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公開番号2025002279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102342
出願日2023-06-22
発明の名称通信装置および通信方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G08C 15/00 20060101AFI20241226BHJP(信号)
要約【課題】従来よりも効率的に通信事業者を切り替えることができる通信装置または通信方法を提供する。
【解決手段】検針値を取得するための取得部175と、検針値を送信するための無線通信部160,165と、無線通信に利用する通信事業者の優先順位が記憶される記憶部120と、プロセッサ110と、を備える通信装置100が提供される。プロセッサ110は、所定の条件が満たされたときに、優先順位に基づいて無線通信に利用する通信事業者を切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
検針値を取得するための取得部と、
前記検針値を送信するための無線通信部と、
無線通信に利用する通信事業者の優先順位が記憶される記憶部と、
プロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、所定の条件が満たされたときに、前記優先順位に基づいて無線通信に利用する前記通信事業者を切り替える、通信装置。
続きを表示（約 750 文字）【請求項２】
前記プロセッサは、前記所定の条件として所定の回数の通信に失敗した場合に前記通信事業者を切り替え、
前記プロセッサは、操作部または前記無線通信部を介して、前記所定の回数の設定命令を受け付ける、請求項１に記載の通信装置。
【請求項３】
前記プロセッサは、操作部または前記無線通信部を介して、前記通信事業者の優先順位の設定命令を受け付ける、請求項１に記載の通信装置。
【請求項４】
前記プロセッサは、特定のモードにおいては、前記優先順位に関わらず、所定の通信事業者を利用して無線通信を行う、請求項１に記載の通信装置。
【請求項５】
前記記憶部には、検針値の種類毎に、無線通信に利用する通信事業者の優先順位が記憶され、
前記プロセッサは、送信対象となる検針値の種類に対応する優先順位に基づいて無線通信に利用する前記通信事業者を切り替える、請求項１から４のいずれか１項に記載の通信装置。
【請求項６】
前記記憶部には、検針値の種類毎に、前記所定の条件としての無線通信の失敗の回数が記憶され、
前記プロセッサは、前記所定の条件として、送信対象となる検針値の種類に対応する所定の回数の無線通信に失敗した場合に前記通信事業者を切り替える、請求項１から５のいずれか１項に記載の通信装置。
【請求項７】
検針値を取得するステップと、
無線通信によって前記検針値を送信するステップと、
所定の条件が満たされたか否かを判断するステップと、
前記所定の条件が満たされたときに、指定された優先順位に基づいて前記無線通信に利用する通信事業者を切り替えるステップと、を備える通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、各種の情報をサーバに送信するための通信装置または通信方法の技術に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、住宅やオフィスなどには、水道やガスなどの使用量を測定するための検針用のメータが取り付けられている。また、複数の通信キャリアを切り替える技術が知られている。たとえば、特開２０２１－０９７３８０号公報（特許文献１）には、ＭＴＣ機器、方法、プログラム、および、装置が開示されている。特許文献１によると、ＳＩＭおよび通信キャリアの少なくともいずれか一方を切り替える切替条件を、ＳＩＭおよび通信キャリアの複数のセットにおけるそれぞれに対応付けて記憶する記憶部と、現在使用中のＳＩＭおよび通信キャリアのセットにおける通信品質を測定する測定部と、通信品質が現在使用中のＳＩＭおよび通信キャリアのセットに対応付けられた切替条件を満たす場合に、ＳＩＭおよび通信キャリアの少なくともいずれか一方の切り替えを制御する制御部とを備えるＭＴＣ機器を提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－０９７３８０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明の目的は、従来よりも効率的に、無線通信に利用する通信事業者を切り替えることができる通信装置または通信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明のある態様に従うと、検針値を取得するための取得部と、検針値を送信するための無線通信部と、無線通信に利用する通信事業者の優先順位が記憶される記憶部と、プロセッサと、を備える通信装置が提供される。プロセッサは、所定の条件が満たされたときに、優先順位に基づいて無線通信に利用する通信事業者を切り替える。
【発明の効果】
【０００６】
以上のように、本発明によれば、従来よりも効率的に、無線通信に利用する通信事業者を切り替えることができる通信装置または通信方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第１の実施の形態にかかる測定システムの全体構成を示すイメージ図である。
第１の実施の形態にかかる通信装置の主要な機能を示すブロック図である。
第１の実施の形態にかかる通信事業者データを示す図である。
第１の実施の形態にかかる検針値データを示す図である。
第１の実施の形態にかかる通信履歴データを示す図である。
第１の実施の形態にかかる測定システムに関する端末始動の通信成功時の処理を示すフローチャートである。
第１の実施の形態にかかる測定システムに関する端末始動の通信失敗時の処理を示すフローチャートである。
第１の実施の形態にかかる測定システムに関するサーバ始動の通信成功時の処理を示すフローチャートである。
第１の実施の形態にかかる測定システムに関するサーバ始動の通信失敗時の処理を示すフローチャートである。
第１の実施の形態にかかる通信端末における発呼失敗処理を示すフローチャートである。
第１の実施の形態にかかる通信端末におけるキャリア変更処理を示すフローチャートである。
第２の実施の形態にかかる通信端末における通信失敗処理を示すフローチャートである。
第４の実施の形態にかかる通信装置を測定装置としての水道メータに取り付ける手順を示すイメージ図である。
第４の実施の形態にかかる通信装置を測定装置としてのガスメータに取り付ける手順を示すイメージ図である。
第４の実施の形態にかかる通信装置の主要な機能を示すブロック図である。
第５の実施の形態にかかる通信装置の主要な機能を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
＜第１の実施の形態＞
＜測定システムの全体構成＞
【０００９】
まず、図１を参照して本実施の形態にかかる測定システム１の全体構成について説明する。本実施の形態にかかる測定システム１は、主に、メータ２００と、通信装置１００と、ネットワーク５００と、センタ側網制御装置４００と、センタサーバ３００などを含むものである。
【００１０】
メータ２００は、本実施の形態においては、水道やガスなどの利用量を測定する検針用の測定装置である。メータ２００は、測定結果として、これまでの使用量の累積値を表示するものである。以下の本実施の形態においては、メータ２００が水道メータである場合について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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