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公開番号
2025016982
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119837
出願日
2023-07-24
発明の名称
端末装置、方法、および集積回路
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
主分類
H04W
36/26 20090101AFI20250129BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】UEが条件付きハンドオーバ及び/又は条件付きPSCell追加/PSCell変更の際に対象セルの設定の有効性を判断する方法を提供する。
【解決手段】通信システムにおいて、UEが、第1の情報及び/又は第2の情報を基地局装置から受信する。第1の情報には、一つ又は複数のセルに関する情報要素が含まれ、セルに関する情報要素の夫々は、第1の識別子によって識別され、端末装置がそのセルに関する情報要素の有効性を判断するための情報が含まれ、第2の情報には、同期再設定のためのパラメータを含むRRC再設定情報要素が含まれる。UEはまた、第2の情報に第1の識別子が含まれるか否かを判断し、第1の識別子で示される有効なセルに関する情報要素を保持していると判断したことに基づいて、保持している第1の識別子で示されるセルに関する情報要素に従いPDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ及び/又はPHYレイヤの設定を行う。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
端末装置であって、
第1の情報、および/または第2の情報を基地局装置から受信する受信部と、
RRCレイヤの処理を行う処理部とを備え、
前記第1の情報には、一つまたは複数の、セルに関する情報要素が含まれ、前記セルに関する情報要素のそれぞれは第1の識別子によって識別され、
前記セルに関する情報要素のそれぞれには、前記端末装置がその前記セルに関する情報要素の有効性を判断するための情報が含まれ、
前記第2の情報には、同期再設定のための一部または全てのパラメータを含むRRC再設
定情報要素が含まれ、
前記処理部は、
前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれるか否かを判断し、
前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれる場合に、
前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持しているか否かを判断し、
前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持していると判断したことに基づいて、保持している前記第1の識別子で示される前記セルに関する情報要素に従いPDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、および/またはPHYレイヤの設定を行う
端末装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
端末装置に適用される方法であって、
第1の情報、および/または第2の情報を基地局装置から受信するステップと、
前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれるか否かを判断するステップと、
前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれる場合に、
前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持しているか否かを判断するステップと、
前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持していると判断したことに基づいて、保持している前記第1の識別子で示される前記セルに関する情報要素に従いPDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、および/またはPHYレイヤの設定を行うステップとを備え、
前記第1の情報には、一つまたは複数の、セルに関する情報要素が含まれ、前記セルに関する情報要素のそれぞれは第1の識別子によって識別され、
前記セルに関する情報要素のそれぞれには、前記端末装置がその前記セルに関する情報要素の有効性を判断するための情報が含まれ、
前記第2の情報には、同期再設定のための一部または全てのパラメータを含むRRC再設
定情報要素が含まれる
方法。
【請求項3】
端末装置に実装される集積回路であって、
第1の情報、および/または第2の情報を基地局装置から受信する機能と、
前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれるか否かを判断する機能と、
前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれる場合に、
前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持しているか否かを判断する機能と、
前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持していると判断したことに基づいて、保持している前記第1の識別子で示される前記セルに関する情報要素に従いPDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、および/またはPHYレイヤの設定を行う機能とを前記端末装置に発揮させ、
前記第1の情報には、一つまたは複数の、セルに関する情報要素が含まれ、前記セルに
関する情報要素のそれぞれは第1の識別子によって識別され、
前記セルに関する情報要素のそれぞれには、前記端末装置がその前記セルに関する情報要素の有効性を判断するための情報が含まれ、
前記第2の情報には、同期再設定のための一部または全てのパラメータを含むRRC再設
定情報要素が含まれる
集積回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、方法、および集積回路に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
セルラ移動通信システムの標準化プロジェクトである、第3世代パートナーシッププロ
ジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)において、無線アクセス、コア網
、サービス等を含む、セルラ移動通信システムの技術検討および規格策定が行われている。
