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公開番号2024169889
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086727
出願日2023-05-26
発明の名称煙感知器
出願人ニッタン株式会社
代理人
主分類G08B 17/103 20060101AFI20241129BHJP(信号)
要約【課題】煙感知器の防虫網は、埃や塵が付着しすることがあり、付着が多くなってくると煙の流入を阻害する虞が発生することがあり、失報の発生が懸念される。更に、防虫網や感知器の交換に迫られることがあり、ランニングコスト増に繋がっていた。
【解決手段】防虫網を横に長い長方形のテープ状に成形し、ラビリンス壁の壁の外側に隙間無く巻き付くように設置し、一方の端部は、巻き取りドラム周壁に固定され、他端は送り出しドラム周壁に固定され、送り出しドラムには、予め、複数回転分の長さの防虫網が巻き付けられており、煙感知器の上外部に巻き取りドラムのつまみ部が露出し、巻き取りドラムを防虫網を巻き取る方向に回転させると、送り出しドラムも回転し、巻き付いていた防虫網が送り出される構造を有していることを特徴とする煙感知器。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
煙粒子を流入させ、火災を検出する煙感知器において、
前記煙感知器には、煙が流入できる開口部を有し、内部には煙を検知する煙検出部を有し、
前記煙検出部の周囲には、外光を遮断し煙の流入を許すラビリンス壁が複数設置され、
前記開口部の内側と前記ラビリンス壁の間には、巻き取りドラムと送り出しドラムと防虫網を有し、
前記防虫網は、横に長い長方形のテープ状に成形され、前記ラビリンス壁の外周に隙間無く巻き付くように設置し、一方の端部は前記巻き取りドラム周壁に固定され、他端は前記送り出しドラム周壁に固定され、前記送り出しドラムは、予め、複数回転分の長さの前記防虫網が巻き付けられており、
前記巻き取りドラムの上端部は前記煙感知器の外部に露出し、
前記巻き取りドラムと前記送り出しドラムは回転軸を有し、軸回転可能に固定され、
前記巻き取りドラムを防虫網を巻き取る方向に回転させると、前記送り出しドラムも回転し、巻き付いていた防虫網が送り出される構造を有することを特徴とする煙感知器。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記巻き取りドラムの上端部には、マイナス形状の溝、または、プラス形状の溝を有することを特徴とする請求項1の煙感知器。
【請求項3】
前記巻き取りドラムの上端部の露出部がつまみ形状に成形されていることを特徴とする請求項1の煙感知器。
【請求項4】
前記巻き取りドラムには、回転可能な方向を一方向に保つ逆回転防止機構を有し、前記送り出しドラムには、回転抵抗を発生する回転抑制機構を有することを特徴とする請求項1の煙感知器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
火災による煙を検出する煙感知器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
屋内で発生する火災を検出し警報を発することで、通報や初期消火、避難を促すことを目的とした火災報知設備がある。火災報知設備には、火災により発生する煙、熱、炎などを検出する火災感知器があり、それぞれ、煙感知器、熱感知器、炎検知器と呼んでいる。 煙感知器においては、散乱光式、減光式などの種類があり、熱感知器についても、定温式、差動式、感知線式等の種類がある。煙感知器の散乱光式は、感知器内の煙検知(検出)領域に流入した煙粒子に発光素子よりの光を当て、その散乱光を受光素子で検出しており、煙が感知器内に流入しやすい構造になっている。しかし、煙以外にも埃・塵や虫の侵入により、誤検知の可能性があるため、煙の流入口には、細かいメッシュの防虫網を設置し、埃や虫の侵入を防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-242867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
細かい埃・塵や虫の侵入を防ぎ、且つ、煙の流入を容易にするため、防虫網の目は細かいほど防塵・防虫の効果は高くなるが、防虫網の外側に埃が付着し目詰まりしてしまい、付着量が多くなってくると煙の流入を妨げて、防虫網の交換や感知器交換が必要になり、ランニングコストを押し上げる原因の一つになっていた。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、防虫網に埃が付着し目詰まりしても、容易に目詰まりのない新しい防虫網が使用できる製品を提供し、ランニングコストを低減し、煙感知器の信頼性向上を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
煙粒子を流入させ、火災を検出する煙感知器において、
前記煙感知器には、煙が流入できる開口部を有し、内部には煙を検知する煙検出部を有し、
前記煙検出部の周囲には、外光を遮断し煙の流入を許すラビリンス壁が複数設置され、
前記開口部の内側と前記ラビリンス壁の間には、巻き取りドラムと送り出しドラムと防虫網を有し、
前記防虫網は、横に長い長方形のテープ状に成形され、前記ラビリンス壁の外周に隙間無く巻き付くように設置し、一方の端部は前記巻き取りドラム周壁に固定され、他端は前記送り出しドラム周壁に固定され、前記送り出しドラムは、予め、複数回転分の長さの前記防虫網が巻き付けられており、
前記巻き取りドラムの上端部は前記煙感知器の外部に露出し、
前記巻き取りドラムと前記送り出しドラムは回転軸を有し、軸回転可能に固定され、
前記巻き取りドラムを防虫網を巻き取る方向に回転させると、前記送り出しドラムも回転し、巻き付いていた防虫網が送り出される構造を有する。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、
防虫網に埃が付着し、煙の流入に支障を来す虞のあるときには、巻き取りドラムを巻き取る方向に回転させることにより、送り出しドラムに巻き付いていた防虫網の新しい面が順次送り出され、埃が付着していないきれいな面の防虫網がラビリンス壁の外周に露出するので、支障を来すことなく、煙が流入できるようになる。
【0008】
また、上記課題を解決するために、請求項2の発明は、
前記巻き取りドラムの上端部には、マイナス形状の溝、または、プラス形状の溝を有することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、マイナスドライバーやプラスドライバーにより、巻き取りドラムを回転させられるので、防虫網を巻き取る操作が容易になる。
【0010】
更に、上記課題を解決するために、請求項3の発明は、
前記巻き取りドラムの上端部の露出部がつまみ形状に成形されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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