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公開番号2025030314
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135491
出願日2023-08-23
発明の名称電気機器
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G05F 1/45 20060101AFI20250228BHJP(制御;調整)
要約【課題】照明機器のちらつきの視認性の低下を図ることが可能な電気機器を実現する。
【解決手段】電気機器は、交流電圧が印加されるヒータと、交流電圧をゼロクロス制御する制御部と、を備えている。制御部は、オン期間とオフ期間との配列からなる長周期制御パターンを1周期として、長周期制御パターンが繰り返すように交流電圧を制御する。長周期制御パターンは、第1短周期パターンと第2短周期パターンとを含む。第1短周期パターンと第2短周期パターンとは、互いに異なるオン期間及びオフ期間の配列からなる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
交流電圧が印加されるヒータと、
前記ヒータに印加される前記交流電圧を、前記交流電圧の半周期単位でゼロクロス制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記ゼロクロス制御にて、前記ヒータに前記交流電圧が印加されるオン期間と、前記ヒータに交流電圧が印加されないオフ期間との配列からなる長周期制御パターンを1周期として、前記長周期制御パターンが繰り返すように前記交流電圧を制御し、
前記長周期制御パターンは、第1短周期パターンと第2短周期パターンとを含み、
前記第1短周期パターンと前記第2短周期パターンとは、互いに異なる前記オン期間及び前記オフ期間の配列からなることを特徴とする電気機器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記長周期制御パターンにて、前記第1短周期パターンと前記第2短周期パターンとの少なくとも一方が、複数回繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項3】
前記長周期制御パターンにて、前記第1短周期パターンと前記第2短周期パターンとの少なくとも一方が、間欠的に発生することを特徴とする請求項2に記載の電気機器。
【請求項4】
前記長周期制御パターンにて、前記第1短周期パターンと前記第2短周期パターンとの両方が、複数回繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の電気機器。
【請求項5】
前記長周期制御パターンにて、前記第1短周期パターンと前記第2短周期パターンとの両方が、間欠的に発生することを特徴とする請求項4に記載の電気機器。
【請求項6】
前記第1短周期パターンと前記第2短周期パターンとの少なくとも一方において、前記一方の全期間に対する前記オン期間の割合及び前記オフ期間の割合がいずれも20%以上80%以下であることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項7】
前記第1短周期パターンにおいて、前記第1短周期パターンの全期間に対する前記オン期間の割合及び前記オフ期間の割合がいずれも20%以上80%以下であり、
前記第2短周期パターンにおいて、前記第2短周期パターンの全期間に対する前記オン期間の割合及び前記オフ期間の割合がいずれも20%以上80%以下であることを特徴とする請求項6に記載の電気機器。
【請求項8】
前記長周期制御パターンにおいて、前記長周期制御パターンの全期間に対する前記オン期間の割合及び前記オフ期間の割合がいずれも20%以上80%以下であることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項9】
前記長周期制御パターンにて、前記第1短周期パターンと前記第2短周期パターンとは連続しており、前記第1短周期パターンと前記第2短周期パターンとの切り替わりの前後で、前記オン期間及び前記オフ期間がいずれも連続しないことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項10】
前記電気機器は、ドライヤー、加熱装置、又は印刷装置のいずれかであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の電気機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒータに印加される交流電圧を制御する電気機器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電力制御装置では、負荷に対する電力の供給方式として、ゼロクロス制御や位相制御が用いられている。例えば、特許文献1の電力制御装置では、ゼロクロス制御と位相制御とを併用して、交流電源から電力をヒータに供給するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-167702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ゼロクロス制御を用いた場合、交流電源をオン・オフする比率によっては、上記電力制御装置と共通する電力系統から電力を受ける照明機器において、視認できる程度の明るさのちらつき現象(フリッカー)が発生するおそれがあるという問題があった。
【0005】
一方、位相制御を用いた場合、上記ちらつき現象は発生しないものの、電磁ノイズの発生量が大きくなることから、電磁ノイズ対策用の部品を追加する必要があり、装置が大きくなるという問題があった。
【0006】
本発明の一態様は、照明機器のちらつきの視認性の低下を図ることが可能な電気機器を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電気機器は、交流電圧が印加されるヒータと、前記ヒータに印加される前記交流電圧を、前記交流電圧の半周期単位でゼロクロス制御する制御部と、を備えている。前記制御部は、前記ゼロクロス制御にて、前記ヒータに前記交流電圧が印加されるオン期間と、前記ヒータに交流電圧が印加されないオフ期間との配列からなる長周期制御パターンを1周期として、前記長周期制御パターンが繰り返すように前記交流電圧を制御する。前記長周期制御パターンは、第1短周期パターンと第2短周期パターンとを含む。前記第1短周期パターンと前記第2短周期パターンとは、互いに異なる前記オン期間及び前記オフ期間の配列からなる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、照明機器のちらつきの視認性の低下を図ることが可能な電気機器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態1に係るドライヤーの全体構成の一例を示す縦断面図である。
実施形態1に係るドライヤーの電気的構成の一例を示す回路図である。
実施形態1に係るドライヤーのヒータに印加される交流電圧の長周期制御パターンを示す図である。
実施形態1の比較例1に係る図3相当図である。
実施形態2に係るドライヤーのヒータに印加される交流電圧の長周期制御パターンを示す図である。
実施形態2の比較例2に係る図5相当図である。
実施形態3に係るドライヤーのヒータに印加される交流電圧の長周期制御パターンを示す図である。
実施形態3の比較例3に係る図7相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係るドライヤー1について、図1~図4を参照して説明する。
[ドライヤーの全体構成]
まず、ドライヤー1の全体構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、ドライヤー1の全体構成の一例を示す縦断面図である。ドライヤー1は、電気機器の一例であり、図1に示すように、ケーシング101を備えている。以下、説明の便宜上、図1の矢印に示されるように、ドライヤー1の上下方向を定義する。
(【0011】以降は省略されています)

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