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公開番号2025005468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105605
出願日2023-06-28
発明の名称発信機
出願人ニッタン株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20250109BHJP(信号)
要約【課題】外面カバーの外面に織布からなる表皮が被着されている発信機において、表皮の中央の開口縁部や周縁部にほつれが発生するのを防止する。
【解決手段】外方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、本体部の外方に配置された外面カバーと、押しボタンスイッチの外方に位置するように配置され背面にロッド部を有する保護板とを備え、保護板が押し込まれることでロッド部が押しボタンスイッチをオンさせるように構成された発信機において、前記外面カバーは、外面に被着された織布からなる表皮を備え、内側に開口が形成され、表皮には保護板のロッド部の断面よりも大きく前記保護板の押圧部の径よりも小さな開口が形成され、開口の縁部には樹脂が付着されているようにした。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
外方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、前記本体部の外方に配置された外面カバーと、前記押しボタンスイッチの外方に位置するように配置され背面にロッド部を有する保護板と、を備え、前記保護板が押し込まれることで前記ロッド部が前記押しボタンスイッチをオンさせるように構成された発信機であって、
前記外面カバーは、外面に被着された織布からなる表皮を備え、中央に前記保護板が配置される開口部が形成され、
前記表皮には前記ロッド部の断面よりも大きく前記保護板の押圧部の径よりも小さな開口が形成され、前記開口の縁部には樹脂が付着されていることを特徴とする発信機。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記ロッド部が前記表皮の前記開口に挿通され、前記保護板が前記外面カバーの最外部よりも内方に位置するように配設されることで前記表皮に張力が付与されていることを特徴とする請求項1に記載の発信機。
【請求項3】
前記表皮の周縁部に樹脂が付着されていることを特徴とする請求項2に記載の発信機。
【請求項4】
前記外面カバーは、前記開口に対応する部位に開口を有し保形部材からなるカバー部材と、を備え、
前記カバー部材の外面に前記表皮が被着され、
前記表皮は周縁部に沿って環状をなす固定部が設けられ、前記固定部内にはリング状弾性体が設置され、
前記リング状弾性体の弾性力により前記表皮の周縁部を、前記カバー部材の内面側にて中心側へ絞り込むことで前記表皮に張力を付与するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の発信機。
【請求項5】
前記表皮への樹脂の付着は、少なくとも前記開口の形成のために前記表皮を切断する前に行われていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の発信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の壁部等に設置され緊急事態の発生時に操作されることで警報を発する警報器の発信機および起動装置(以下、発信機と呼ぶ)に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物内部には、火災など緊急事態の発生を知らせるため、押しボタンスイッチを備えた手動の発信機が壁面に適切な高さで設置されている。緊急事態の発生時には、発見者が発信機の押しボタンを強く押して内部のスイッチをオンさせることにより、緊急事態の発生を知らせる信号が受信機等へ伝送されるとともに、発信機の近傍に設けられるベルから警報音が発せられて、周囲の人に対し緊急事態の発生を知らせることができるようになっている。
【0003】
また、従来の発信機は、一般に、押しボタンを押圧する際の抗力の生成と元の位置への復帰機能を有するよう、本体構造体を基部として圧縮バネによって押しボタン(保護板)を外方へ付勢する構造を有していた。
なお、このような構成を有する発信機には、火災関連設備(発信機を含む)があることを知らせるための表示灯が一体に設けられているものもある(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-120516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の発信機は、保護板を押し込む際に抗力を付与するとともに保護板を元の位置に復帰させるためのバネを、発信機本体ケースに内蔵した構成であるため構造が複雑となり、大型化やコストアップにつながるという課題があった。
そこで、本出願人は、押しボタンスイッチの外方に位置するように配置され背面にロッド部を有する保護板を備え、保護板が押し込まれることで押しボタンスイッチをオンさせるように構成された発信機において、外面カバーの外面に弾性を有するファブリック(織布)からなる表皮を被着し、表皮には保護板の押圧部の径よりも小さくロッド部の径よりも大きな開口を形成しロッド部をこの開口に挿通して、押圧部が外面カバーの最外部よりも内方に位置するように配設することで表皮に張力を付与するように構成した発信機に関する発明をなし、先に出願をした(特願2023-027960)。
【0006】
しかし、上記先願発明に係る発信機にあっては、外面カバーの外面に被着する表皮として織布を使用した場合、中央に開口を設けたり周縁部を円形に成形したりするため、織布を切断する必要がある。そのため、中央の開口縁部や周縁部の切断端にほつれが発生して、表皮が変形したり、押しボタンが押された際に押しボタンのスライド部分にほつれた糸が入り込み、動作不良を生じさせたりするおそれがあるという課題があることが分かった。
【0007】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、外面カバーの外面に織布からなる表皮が被着されている発信機において、表皮の中央の開口縁部や周縁部にほつれが発生するのを防止して、表皮が変形したり、押しボタン(保護板)を押圧操作した際にスライド部にほつれた糸が入り込んで、動作不良を生じたりするのを回避できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、
外方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、前記本体部の外方に配置された外面カバーと、前記押しボタンスイッチの外方に位置するように配置され背面にロッド部を有する保護板と、を備え、前記保護板が押し込まれることで前記ロッド部が前記押しボタンスイッチをオンさせるように構成された発信機において、
前記外面カバーは、外面に被着された織布からなる表皮を備え、中央に前記保護板が配置される開口部が形成され、
前記表皮には前記ロッド部の断面よりも大きく前記保護板の押圧部の径よりも小さな開口が形成され、前記開口の縁部には樹脂が付着されているように構成したものである。
【0009】
上記のような構成を有する発信機によれば、外面カバーの外面に織布からなる表皮が被着されている発信機において、表皮の中央の開口縁部にほつれが発生するのを防止できるため、表皮の中央部が変形するのを回避したり、押しボタン(保護板)を押圧操作した際にスライド部分にほつれた糸が入り込んで、動作不良を生じたりするのを回避することができる。
さらに、外面カバーの表面が柔らかみのある織布からなる表皮で被覆されているため、意匠性が向上するとともに、表皮の中央の開口縁部を保護板の鍔部で容易に押さえ込むことができ、表皮を押さえ込む複雑な構造を設ける必要がないので、製造コストを抑えることができる。また、保護板と表皮とが隙間なく接するため、埃や異物の侵入も抑制することができる。
【0010】
ここで、望ましくは、前記ロッド部が前記表皮の前記開口に挿通され、前記保護板が前記外面カバーの最外部よりも内方に位置するように配設されることで前記表皮に張力が付与されるように構成する。
かかる構成によれば、張力が付与された表皮の開口に保護板のロッド部が挿通され保護板の鍔部が表皮に接した構造となるため、バネを内蔵することなく保護板を押し込む際に抗力を付与するとともに保護板を元の位置に復帰させることができ、それによって発信機の構造を簡単にし、大型化やコストアップを回避することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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