【0003】
例えば、E-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)は、3GPPにおいて、第3.9世代および第4世代向けセルラ移動通信システム向け無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)として、技術検討および規格策定が開始された。現在も3GPPにおいて、E-UTRAの拡張技術の技術検討および規格策定が行われている。なお、E-UTRAは、Long Term
Evolution(LTE:登録商標)とも称し、拡張技術をLTE-Advanced(LTE-A)、LTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)と称することもある。
【0004】
また、NR(New Radio、またはNR Radio access)は、3GPPにおいて、第5世代(5th Generation:5G)向けセルラ移動通信システム向け無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)として、技術検討および規格策定が開始された。現在も3GPPにおいて、NRの拡張技術
の技術検討および規格策定が行われている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP TS 38.331 v17.0.0,"Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA);Radio Resource Control (RRC);Protocol specifications" pp70-116,pp218-223,pp316-1107
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
3GPPにおいて、NRの拡張技術として、セル全体のシグナリングオーバヘッドを削減するために、セル内の複数の端末装置に対して共通の設定を基地局装置が報知し、ハンドオーバの際にその設定を用いることが検討されているが、設定の詳細については検討されていない。
【0007】
本発明の一態様は、上記した事情に鑑みてなされたもので、通信制御を効率的に行うことができる端末装置、基地局装置、通信方法、集積回路を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様は、以下のような手段を講じた。すなわち本発明の一態様は、端末装置であって、第1の情報、および/または第2の情報を基地
局装置から受信する受信部と、RRCレイヤの処理を行う処理部とを備え、前記第1の情報
には、一つまたは複数の、セルに関する情報要素が含まれ、前記セルに関する情報要素のそれぞれは第1の識別子によって識別され、前記セルに関する情報要素のそれぞれには、前記端末装置がその前記セルに関する情報要素の有効性を判断するための情報が含まれ、前記第2の情報には、同期再設定のための一部または全てのパラメータを含むRRC再設定
情報要素が含まれ、前記処理部は、前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれるか否か
を判断し、前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれる場合に、前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持しているか否かを判断し、前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持していると判断したことに基づいて、保持している前記第1の識別子で示される前記セルに関する情報要素に従いPDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、および/またはPHYレイヤの設定を行う。
【0009】
また本発明の一態様は、端末装置に適用される方法であって、第1の情報、および/ま
たは第2の情報を基地局装置から受信するステップと、前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれるか否かを判断するステップと、前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれる場合に、前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持しているか否かを判断するステップと、前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持していると判断したことに基づいて、保持している前記第1の識別子で示される前記セルに関する情報要素に従いPDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、および/またはPHYレイヤの設定を行うステップとを備え、前記第1の情報には、一つまたは複数の、セルに関する情報要素が含まれ、前記セルに関する情報要素のそれぞれは第1の識別子によって識別され、前記セルに関する情報要素のそれぞれには、前記端末装置がその前記セルに関する情報要素の有効性を判断するための情報が含まれ、前記第2の情報には、同期再設定のための一部または全てのパラメータを含むRRC再設定情報要素が含まれる。
【0010】
また本発明の一態様は、端末装置に実装される集積回路であって、第1の情報、および/または第2の情報を基地局装置から受信する機能と、前記第2の情報に前記第1の識別
子が含まれるか否かを判断する機能と、前記第2の情報に前記第1の識別子が含まれる場合に、前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持しているか否かを判断する機能と、前記第1の識別子で示される有効な前記セルに関する情報要素を保持していると判断したことに基づいて、保持している前記第1の識別子で示される前記セルに関する情報要素に従いPDCPレイヤ、RLCレイヤ、MACレイヤ、および/またはPHYレイヤの設定を行う機能とを前記端末装置に発揮させ、前記第1の情報には、一つまたは複数の、セルに関する情報要素が含まれ、前記セルに関する情報要素のそれぞれは第1の識別子によって識別され、前記セルに関する情報要素のそれぞれには、前記端末装置がその前記セルに関する情報要素の有効性を判断するための情報が含まれ、前記第2の情報には、同期再設定のための一部または全てのパラメータを含むRRC再設定情報要素が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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