。
【解決手段】取得部が、撮像装置によってモータサイクルの後方を撮像した映像を表す映像データを取得し、制御部が、取得部が取得した映像データに基づく映像を表示する制御、及びモータサイクルの車幅を表す車幅画像を映像に重畳して表示する制御を行う。例えば、後方を撮像した後方映像60に対して、車幅画像62を重畳して表示する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
モータサイクルの後方を撮像する撮像装置によって撮像された映像を表す映像データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記映像データに基づく映像を表示する制御、及び前記モータサイクルの車幅を表す車幅画像を前記映像に重畳して表示する制御を行う制御部と、
を含む表示制御装置。
続きを表示（約 410 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記映像を表示する範囲に合わせて前記車幅画像の表示位置を調整して表示する請求項１に記載の表示制御装置。
【請求項３】
前記制御部は、前記モータサイクルの車体の傾きを検出する検出部の検出結果に基づいて、前記車幅画像の表示位置を調整する請求項１に記載の表示制御装置。
【請求項４】
前記車幅画像は、距離を表す距離画像、及び車幅方向にオフセットしたオフセット画像の少なくとも一方を含む請求項１に記載の表示制御装置。
【請求項５】
前記制御部は、前記映像に前記モータサイクルの車体が映り込む場合、前記車体部分の前記車幅画像を他とは異なる表示態様で表示する請求項１に記載の表示制御装置。
【請求項６】
請求項１に記載の表示制御装置と、
前記撮像装置と、
前記映像を表示する表示装置と、
を含む映像表示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、表示制御装置及び映像表示システムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、広角レンズを有する撮像装置と、画像表示装置と、制御装置と、を備え、制御装置が、ウィンカ操作子の操作と連動して、撮像装置によって撮像された領域のうち、真後ろ方向を含む画像と、左側の死角方向を含む画像と、右側の死角方向を含む画像とをそれぞれ抽出し、当該各画像を切り替えて画像表示装置に映し出す制御を行う後方視認装置が提案されている。
【０００３】
また、特許文献２には、車両後方を撮像して車両後方画像を取得する撮像手段と、車両の状態に応じて、前記車両後方画像の一部を切り出して切出画像を設定する制御手段と、車室内に設けられ、前記切出画像を表示する表示手段と、を備えた後方視界支援システムにおいて、前記制御手段が、前記切出画像における下部にマスクをオーバーレイすること、及び前記切出画像中に自車両の後部に対応する表示を行うことが提案されている。
【０００４】
また、特許文献３には、後方カメラにより撮影された後方映像とアウタカメラユニットにより撮影された後側方映像とに映像処理を施すことでそれぞれが連続するように合成した合成映像を電子インナーミラーに表示させ、自車両を仮想的に示す自車両仮想画像を生成して合成映像に自車両仮想画像を重畳表示し、合成映像において後輪から車両の後方側へ向けて延設された走行軌跡仮想画像を生成して合成映像に重畳表示することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００８－１００５９６号公報
特開２０１２－１４０１０６号公報
特開２０２１－１１１８５４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
自動車に比べてモータサイクルでは、走行車線に比べて車幅が小さいため、表示画面上で車幅方向の距離感がつかみにくい。特に二輪車においては、従来技術のように、走行軌跡を表示したのでは、車幅が分かり難いため改善の余地がある。
【０００７】
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、表示画像上でモータサイクルの車幅方向の距離感をつかみやすくすることが可能な表示制御装置及び映像表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するために第１態様に係る表示制御装置は、モータサイクルの後方を撮像する撮像装置によって撮像された映像を表す映像データを取得する取得部と、前記取得部が取得した前記映像データに基づく映像を表示する制御、及び前記モータサイクルの車幅を表す車幅画像を前記映像に重畳して表示する制御を行う制御部と、を含む。
【０００９】
第１態様によれば、取得部では、モータサイクルの後方を撮像する撮像装置によって撮像された映像を表す映像データが取得される。
【００１０】
制御部では、取得部が取得した映像データに基づく映像を表示する制御、及びモータサイクルの車幅を表す車幅画像を映像に重畳して表示する制御が行われる。これにより、後方を撮像した映像に車幅画像が重畳表示されるので、モータサイクルの車幅方向の距離感がつかみやすくなる。
（【００１１】以降は省略されています）

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